「男女で過ごす場所に、なんでこんな仕掛けを…」総工費30億円超のヤバいラブホも…女性愛好家(26)が語る“昭和ラブホの実態” から続く
日本各地に残る昭和のラブホテルを巡っている、昭和ラブホ愛好家のゆななさん(26)。北海道から沖縄まで、全国100軒以上の昭和ラブホを1人で訪れるほどの偏愛ぶりだ。今年3月29日には、自身の“昭和ラブホ愛”を詰め込んだ著書『回転ベッドを追いかけて』も出版した。そんなゆななさんに、おすすめの昭和ラブホを10軒教えてもらった。(全3回の3回目/1回目から読む)
【画像多数】お風呂に金色のスケベ椅子、貝殻デザインのセクシーベッド、部屋にガチなスライダー…「映えすぎる昭和ラブホ」の写真を全て見る
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「『まさか北の果てにこんなところが!?』と感動してしまうくらいゴージャスなホテルです。特徴は、部屋全体にベルベット生地を使用している部屋が多数あること。
部屋全体にベルベット生地を使用している「HOTEL GREEN」(写真=ゆななさん提供)
扉を開けるとまず目に入ってくるのが、一面ベルベット生地の壁。そして奥には、鮮やかなブルーやレッドが印象的なベッドが置いてあります。このベッドにも、ベルベット生地を採用しているんです。
ベルベット生地は昭和ラブホの定番のひとつなのですが、ホコリが溜まりやすくお手入れが大変。 そのため、掃除が簡単な生地にリニューアルしたホテルが多いそうです。だからこそ、この『HOTEL GREEN』はとても貴重なんです! 大変なはずのお手入れもしっかり行き届いているから、快適な時間をすごせますよ」回転ベッド・馬車ベッド・貝殻ベッドが揃った「ホテルナポレオン」(青森県上北郡)「ここは、回転ベッド、馬車ベッド、貝殻ベッドの王道系ベッド3つが集まっているものすごく珍しいホテルです。 この3つが揃っていて、現役で営業している昭和ラブホはほとんどないと思います。 また、ベッドだけでなく浴室も面白い。写真では少し分かりづらいかもしれませんが、部屋のど真ん中に浴室スペースがあるんです! お風呂の周りを走り回れちゃいそう(笑)。どうしてこんな設計にしたのか、想像するだけでもめちゃくちゃ楽しいですよね」汽車型のベッドが動いて鏡張りの宇宙空間に移動する「バステル花」(福島県岩瀬郡)「このホテルには、汽車型のベッドが動いて、鏡張りの宇宙空間に移動するお部屋があります。現在80代のオーナーさんが自ら設計したそうです。情熱が感じられますよね。 ちなみに、当時『銀河鉄道999』が流行っていたことに影響されて作られたそうです。無数の豆電球をガラス張りに反射させ、宇宙空間を表現したとおっしゃっていました。 昭和ラブホには、前後に動くベッドがたくさんあります。でも、このホテルのように現役で動かせるものはほとんど残っていません!『バステル花』は、この部屋以外も面白いんです。それがこの畳の部屋。写真には写っていないんですけど、扇形の鏡があって。昔はベッド脇にあるパネルを操作して、その鏡を動かせたそうなんです。『なぜ鏡を動かそうと思ったの?』って感じですよね(笑)。バカバカしいというか、くだらないというか、そんなところに多額のお金をかけているところが好きでたまらない」高級インテリアに囲まれながら非日常感を味わえる「ホテルファミー」(千葉県千葉市)「元々はお父様が経営していて、今は『こんな価値のあるものを失ってはいけない』と息子さんが引き継いでオーナーになったホテルです。 このホテルは、とにかくゴージャス。どのお部屋も素敵なのですが、特に7階のお部屋には昭和ラブホならではのこだわりが詰められています! まず、お部屋自体がおどろくほど広く、高級インテリアに囲まれているので、非日常感を味わえること間違いなし。 それに、天井や壁が鏡張りのお部屋があったり、中華風、ヨーロッパ風、和風のお部屋があったり、種類も多いんですよね。 ちなみに外観がお城風なんですけど、わざわざ海外から運んできた石垣で作ったものだと聞いています。 内観も外観もこだわりぬかれているから、最近は撮影スポットとしても大人気。ドラマや映画の撮影にも使われているそうです」金色の浴槽と金色のスケベ椅子がある浴室が特徴的な「ニュー高瀬」(埼玉県秩父市)「回転ベッドといえば円形ベッドを想像しますが、この部屋は長方形のベッドが台座に乗っていて、台座ごと回転するんです。これはなかなか珍しい。お部屋は広いし、大きめの窓もあるから開放感もすごい。ニュー高瀬でイチオシの部屋です。 また、浴室も特徴的。金色の浴槽に、金色のスケベ椅子があるんですよ。しかも、2人で一緒に入るのは難しいほどの狭さ。『せっかく広いお部屋なのに、どうしてお風呂はこんなに小さくしちゃったの?』って感じですよね。 あと、回転ベッド以外のお部屋も良いんですよ。頭上と足元のデザインが『くるん』となったおしゃれなベッドが置いてあるんですけど、寝てみるとそのデザインのせいで目元が隠れるから、電気をつけてもめちゃくちゃ暗い(笑)。 しかもこの部屋、メゾネットタイプなんですよ。下の階にソファがあって、階段を登るとこのベッドがある。どうせ片方の部屋でしか過ごさないのに、なぜわざわざ階段をつけてまで部屋を分けたんですかね……。 見た目や面白さが優先されて、実用性が後回しになっているのが昭和ラブホっぽくて大好きです」全面鏡張りの部屋にある回転ベッドのインパクトがすごい「香芝アイネ」(奈良県香芝市)「アイネは全国にあるラブホテルのチェーン店です。その中でも私のおすすめはふたつあります。そのひとつが、奈良県香芝市にある香芝アイネ。 天井も壁も全面鏡張りの部屋の中に回転ベッドがある、とにかく見た目のインパクトがすごいホテル。 最近は鏡が目張りされてしまったホテルが多いので、ここはかなり貴重です!」近未来を表現した部屋のギラギラ感に圧倒される「五條アイネ」(奈良県五條市)「『アイネ』グループの中でもうひとつのおすすめが、同じく奈良県にある五條アイネ。ここには昭和ラブホらしいギラギラなお部屋があるんです。 壁に“NASA”って書かれているので、おそらく宇宙とか近未来を表現しているのだと思います。 NASAとは別のお部屋になるのですが、浴槽が“貝殻”の部屋もあります。写真だと分かりづらいかもしれませんが、実際にはめちゃくちゃ広くてびっくりしますよ! ただ、深さがあまりなくて……。半身浴しかできないから、冬は『寒い』ってクレームが多いそうです。だからか、写真には写ってないのですが、普通のよくあるバスタブも設置されてました。 貝殻バスタブは、しっかり温まりたいならお風呂に寝そべらなきゃいけない。ここも昭和ラブホらしく、実用性より見た目重視ですね(笑)」部屋にガチめなウォータースライダーとプールがある「ホテルクロノス」(京都府京都市)「このホテルはとにかく豪華で広い。そして、『なぜラブホテルにこんなものが!?』ってびっくりするようなものを置いているんです。 たとえば、ウォータースライダー。写真のとおり、部屋にガチめなスライダーとプールがついているんですけど、これとは別にちゃんとお風呂もあるんですよ。さらに、水着のレンタルもできるんです! 