アイヌ施策担当を兼務する岡田直樹地方創生担当相は28日の記者会見で、オーストラリアの博物館が保管しているアイヌ民族の遺骨4体が日本に返還されると発表した。政府やアイヌ団体の関係者が5月2日に豪州に向けて出発。二つの博物館を訪問し、遺体の返還を受け、8日に北海道の新千歳空港に到着する。
「人間と認められず」研究材料に 樺太アイヌの遺骨、豪から初返還へ 4体の遺骨は1911~36年に東京帝国大の小金井良精名誉教授らを通じて豪州に渡り、現地の二つの博物館が保管してきた。 岡田氏は会見で「アイヌの方々のご遺骨が長きにわたり、その故郷を離れることになったことに対し、遺憾の意を表したい」と述べた。その上で「アイヌの方々のご遺骨の日本への帰還を果たしていく」と語った。【源馬のぞみ】
4体の遺骨は1911~36年に東京帝国大の小金井良精名誉教授らを通じて豪州に渡り、現地の二つの博物館が保管してきた。
岡田氏は会見で「アイヌの方々のご遺骨が長きにわたり、その故郷を離れることになったことに対し、遺憾の意を表したい」と述べた。その上で「アイヌの方々のご遺骨の日本への帰還を果たしていく」と語った。【源馬のぞみ】