JR東日本新潟支社は、新潟市のふるさと納税の返礼品に、電車の運転体験ができる特別プランを用意した。
制限時間内に車両基地の特定区間を何往復でも運転できる。同社が「運転し放題」の体験を返礼品として扱うのは初めてという。
運転体験は、新潟市東区石山の車両基地「新潟車両センター」で行う。新潟県内の通勤や通学などの近距離輸送に使われている「E129系」(2両編成)を使用し、1時間20分の間に約200メートル区間の線路を運転できるほか、運転士が通常業務で行う点呼も体験できる。運転台での操作などは、車両センターの職員や運転士がレクチャーする。
体験は6月25日に計2回。寄付額は15万円で、寄付者1人につき、中学生以上1人まで同行できる。応募は今月29日の午後0時半からで先着順。申し込みはJR東日本が運営するECサイト「JRE MALL ふるさと納税」から。
小川治彦支社長は26日の定例記者会見で「非常に希少な体験ができる。ふるさと納税額の増加に貢献したい」と話した。