他にも、テニスコートがある部屋やメリーゴーランドがある部屋、ナゾの等身大ラクダの置物がある部屋など、どうしてこんな内装にしたのか気になるお部屋ばかり。 ちなみにここは以前、『シャルマン』という名前で営業していたのですが、それを今の運営会社が買い取って、昭和ラブホの古き良き内装を残しつつ、『クロノス』として少しずつリニューアルしているんです。『クロノス』という名前は、ギリシャ語の『クロノスタシス』という言葉から取ったらしくて。なんでも、『アナログ時計を見たあと、秒針の動きが遅く感じる現象』を指す言葉なんだとか。その名前のとおり、ここに入るとなんだか懐かしいような、時の流れが止まったような、不思議な感覚になるんですよ」お金を入れると前後に動く“ナゾの椅子”が…「夢の国」(広島県廿日市市)「もともと閉店予定だったホテルを『こんな面白いホテルを失いたくない』と現オーナーさんが買い取ったそうです。 名前のとおり、『夢の国』のようなホテルで。たとえば、このホテルにも部屋の中にウォータースライダーがあるんです! しかも角度が急でめちゃくちゃスピードが出る。ファンシーな見た目とは裏腹に、かなり怖いんですよ。 他にも、サウナがあったり、変わった形のベッドが置いてあったり、らくがき帳がおいてあったり。 あと、2人で向かい合って座る椅子があって、お金を入れると前後に動くんですよ。 もともとは、病気などで下半身がうまく動かせない人のために作られたものらしいのですが、結構動きが早い……。気になる方は、ぜひ自分の目で確かめてみてください(笑)」恐竜モチーフの部屋が面白いゴージャス系のホテル「ホテル YOU2」(沖縄県那覇市)「最後に紹介するのは、那覇市の『波の上ビーチ』の近くにあるゴージャス系の昭和ラブホです。回転はしないのですが、昭和ラブホでよく見かける円形ベッドが置いてあります。 このホテルは、バブル期を中心に全国1600棟以上のラブホテルを設計した、亜美伊新さんが設計しています。亜美伊さんは、ラブホ界のウォルト・ディズニーとも呼ばれるすごい方なんです。 回転ベッドや鏡張りの天井といった昭和ラブホの定番は、亜美伊さんが生み出したんですよ! 先ほど紹介した『香芝アイネ』や『五條アイネ』の設計にも関わっているんです。 このホテルの面白いところは、恐竜モチーフのお部屋があるところ。たとえば、同じ竜でも竜宮城モチーフとかならなんとなく分かるんですよ。でも、『ラブホで恐竜モチーフってなぜ?』って思いますよね。私には絶対に出ない発想です(笑)。 亜美伊さんは、自分の好きなものとか、時事ネタをコンセプトにしたお部屋を作ることでも有名な方で。そのとき話題の破局した有名人をモチーフに部屋を作ったり、好きな野球チームの部屋を作ったりしているので、この恐竜のお部屋も、そのスタンスで設計されたのだと思います」(仲 奈々)
ベルベット生地は昭和ラブホの定番のひとつなのですが、ホコリが溜まりやすくお手入れが大変。
そのため、掃除が簡単な生地にリニューアルしたホテルが多いそうです。だからこそ、この『HOTEL GREEN』はとても貴重なんです! 大変なはずのお手入れもしっかり行き届いているから、快適な時間をすごせますよ」回転ベッド・馬車ベッド・貝殻ベッドが揃った「ホテルナポレオン」(青森県上北郡)「ここは、回転ベッド、馬車ベッド、貝殻ベッドの王道系ベッド3つが集まっているものすごく珍しいホテルです。 この3つが揃っていて、現役で営業している昭和ラブホはほとんどないと思います。 また、ベッドだけでなく浴室も面白い。写真では少し分かりづらいかもしれませんが、部屋のど真ん中に浴室スペースがあるんです! お風呂の周りを走り回れちゃいそう(笑)。どうしてこんな設計にしたのか、想像するだけでもめちゃくちゃ楽しいですよね」汽車型のベッドが動いて鏡張りの宇宙空間に移動する「バステル花」(福島県岩瀬郡)「このホテルには、汽車型のベッドが動いて、鏡張りの宇宙空間に移動するお部屋があります。現在80代のオーナーさんが自ら設計したそうです。情熱が感じられますよね。 ちなみに、当時『銀河鉄道999』が流行っていたことに影響されて作られたそうです。無数の豆電球をガラス張りに反射させ、宇宙空間を表現したとおっしゃっていました。 昭和ラブホには、前後に動くベッドがたくさんあります。でも、このホテルのように現役で動かせるものはほとんど残っていません!『バステル花』は、この部屋以外も面白いんです。それがこの畳の部屋。写真には写っていないんですけど、扇形の鏡があって。昔はベッド脇にあるパネルを操作して、その鏡を動かせたそうなんです。『なぜ鏡を動かそうと思ったの?』って感じですよね(笑)。バカバカしいというか、くだらないというか、そんなところに多額のお金をかけているところが好きでたまらない」高級インテリアに囲まれながら非日常感を味わえる「ホテルファミー」(千葉県千葉市)「元々はお父様が経営していて、今は『こんな価値のあるものを失ってはいけない』と息子さんが引き継いでオーナーになったホテルです。 このホテルは、とにかくゴージャス。どのお部屋も素敵なのですが、特に7階のお部屋には昭和ラブホならではのこだわりが詰められています! まず、お部屋自体がおどろくほど広く、高級インテリアに囲まれているので、非日常感を味わえること間違いなし。 それに、天井や壁が鏡張りのお部屋があったり、中華風、ヨーロッパ風、和風のお部屋があったり、種類も多いんですよね。 ちなみに外観がお城風なんですけど、わざわざ海外から運んできた石垣で作ったものだと聞いています。 内観も外観もこだわりぬかれているから、最近は撮影スポットとしても大人気。ドラマや映画の撮影にも使われているそうです」金色の浴槽と金色のスケベ椅子がある浴室が特徴的な「ニュー高瀬」(埼玉県秩父市)「回転ベッドといえば円形ベッドを想像しますが、この部屋は長方形のベッドが台座に乗っていて、台座ごと回転するんです。これはなかなか珍しい。お部屋は広いし、大きめの窓もあるから開放感もすごい。ニュー高瀬でイチオシの部屋です。 また、浴室も特徴的。金色の浴槽に、金色のスケベ椅子があるんですよ。しかも、2人で一緒に入るのは難しいほどの狭さ。『せっかく広いお部屋なのに、どうしてお風呂はこんなに小さくしちゃったの?』って感じですよね。 あと、回転ベッド以外のお部屋も良いんですよ。頭上と足元のデザインが『くるん』となったおしゃれなベッドが置いてあるんですけど、寝てみるとそのデザインのせいで目元が隠れるから、電気をつけてもめちゃくちゃ暗い(笑)。 しかもこの部屋、メゾネットタイプなんですよ。下の階にソファがあって、階段を登るとこのベッドがある。どうせ片方の部屋でしか過ごさないのに、なぜわざわざ階段をつけてまで部屋を分けたんですかね……。 見た目や面白さが優先されて、実用性が後回しになっているのが昭和ラブホっぽくて大好きです」全面鏡張りの部屋にある回転ベッドのインパクトがすごい「香芝アイネ」(奈良県香芝市)「アイネは全国にあるラブホテルのチェーン店です。その中でも私のおすすめはふたつあります。そのひとつが、奈良県香芝市にある香芝アイネ。 天井も壁も全面鏡張りの部屋の中に回転ベッドがある、とにかく見た目のインパクトがすごいホテル。 最近は鏡が目張りされてしまったホテルが多いので、ここはかなり貴重です!」