海の中をフワフワと漂う大量の白い物体は、クラゲ。
27日午後2時ごろ、SNSに投稿された画像。場所は、東京湾。
取材班も現場へ…。
中央区立晴海臨海公園付近の東京湾。近くで見ると、クラゲが元気に泳いでいた。
白っぽいクラゲの中には、赤いクラゲも交じっていた。
カメラを近づけてみると、フワフワと泳ぐクラゲのスイミングが見られた。
東京湾岸エリアに突如、現れたクラゲ。近所の人も驚いていた。
近くに住む人「きょうの朝、通ったらすごかった。最近すごいですよ、クラゲ。きょうはすごく多い」
このクラゲの大量発生。専門家は、いくつかの原因が考えられるという。
黒潮生物研究所・戸篠祥主任研究員「おそらく、ミズクラゲというクラゲ。冬から春にかけて、クラゲの赤ちゃんが生まれる。ことしは、水温がいつもと違って、生まれる時期が早くて、湾にたくさん出てきたか」
通常は夏に大きくなるクラゲが、水温による影響で、早く成長してしまったという見方。
さらに…。
黒潮生物研究所・戸篠主任研究員「風や波によって、1カ所に吹き寄せられることがある」
水中を漂うクラゲが、風や波の影響で、たまたま東京湾の奥に集まってきたという可能性もあるという。