近未来を表現した部屋のギラギラ感に圧倒される「五條アイネ」(奈良県五條市)「『アイネ』グループの中でもうひとつのおすすめが、同じく奈良県にある五條アイネ。ここには昭和ラブホらしいギラギラなお部屋があるんです。 壁に“NASA”って書かれているので、おそらく宇宙とか近未来を表現しているのだと思います。 NASAとは別のお部屋になるのですが、浴槽が“貝殻”の部屋もあります。写真だと分かりづらいかもしれませんが、実際にはめちゃくちゃ広くてびっくりしますよ! ただ、深さがあまりなくて……。半身浴しかできないから、冬は『寒い』ってクレームが多いそうです。だからか、写真には写ってないのですが、普通のよくあるバスタブも設置されてました。 貝殻バスタブは、しっかり温まりたいならお風呂に寝そべらなきゃいけない。ここも昭和ラブホらしく、実用性より見た目重視ですね(笑)」部屋にガチめなウォータースライダーとプールがある「ホテルクロノス」(京都府京都市)「このホテルはとにかく豪華で広い。そして、『なぜラブホテルにこんなものが!?』ってびっくりするようなものを置いているんです。 たとえば、ウォータースライダー。写真のとおり、部屋にガチめなスライダーとプールがついているんですけど、これとは別にちゃんとお風呂もあるんですよ。さらに、水着のレンタルもできるんです! 他にも、テニスコートがある部屋やメリーゴーランドがある部屋、ナゾの等身大ラクダの置物がある部屋など、どうしてこんな内装にしたのか気になるお部屋ばかり。 ちなみにここは以前、『シャルマン』という名前で営業していたのですが、それを今の運営会社が買い取って、昭和ラブホの古き良き内装を残しつつ、『クロノス』として少しずつリニューアルしているんです。『クロノス』という名前は、ギリシャ語の『クロノスタシス』という言葉から取ったらしくて。なんでも、『アナログ時計を見たあと、秒針の動きが遅く感じる現象』を指す言葉なんだとか。その名前のとおり、ここに入るとなんだか懐かしいような、時の流れが止まったような、不思議な感覚になるんですよ」お金を入れると前後に動く“ナゾの椅子”が…「夢の国」(広島県廿日市市)「もともと閉店予定だったホテルを『こんな面白いホテルを失いたくない』と現オーナーさんが買い取ったそうです。 名前のとおり、『夢の国』のようなホテルで。たとえば、このホテルにも部屋の中にウォータースライダーがあるんです! しかも角度が急でめちゃくちゃスピードが出る。ファンシーな見た目とは裏腹に、かなり怖いんですよ。 他にも、サウナがあったり、変わった形のベッドが置いてあったり、らくがき帳がおいてあったり。 あと、2人で向かい合って座る椅子があって、お金を入れると前後に動くんですよ。 もともとは、病気などで下半身がうまく動かせない人のために作られたものらしいのですが、結構動きが早い……。気になる方は、ぜひ自分の目で確かめてみてください(笑)」恐竜モチーフの部屋が面白いゴージャス系のホテル「ホテル YOU2」(沖縄県那覇市)「最後に紹介するのは、那覇市の『波の上ビーチ』の近くにあるゴージャス系の昭和ラブホです。回転はしないのですが、昭和ラブホでよく見かける円形ベッドが置いてあります。 このホテルは、バブル期を中心に全国1600棟以上のラブホテルを設計した、亜美伊新さんが設計しています。亜美伊さんは、ラブホ界のウォルト・ディズニーとも呼ばれるすごい方なんです。 回転ベッドや鏡張りの天井といった昭和ラブホの定番は、亜美伊さんが生み出したんですよ! 先ほど紹介した『香芝アイネ』や『五條アイネ』の設計にも関わっているんです。 このホテルの面白いところは、恐竜モチーフのお部屋があるところ。たとえば、同じ竜でも竜宮城モチーフとかならなんとなく分かるんですよ。でも、『ラブホで恐竜モチーフってなぜ?』って思いますよね。私には絶対に出ない発想です(笑)。 亜美伊さんは、自分の好きなものとか、時事ネタをコンセプトにしたお部屋を作ることでも有名な方で。そのとき話題の破局した有名人をモチーフに部屋を作ったり、好きな野球チームの部屋を作ったりしているので、この恐竜のお部屋も、そのスタンスで設計されたのだと思います」(仲 奈々)
そのため、掃除が簡単な生地にリニューアルしたホテルが多いそうです。だからこそ、この『HOTEL GREEN』はとても貴重なんです! 大変なはずのお手入れもしっかり行き届いているから、快適な時間をすごせますよ」
「ここは、回転ベッド、馬車ベッド、貝殻ベッドの王道系ベッド3つが集まっているものすごく珍しいホテルです。
この3つが揃っていて、現役で営業している昭和ラブホはほとんどないと思います。 また、ベッドだけでなく浴室も面白い。写真では少し分かりづらいかもしれませんが、部屋のど真ん中に浴室スペースがあるんです! お風呂の周りを走り回れちゃいそう(笑)。どうしてこんな設計にしたのか、想像するだけでもめちゃくちゃ楽しいですよね」汽車型のベッドが動いて鏡張りの宇宙空間に移動する「バステル花」(福島県岩瀬郡)「このホテルには、汽車型のベッドが動いて、鏡張りの宇宙空間に移動するお部屋があります。現在80代のオーナーさんが自ら設計したそうです。情熱が感じられますよね。 ちなみに、当時『銀河鉄道999』が流行っていたことに影響されて作られたそうです。無数の豆電球をガラス張りに反射させ、宇宙空間を表現したとおっしゃっていました。 昭和ラブホには、前後に動くベッドがたくさんあります。でも、このホテルのように現役で動かせるものはほとんど残っていません!『バステル花』は、この部屋以外も面白いんです。それがこの畳の部屋。写真には写っていないんですけど、扇形の鏡があって。昔はベッド脇にあるパネルを操作して、その鏡を動かせたそうなんです。『なぜ鏡を動かそうと思ったの?』って感じですよね(笑)。バカバカしいというか、くだらないというか、そんなところに多額のお金をかけているところが好きでたまらない」高級インテリアに囲まれながら非日常感を味わえる「ホテルファミー」(千葉県千葉市)「元々はお父様が経営していて、今は『こんな価値のあるものを失ってはいけない』と息子さんが引き継いでオーナーになったホテルです。 このホテルは、とにかくゴージャス。どのお部屋も素敵なのですが、特に7階のお部屋には昭和ラブホならではのこだわりが詰められています! まず、お部屋自体がおどろくほど広く、高級インテリアに囲まれているので、非日常感を味わえること間違いなし。 それに、天井や壁が鏡張りのお部屋があったり、中華風、ヨーロッパ風、和風のお部屋があったり、種類も多いんですよね。 ちなみに外観がお城風なんですけど、わざわざ海外から運んできた石垣で作ったものだと聞いています。 内観も外観もこだわりぬかれているから、最近は撮影スポットとしても大人気。ドラマや映画の撮影にも使われているそうです」金色の浴槽と金色のスケベ椅子がある浴室が特徴的な「ニュー高瀬」(埼玉県秩父市)「回転ベッドといえば円形ベッドを想像しますが、この部屋は長方形のベッドが台座に乗っていて、台座ごと回転するんです。これはなかなか珍しい。お部屋は広いし、大きめの窓もあるから開放感もすごい。ニュー高瀬でイチオシの部屋です。 また、浴室も特徴的。金色の浴槽に、金色のスケベ椅子があるんですよ。しかも、2人で一緒に入るのは難しいほどの狭さ。『せっかく広いお部屋なのに、どうしてお風呂はこんなに小さくしちゃったの?』って感じですよね。 あと、回転ベッド以外のお部屋も良いんですよ。頭上と足元のデザインが『くるん』となったおしゃれなベッドが置いてあるんですけど、寝てみるとそのデザインのせいで目元が隠れるから、電気をつけてもめちゃくちゃ暗い(笑)。 しかもこの部屋、メゾネットタイプなんですよ。下の階にソファがあって、階段を登るとこのベッドがある。どうせ片方の部屋でしか過ごさないのに、なぜわざわざ階段をつけてまで部屋を分けたんですかね……。 見た目や面白さが優先されて、実用性が後回しになっているのが昭和ラブホっぽくて大好きです」全面鏡張りの部屋にある回転ベッドのインパクトがすごい「香芝アイネ」(奈良県香芝市)「アイネは全国にあるラブホテルのチェーン店です。その中でも私のおすすめはふたつあります。そのひとつが、奈良県香芝市にある香芝アイネ。 天井も壁も全面鏡張りの部屋の中に回転ベッドがある、とにかく見た目のインパクトがすごいホテル。 最近は鏡が目張りされてしまったホテルが多いので、ここはかなり貴重です!」近未来を表現した部屋のギラギラ感に圧倒される「五條アイネ」(奈良県五條市)「『アイネ』グループの中でもうひとつのおすすめが、同じく奈良県にある五條アイネ。ここには昭和ラブホらしいギラギラなお部屋があるんです。 壁に“NASA”って書かれているので、おそらく宇宙とか近未来を表現しているのだと思います。 NASAとは別のお部屋になるのですが、浴槽が“貝殻”の部屋もあります。写真だと分かりづらいかもしれませんが、実際にはめちゃくちゃ広くてびっくりしますよ! ただ、深さがあまりなくて……。半身浴しかできないから、冬は『寒い』ってクレームが多いそうです。だからか、写真には写ってないのですが、普通のよくあるバスタブも設置されてました。 貝殻バスタブは、しっかり温まりたいならお風呂に寝そべらなきゃいけない。ここも昭和ラブホらしく、実用性より見た目重視ですね(笑)」部屋にガチめなウォータースライダーとプールがある「ホテルクロノス」(京都府京都市)「このホテルはとにかく豪華で広い。そして、『なぜラブホテルにこんなものが!?』ってびっくりするようなものを置いているんです。 たとえば、ウォータースライダー。写真のとおり、部屋にガチめなスライダーとプールがついているんですけど、これとは別にちゃんとお風呂もあるんですよ。さらに、水着のレンタルもできるんです! 他にも、テニスコートがある部屋やメリーゴーランドがある部屋、ナゾの等身大ラクダの置物がある部屋など、どうしてこんな内装にしたのか気になるお部屋ばかり。 ちなみにここは以前、『シャルマン』という名前で営業していたのですが、それを今の運営会社が買い取って、昭和ラブホの古き良き内装を残しつつ、『クロノス』として少しずつリニューアルしているんです。『クロノス』という名前は、ギリシャ語の『クロノスタシス』という言葉から取ったらしくて。なんでも、『アナログ時計を見たあと、秒針の動きが遅く感じる現象』を指す言葉なんだとか。その名前のとおり、ここに入るとなんだか懐かしいような、時の流れが止まったような、不思議な感覚になるんですよ」お金を入れると前後に動く“ナゾの椅子”が…「夢の国」(広島県廿日市市)「もともと閉店予定だったホテルを『こんな面白いホテルを失いたくない』と現オーナーさんが買い取ったそうです。 名前のとおり、『夢の国』のようなホテルで。たとえば、このホテルにも部屋の中にウォータースライダーがあるんです! しかも角度が急でめちゃくちゃスピードが出る。ファンシーな見た目とは裏腹に、かなり怖いんですよ。 他にも、サウナがあったり、変わった形のベッドが置いてあったり、らくがき帳がおいてあったり。 あと、2人で向かい合って座る椅子があって、お金を入れると前後に動くんですよ。 もともとは、病気などで下半身がうまく動かせない人のために作られたものらしいのですが、結構動きが早い……。気になる方は、ぜひ自分の目で確かめてみてください(笑)」恐竜モチーフの部屋が面白いゴージャス系のホテル「ホテル YOU2」(沖縄県那覇市)「最後に紹介するのは、那覇市の『波の上ビーチ』の近くにあるゴージャス系の昭和ラブホです。回転はしないのですが、昭和ラブホでよく見かける円形ベッドが置いてあります。 このホテルは、バブル期を中心に全国1600棟以上のラブホテルを設計した、亜美伊新さんが設計しています。亜美伊さんは、ラブホ界のウォルト・ディズニーとも呼ばれるすごい方なんです。 回転ベッドや鏡張りの天井といった昭和ラブホの定番は、亜美伊さんが生み出したんですよ! 先ほど紹介した『香芝アイネ』や『五條アイネ』の設計にも関わっているんです。 このホテルの面白いところは、恐竜モチーフのお部屋があるところ。たとえば、同じ竜でも竜宮城モチーフとかならなんとなく分かるんですよ。でも、『ラブホで恐竜モチーフってなぜ?』って思いますよね。私には絶対に出ない発想です(笑)。 亜美伊さんは、自分の好きなものとか、時事ネタをコンセプトにしたお部屋を作ることでも有名な方で。そのとき話題の破局した有名人をモチーフに部屋を作ったり、好きな野球チームの部屋を作ったりしているので、この恐竜のお部屋も、そのスタンスで設計されたのだと思います」(仲 奈々)
この3つが揃っていて、現役で営業している昭和ラブホはほとんどないと思います。
また、ベッドだけでなく浴室も面白い。写真では少し分かりづらいかもしれませんが、部屋のど真ん中に浴室スペースがあるんです! お風呂の周りを走り回れちゃいそう(笑)。どうしてこんな設計にしたのか、想像するだけでもめちゃくちゃ楽しいですよね」汽車型のベッドが動いて鏡張りの宇宙空間に移動する「バステル花」(福島県岩瀬郡)「このホテルには、汽車型のベッドが動いて、鏡張りの宇宙空間に移動するお部屋があります。現在80代のオーナーさんが自ら設計したそうです。情熱が感じられますよね。 ちなみに、当時『銀河鉄道999』が流行っていたことに影響されて作られたそうです。無数の豆電球をガラス張りに反射させ、宇宙空間を表現したとおっしゃっていました。 昭和ラブホには、前後に動くベッドがたくさんあります。でも、このホテルのように現役で動かせるものはほとんど残っていません!『バステル花』は、この部屋以外も面白いんです。それがこの畳の部屋。写真には写っていないんですけど、扇形の鏡があって。昔はベッド脇にあるパネルを操作して、その鏡を動かせたそうなんです。『なぜ鏡を動かそうと思ったの?』って感じですよね(笑)。バカバカしいというか、くだらないというか、そんなところに多額のお金をかけているところが好きでたまらない」高級インテリアに囲まれながら非日常感を味わえる「ホテルファミー」(千葉県千葉市)「元々はお父様が経営していて、今は『こんな価値のあるものを失ってはいけない』と息子さんが引き継いでオーナーになったホテルです。 このホテルは、とにかくゴージャス。どのお部屋も素敵なのですが、特に7階のお部屋には昭和ラブホならではのこだわりが詰められています! まず、お部屋自体がおどろくほど広く、高級インテリアに囲まれているので、非日常感を味わえること間違いなし。 それに、天井や壁が鏡張りのお部屋があったり、中華風、ヨーロッパ風、和風のお部屋があったり、種類も多いんですよね。 ちなみに外観がお城風なんですけど、わざわざ海外から運んできた石垣で作ったものだと聞いています。 内観も外観もこだわりぬかれているから、最近は撮影スポットとしても大人気。ドラマや映画の撮影にも使われているそうです」金色の浴槽と金色のスケベ椅子がある浴室が特徴的な「ニュー高瀬」(埼玉県秩父市)「回転ベッドといえば円形ベッドを想像しますが、この部屋は長方形のベッドが台座に乗っていて、台座ごと回転するんです。これはなかなか珍しい。お部屋は広いし、大きめの窓もあるから開放感もすごい。ニュー高瀬でイチオシの部屋です。 また、浴室も特徴的。金色の浴槽に、金色のスケベ椅子があるんですよ。しかも、2人で一緒に入るのは難しいほどの狭さ。『せっかく広いお部屋なのに、どうしてお風呂はこんなに小さくしちゃったの?』って感じですよね。 あと、回転ベッド以外のお部屋も良いんですよ。頭上と足元のデザインが『くるん』となったおしゃれなベッドが置いてあるんですけど、寝てみるとそのデザインのせいで目元が隠れるから、電気をつけてもめちゃくちゃ暗い(笑)。 しかもこの部屋、メゾネットタイプなんですよ。下の階にソファがあって、階段を登るとこのベッドがある。どうせ片方の部屋でしか過ごさないのに、なぜわざわざ階段をつけてまで部屋を分けたんですかね……。 見た目や面白さが優先されて、実用性が後回しになっているのが昭和ラブホっぽくて大好きです」全面鏡張りの部屋にある回転ベッドのインパクトがすごい「香芝アイネ」(奈良県香芝市)「アイネは全国にあるラブホテルのチェーン店です。その中でも私のおすすめはふたつあります。そのひとつが、奈良県香芝市にある香芝アイネ。 天井も壁も全面鏡張りの部屋の中に回転ベッドがある、とにかく見た目のインパクトがすごいホテル。 最近は鏡が目張りされてしまったホテルが多いので、ここはかなり貴重です!」近未来を表現した部屋のギラギラ感に圧倒される「五條アイネ」(奈良県五條市)「『アイネ』グループの中でもうひとつのおすすめが、同じく奈良県にある五條アイネ。ここには昭和ラブホらしいギラギラなお部屋があるんです。 壁に“NASA”って書かれているので、おそらく宇宙とか近未来を表現しているのだと思います。 NASAとは別のお部屋になるのですが、浴槽が“貝殻”の部屋もあります。写真だと分かりづらいかもしれませんが、実際にはめちゃくちゃ広くてびっくりしますよ! ただ、深さがあまりなくて……。半身浴しかできないから、冬は『寒い』ってクレームが多いそうです。だからか、写真には写ってないのですが、普通のよくあるバスタブも設置されてました。 貝殻バスタブは、しっかり温まりたいならお風呂に寝そべらなきゃいけない。ここも昭和ラブホらしく、実用性より見た目重視ですね(笑)」部屋にガチめなウォータースライダーとプールがある「ホテルクロノス」(京都府京都市)「このホテルはとにかく豪華で広い。そして、『なぜラブホテルにこんなものが!?』ってびっくりするようなものを置いているんです。 たとえば、ウォータースライダー。写真のとおり、部屋にガチめなスライダーとプールがついているんですけど、これとは別にちゃんとお風呂もあるんですよ。さらに、水着のレンタルもできるんです! 他にも、テニスコートがある部屋やメリーゴーランドがある部屋、ナゾの等身大ラクダの置物がある部屋など、どうしてこんな内装にしたのか気になるお部屋ばかり。 ちなみにここは以前、『シャルマン』という名前で営業していたのですが、それを今の運営会社が買い取って、昭和ラブホの古き良き内装を残しつつ、『クロノス』として少しずつリニューアルしているんです。『クロノス』という名前は、ギリシャ語の『クロノスタシス』という言葉から取ったらしくて。なんでも、『アナログ時計を見たあと、秒針の動きが遅く感じる現象』を指す言葉なんだとか。その名前のとおり、ここに入るとなんだか懐かしいような、時の流れが止まったような、不思議な感覚になるんですよ」お金を入れると前後に動く“ナゾの椅子”が…「夢の国」(広島県廿日市市)「もともと閉店予定だったホテルを『こんな面白いホテルを失いたくない』と現オーナーさんが買い取ったそうです。 名前のとおり、『夢の国』のようなホテルで。たとえば、このホテルにも部屋の中にウォータースライダーがあるんです! しかも角度が急でめちゃくちゃスピードが出る。ファンシーな見た目とは裏腹に、かなり怖いんですよ。 他にも、サウナがあったり、変わった形のベッドが置いてあったり、らくがき帳がおいてあったり。 あと、2人で向かい合って座る椅子があって、お金を入れると前後に動くんですよ。 もともとは、病気などで下半身がうまく動かせない人のために作られたものらしいのですが、結構動きが早い……。気になる方は、ぜひ自分の目で確かめてみてください(笑)」恐竜モチーフの部屋が面白いゴージャス系のホテル「ホテル YOU2」(沖縄県那覇市)「最後に紹介するのは、那覇市の『波の上ビーチ』の近くにあるゴージャス系の昭和ラブホです。回転はしないのですが、昭和ラブホでよく見かける円形ベッドが置いてあります。 このホテルは、バブル期を中心に全国1600棟以上のラブホテルを設計した、亜美伊新さんが設計しています。亜美伊さんは、ラブホ界のウォルト・ディズニーとも呼ばれるすごい方なんです。 回転ベッドや鏡張りの天井といった昭和ラブホの定番は、亜美伊さんが生み出したんですよ! 先ほど紹介した『香芝アイネ』や『五條アイネ』の設計にも関わっているんです。 このホテルの面白いところは、恐竜モチーフのお部屋があるところ。たとえば、同じ竜でも竜宮城モチーフとかならなんとなく分かるんですよ。でも、『ラブホで恐竜モチーフってなぜ?』って思いますよね。私には絶対に出ない発想です(笑)。 亜美伊さんは、自分の好きなものとか、時事ネタをコンセプトにしたお部屋を作ることでも有名な方で。そのとき話題の破局した有名人をモチーフに部屋を作ったり、好きな野球チームの部屋を作ったりしているので、この恐竜のお部屋も、そのスタンスで設計されたのだと思います」(仲 奈々)
また、ベッドだけでなく浴室も面白い。写真では少し分かりづらいかもしれませんが、部屋のど真ん中に浴室スペースがあるんです! お風呂の周りを走り回れちゃいそう(笑)。どうしてこんな設計にしたのか、想像するだけでもめちゃくちゃ楽しいですよね」汽車型のベッドが動いて鏡張りの宇宙空間に移動する「バステル花」(福島県岩瀬郡)「このホテルには、汽車型のベッドが動いて、鏡張りの宇宙空間に移動するお部屋があります。現在80代のオーナーさんが自ら設計したそうです。情熱が感じられますよね。 ちなみに、当時『銀河鉄道999』が流行っていたことに影響されて作られたそうです。無数の豆電球をガラス張りに反射させ、宇宙空間を表現したとおっしゃっていました。 昭和ラブホには、前後に動くベッドがたくさんあります。でも、このホテルのように現役で動かせるものはほとんど残っていません!『バステル花』は、この部屋以外も面白いんです。それがこの畳の部屋。写真には写っていないんですけど、扇形の鏡があって。昔はベッド脇にあるパネルを操作して、その鏡を動かせたそうなんです。『なぜ鏡を動かそうと思ったの?』って感じですよね(笑)。バカバカしいというか、くだらないというか、そんなところに多額のお金をかけているところが好きでたまらない」高級インテリアに囲まれながら非日常感を味わえる「ホテルファミー」(千葉県千葉市)「元々はお父様が経営していて、今は『こんな価値のあるものを失ってはいけない』と息子さんが引き継いでオーナーになったホテルです。 このホテルは、とにかくゴージャス。どのお部屋も素敵なのですが、特に7階のお部屋には昭和ラブホならではのこだわりが詰められています! まず、お部屋自体がおどろくほど広く、高級インテリアに囲まれているので、非日常感を味わえること間違いなし。 それに、天井や壁が鏡張りのお部屋があったり、中華風、ヨーロッパ風、和風のお部屋があったり、種類も多いんですよね。 ちなみに外観がお城風なんですけど、わざわざ海外から運んできた石垣で作ったものだと聞いています。 内観も外観もこだわりぬかれているから、最近は撮影スポットとしても大人気。ドラマや映画の撮影にも使われているそうです」金色の浴槽と金色のスケベ椅子がある浴室が特徴的な「ニュー高瀬」(埼玉県秩父市)「回転ベッドといえば円形ベッドを想像しますが、この部屋は長方形のベッドが台座に乗っていて、台座ごと回転するんです。これはなかなか珍しい。お部屋は広いし、大きめの窓もあるから開放感もすごい。ニュー高瀬でイチオシの部屋です。 また、浴室も特徴的。金色の浴槽に、金色のスケベ椅子があるんですよ。しかも、2人で一緒に入るのは難しいほどの狭さ。『せっかく広いお部屋なのに、どうしてお風呂はこんなに小さくしちゃったの?』って感じですよね。 あと、回転ベッド以外のお部屋も良いんですよ。頭上と足元のデザインが『くるん』となったおしゃれなベッドが置いてあるんですけど、寝てみるとそのデザインのせいで目元が隠れるから、電気をつけてもめちゃくちゃ暗い(笑)。 しかもこの部屋、メゾネットタイプなんですよ。下の階にソファがあって、階段を登るとこのベッドがある。どうせ片方の部屋でしか過ごさないのに、なぜわざわざ階段をつけてまで部屋を分けたんですかね……。 見た目や面白さが優先されて、実用性が後回しになっているのが昭和ラブホっぽくて大好きです」全面鏡張りの部屋にある回転ベッドのインパクトがすごい「香芝アイネ」(奈良県香芝市)「アイネは全国にあるラブホテルのチェーン店です。その中でも私のおすすめはふたつあります。そのひとつが、奈良県香芝市にある香芝アイネ。 天井も壁も全面鏡張りの部屋の中に回転ベッドがある、とにかく見た目のインパクトがすごいホテル。 最近は鏡が目張りされてしまったホテルが多いので、ここはかなり貴重です!」近未来を表現した部屋のギラギラ感に圧倒される「五條アイネ」(奈良県五條市)「『アイネ』グループの中でもうひとつのおすすめが、同じく奈良県にある五條アイネ。ここには昭和ラブホらしいギラギラなお部屋があるんです。 壁に“NASA”って書かれているので、おそらく宇宙とか近未来を表現しているのだと思います。 NASAとは別のお部屋になるのですが、浴槽が“貝殻”の部屋もあります。写真だと分かりづらいかもしれませんが、実際にはめちゃくちゃ広くてびっくりしますよ! ただ、深さがあまりなくて……。半身浴しかできないから、冬は『寒い』ってクレームが多いそうです。だからか、写真には写ってないのですが、普通のよくあるバスタブも設置されてました。 貝殻バスタブは、しっかり温まりたいならお風呂に寝そべらなきゃいけない。ここも昭和ラブホらしく、実用性より見た目重視ですね(笑)」部屋にガチめなウォータースライダーとプールがある「ホテルクロノス」(京都府京都市)「このホテルはとにかく豪華で広い。そして、『なぜラブホテルにこんなものが!?』ってびっくりするようなものを置いているんです。 たとえば、ウォータースライダー。写真のとおり、部屋にガチめなスライダーとプールがついているんですけど、これとは別にちゃんとお風呂もあるんですよ。さらに、水着のレンタルもできるんです! 他にも、テニスコートがある部屋やメリーゴーランドがある部屋、ナゾの等身大ラクダの置物がある部屋など、どうしてこんな内装にしたのか気になるお部屋ばかり。 ちなみにここは以前、『シャルマン』という名前で営業していたのですが、それを今の運営会社が買い取って、昭和ラブホの古き良き内装を残しつつ、『クロノス』として少しずつリニューアルしているんです。『クロノス』という名前は、ギリシャ語の『クロノスタシス』という言葉から取ったらしくて。なんでも、『アナログ時計を見たあと、秒針の動きが遅く感じる現象』を指す言葉なんだとか。その名前のとおり、ここに入るとなんだか懐かしいような、時の流れが止まったような、不思議な感覚になるんですよ」お金を入れると前後に動く“ナゾの椅子”が…「夢の国」(広島県廿日市市)「もともと閉店予定だったホテルを『こんな面白いホテルを失いたくない』と現オーナーさんが買い取ったそうです。 名前のとおり、『夢の国』のようなホテルで。たとえば、このホテルにも部屋の中にウォータースライダーがあるんです! しかも角度が急でめちゃくちゃスピードが出る。ファンシーな見た目とは裏腹に、かなり怖いんですよ。 他にも、サウナがあったり、変わった形のベッドが置いてあったり、らくがき帳がおいてあったり。 あと、2人で向かい合って座る椅子があって、お金を入れると前後に動くんですよ。 もともとは、病気などで下半身がうまく動かせない人のために作られたものらしいのですが、結構動きが早い……。気になる方は、ぜひ自分の目で確かめてみてください(笑)」恐竜モチーフの部屋が面白いゴージャス系のホテル「ホテル YOU2」(沖縄県那覇市)「最後に紹介するのは、那覇市の『波の上ビーチ』の近くにあるゴージャス系の昭和ラブホです。回転はしないのですが、昭和ラブホでよく見かける円形ベッドが置いてあります。 このホテルは、バブル期を中心に全国1600棟以上のラブホテルを設計した、亜美伊新さんが設計しています。亜美伊さんは、ラブホ界のウォルト・ディズニーとも呼ばれるすごい方なんです。 回転ベッドや鏡張りの天井といった昭和ラブホの定番は、亜美伊さんが生み出したんですよ! 先ほど紹介した『香芝アイネ』や『五條アイネ』の設計にも関わっているんです。 このホテルの面白いところは、恐竜モチーフのお部屋があるところ。たとえば、同じ竜でも竜宮城モチーフとかならなんとなく分かるんですよ。でも、『ラブホで恐竜モチーフってなぜ?』って思いますよね。私には絶対に出ない発想です(笑)。 亜美伊さんは、自分の好きなものとか、時事ネタをコンセプトにしたお部屋を作ることでも有名な方で。そのとき話題の破局した有名人をモチーフに部屋を作ったり、好きな野球チームの部屋を作ったりしているので、この恐竜のお部屋も、そのスタンスで設計されたのだと思います」(仲 奈々)
また、ベッドだけでなく浴室も面白い。写真では少し分かりづらいかもしれませんが、部屋のど真ん中に浴室スペースがあるんです!
お風呂の周りを走り回れちゃいそう(笑)。どうしてこんな設計にしたのか、想像するだけでもめちゃくちゃ楽しいですよね」汽車型のベッドが動いて鏡張りの宇宙空間に移動する「バステル花」(福島県岩瀬郡)「このホテルには、汽車型のベッドが動いて、鏡張りの宇宙空間に移動するお部屋があります。現在80代のオーナーさんが自ら設計したそうです。情熱が感じられますよね。 ちなみに、当時『銀河鉄道999』が流行っていたことに影響されて作られたそうです。無数の豆電球をガラス張りに反射させ、宇宙空間を表現したとおっしゃっていました。 昭和ラブホには、前後に動くベッドがたくさんあります。でも、このホテルのように現役で動かせるものはほとんど残っていません!『バステル花』は、この部屋以外も面白いんです。それがこの畳の部屋。写真には写っていないんですけど、扇形の鏡があって。昔はベッド脇にあるパネルを操作して、その鏡を動かせたそうなんです。『なぜ鏡を動かそうと思ったの?』って感じですよね(笑)。バカバカしいというか、くだらないというか、そんなところに多額のお金をかけているところが好きでたまらない」高級インテリアに囲まれながら非日常感を味わえる「ホテルファミー」(千葉県千葉市)「元々はお父様が経営していて、今は『こんな価値のあるものを失ってはいけない』と息子さんが引き継いでオーナーになったホテルです。 このホテルは、とにかくゴージャス。どのお部屋も素敵なのですが、特に7階のお部屋には昭和ラブホならではのこだわりが詰められています! まず、お部屋自体がおどろくほど広く、高級インテリアに囲まれているので、非日常感を味わえること間違いなし。 それに、天井や壁が鏡張りのお部屋があったり、中華風、ヨーロッパ風、和風のお部屋があったり、種類も多いんですよね。 ちなみに外観がお城風なんですけど、わざわざ海外から運んできた石垣で作ったものだと聞いています。 内観も外観もこだわりぬかれているから、最近は撮影スポットとしても大人気。ドラマや映画の撮影にも使われているそうです」金色の浴槽と金色のスケベ椅子がある浴室が特徴的な「ニュー高瀬」(埼玉県秩父市)「回転ベッドといえば円形ベッドを想像しますが、この部屋は長方形のベッドが台座に乗っていて、台座ごと回転するんです。これはなかなか珍しい。お部屋は広いし、大きめの窓もあるから開放感もすごい。ニュー高瀬でイチオシの部屋です。 また、浴室も特徴的。金色の浴槽に、金色のスケベ椅子があるんですよ。しかも、2人で一緒に入るのは難しいほどの狭さ。『せっかく広いお部屋なのに、どうしてお風呂はこんなに小さくしちゃったの?』って感じですよね。 あと、回転ベッド以外のお部屋も良いんですよ。頭上と足元のデザインが『くるん』となったおしゃれなベッドが置いてあるんですけど、寝てみるとそのデザインのせいで目元が隠れるから、電気をつけてもめちゃくちゃ暗い(笑)。 しかもこの部屋、メゾネットタイプなんですよ。下の階にソファがあって、階段を登るとこのベッドがある。どうせ片方の部屋でしか過ごさないのに、なぜわざわざ階段をつけてまで部屋を分けたんですかね……。 見た目や面白さが優先されて、実用性が後回しになっているのが昭和ラブホっぽくて大好きです」全面鏡張りの部屋にある回転ベッドのインパクトがすごい「香芝アイネ」(奈良県香芝市)「アイネは全国にあるラブホテルのチェーン店です。その中でも私のおすすめはふたつあります。そのひとつが、奈良県香芝市にある香芝アイネ。 天井も壁も全面鏡張りの部屋の中に回転ベッドがある、とにかく見た目のインパクトがすごいホテル。 最近は鏡が目張りされてしまったホテルが多いので、ここはかなり貴重です!」近未来を表現した部屋のギラギラ感に圧倒される「五條アイネ」(奈良県五條市)「『アイネ』グループの中でもうひとつのおすすめが、同じく奈良県にある五條アイネ。ここには昭和ラブホらしいギラギラなお部屋があるんです。 壁に“NASA”って書かれているので、おそらく宇宙とか近未来を表現しているのだと思います。 NASAとは別のお部屋になるのですが、浴槽が“貝殻”の部屋もあります。写真だと分かりづらいかもしれませんが、実際にはめちゃくちゃ広くてびっくりしますよ! ただ、深さがあまりなくて……。半身浴しかできないから、冬は『寒い』ってクレームが多いそうです。だからか、写真には写ってないのですが、普通のよくあるバスタブも設置されてました。 貝殻バスタブは、しっかり温まりたいならお風呂に寝そべらなきゃいけない。ここも昭和ラブホらしく、実用性より見た目重視ですね(笑)」部屋にガチめなウォータースライダーとプールがある「ホテルクロノス」(京都府京都市)「このホテルはとにかく豪華で広い。そして、『なぜラブホテルにこんなものが!?』ってびっくりするようなものを置いているんです。 たとえば、ウォータースライダー。写真のとおり、部屋にガチめなスライダーとプールがついているんですけど、これとは別にちゃんとお風呂もあるんですよ。さらに、水着のレンタルもできるんです! 他にも、テニスコートがある部屋やメリーゴーランドがある部屋、ナゾの等身大ラクダの置物がある部屋など、どうしてこんな内装にしたのか気になるお部屋ばかり。 ちなみにここは以前、『シャルマン』という名前で営業していたのですが、それを今の運営会社が買い取って、昭和ラブホの古き良き内装を残しつつ、『クロノス』として少しずつリニューアルしているんです。『クロノス』という名前は、ギリシャ語の『クロノスタシス』という言葉から取ったらしくて。なんでも、『アナログ時計を見たあと、秒針の動きが遅く感じる現象』を指す言葉なんだとか。その名前のとおり、ここに入るとなんだか懐かしいような、時の流れが止まったような、不思議な感覚になるんですよ」お金を入れると前後に動く“ナゾの椅子”が…「夢の国」(広島県廿日市市)「もともと閉店予定だったホテルを『こんな面白いホテルを失いたくない』と現オーナーさんが買い取ったそうです。 名前のとおり、『夢の国』のようなホテルで。たとえば、このホテルにも部屋の中にウォータースライダーがあるんです! しかも角度が急でめちゃくちゃスピードが出る。ファンシーな見た目とは裏腹に、かなり怖いんですよ。 他にも、サウナがあったり、変わった形のベッドが置いてあったり、らくがき帳がおいてあったり。 あと、2人で向かい合って座る椅子があって、お金を入れると前後に動くんですよ。 もともとは、病気などで下半身がうまく動かせない人のために作られたものらしいのですが、結構動きが早い……。気になる方は、ぜひ自分の目で確かめてみてください(笑)」恐竜モチーフの部屋が面白いゴージャス系のホテル「ホテル YOU2」(沖縄県那覇市)「最後に紹介するのは、那覇市の『波の上ビーチ』の近くにあるゴージャス系の昭和ラブホです。回転はしないのですが、昭和ラブホでよく見かける円形ベッドが置いてあります。 このホテルは、バブル期を中心に全国1600棟以上のラブホテルを設計した、亜美伊新さんが設計しています。亜美伊さんは、ラブホ界のウォルト・ディズニーとも呼ばれるすごい方なんです。 回転ベッドや鏡張りの天井といった昭和ラブホの定番は、亜美伊さんが生み出したんですよ! 先ほど紹介した『香芝アイネ』や『五條アイネ』の設計にも関わっているんです。 このホテルの面白いところは、恐竜モチーフのお部屋があるところ。たとえば、同じ竜でも竜宮城モチーフとかならなんとなく分かるんですよ。でも、『ラブホで恐竜モチーフってなぜ?』って思いますよね。私には絶対に出ない発想です(笑)。 亜美伊さんは、自分の好きなものとか、時事ネタをコンセプトにしたお部屋を作ることでも有名な方で。そのとき話題の破局した有名人をモチーフに部屋を作ったり、好きな野球チームの部屋を作ったりしているので、この恐竜のお部屋も、そのスタンスで設計されたのだと思います」(仲 奈々)
お風呂の周りを走り回れちゃいそう(笑)。どうしてこんな設計にしたのか、想像するだけでもめちゃくちゃ楽しいですよね」
「このホテルには、汽車型のベッドが動いて、鏡張りの宇宙空間に移動するお部屋があります。現在80代のオーナーさんが自ら設計したそうです。情熱が感じられますよね。
ちなみに、当時『銀河鉄道999』が流行っていたことに影響されて作られたそうです。無数の豆電球をガラス張りに反射させ、宇宙空間を表現したとおっしゃっていました。 昭和ラブホには、前後に動くベッドがたくさんあります。でも、このホテルのように現役で動かせるものはほとんど残っていません!『バステル花』は、この部屋以外も面白いんです。それがこの畳の部屋。写真には写っていないんですけど、扇形の鏡があって。昔はベッド脇にあるパネルを操作して、その鏡を動かせたそうなんです。『なぜ鏡を動かそうと思ったの?』って感じですよね(笑)。バカバカしいというか、くだらないというか、そんなところに多額のお金をかけているところが好きでたまらない」高級インテリアに囲まれながら非日常感を味わえる「ホテルファミー」(千葉県千葉市)「元々はお父様が経営していて、今は『こんな価値のあるものを失ってはいけない』と息子さんが引き継いでオーナーになったホテルです。 このホテルは、とにかくゴージャス。どのお部屋も素敵なのですが、特に7階のお部屋には昭和ラブホならではのこだわりが詰められています! まず、お部屋自体がおどろくほど広く、高級インテリアに囲まれているので、非日常感を味わえること間違いなし。 それに、天井や壁が鏡張りのお部屋があったり、中華風、ヨーロッパ風、和風のお部屋があったり、種類も多いんですよね。 ちなみに外観がお城風なんですけど、わざわざ海外から運んできた石垣で作ったものだと聞いています。 内観も外観もこだわりぬかれているから、最近は撮影スポットとしても大人気。ドラマや映画の撮影にも使われているそうです」金色の浴槽と金色のスケベ椅子がある浴室が特徴的な「ニュー高瀬」(埼玉県秩父市)「回転ベッドといえば円形ベッドを想像しますが、この部屋は長方形のベッドが台座に乗っていて、台座ごと回転するんです。これはなかなか珍しい。お部屋は広いし、大きめの窓もあるから開放感もすごい。ニュー高瀬でイチオシの部屋です。 また、浴室も特徴的。金色の浴槽に、金色のスケベ椅子があるんですよ。しかも、2人で一緒に入るのは難しいほどの狭さ。『せっかく広いお部屋なのに、どうしてお風呂はこんなに小さくしちゃったの?』って感じですよね。 あと、回転ベッド以外のお部屋も良いんですよ。頭上と足元のデザインが『くるん』となったおしゃれなベッドが置いてあるんですけど、寝てみるとそのデザインのせいで目元が隠れるから、電気をつけてもめちゃくちゃ暗い(笑)。 しかもこの部屋、メゾネットタイプなんですよ。下の階にソファがあって、階段を登るとこのベッドがある。どうせ片方の部屋でしか過ごさないのに、なぜわざわざ階段をつけてまで部屋を分けたんですかね……。 見た目や面白さが優先されて、実用性が後回しになっているのが昭和ラブホっぽくて大好きです」全面鏡張りの部屋にある回転ベッドのインパクトがすごい「香芝アイネ」(奈良県香芝市)「アイネは全国にあるラブホテルのチェーン店です。その中でも私のおすすめはふたつあります。そのひとつが、奈良県香芝市にある香芝アイネ。 天井も壁も全面鏡張りの部屋の中に回転ベッドがある、とにかく見た目のインパクトがすごいホテル。 最近は鏡が目張りされてしまったホテルが多いので、ここはかなり貴重です!」近未来を表現した部屋のギラギラ感に圧倒される「五條アイネ」(奈良県五條市)「『アイネ』グループの中でもうひとつのおすすめが、同じく奈良県にある五條アイネ。ここには昭和ラブホらしいギラギラなお部屋があるんです。 壁に“NASA”って書かれているので、おそらく宇宙とか近未来を表現しているのだと思います。 NASAとは別のお部屋になるのですが、浴槽が“貝殻”の部屋もあります。写真だと分かりづらいかもしれませんが、実際にはめちゃくちゃ広くてびっくりしますよ! ただ、深さがあまりなくて……。半身浴しかできないから、冬は『寒い』ってクレームが多いそうです。だからか、写真には写ってないのですが、普通のよくあるバスタブも設置されてました。 貝殻バスタブは、しっかり温まりたいならお風呂に寝そべらなきゃいけない。ここも昭和ラブホらしく、実用性より見た目重視ですね(笑)」部屋にガチめなウォータースライダーとプールがある「ホテルクロノス」(京都府京都市)「このホテルはとにかく豪華で広い。そして、『なぜラブホテルにこんなものが!?』ってびっくりするようなものを置いているんです。 たとえば、ウォータースライダー。写真のとおり、部屋にガチめなスライダーとプールがついているんですけど、これとは別にちゃんとお風呂もあるんですよ。さらに、水着のレンタルもできるんです! 他にも、テニスコートがある部屋やメリーゴーランドがある部屋、ナゾの等身大ラクダの置物がある部屋など、どうしてこんな内装にしたのか気になるお部屋ばかり。 ちなみにここは以前、『シャルマン』という名前で営業していたのですが、それを今の運営会社が買い取って、昭和ラブホの古き良き内装を残しつつ、『クロノス』として少しずつリニューアルしているんです。『クロノス』という名前は、ギリシャ語の『クロノスタシス』という言葉から取ったらしくて。なんでも、『アナログ時計を見たあと、秒針の動きが遅く感じる現象』を指す言葉なんだとか。その名前のとおり、ここに入るとなんだか懐かしいような、時の流れが止まったような、不思議な感覚になるんですよ」お金を入れると前後に動く“ナゾの椅子”が…「夢の国」(広島県廿日市市)「もともと閉店予定だったホテルを『こんな面白いホテルを失いたくない』と現オーナーさんが買い取ったそうです。 名前のとおり、『夢の国』のようなホテルで。たとえば、このホテルにも部屋の中にウォータースライダーがあるんです! しかも角度が急でめちゃくちゃスピードが出る。ファンシーな見た目とは裏腹に、かなり怖いんですよ。 他にも、サウナがあったり、変わった形のベッドが置いてあったり、らくがき帳がおいてあったり。 あと、2人で向かい合って座る椅子があって、お金を入れると前後に動くんですよ。 もともとは、病気などで下半身がうまく動かせない人のために作られたものらしいのですが、結構動きが早い……。気になる方は、ぜひ自分の目で確かめてみてください(笑)」恐竜モチーフの部屋が面白いゴージャス系のホテル「ホテル YOU2」(沖縄県那覇市)「最後に紹介するのは、那覇市の『波の上ビーチ』の近くにあるゴージャス系の昭和ラブホです。回転はしないのですが、昭和ラブホでよく見かける円形ベッドが置いてあります。 このホテルは、バブル期を中心に全国1600棟以上のラブホテルを設計した、亜美伊新さんが設計しています。亜美伊さんは、ラブホ界のウォルト・ディズニーとも呼ばれるすごい方なんです。 回転ベッドや鏡張りの天井といった昭和ラブホの定番は、亜美伊さんが生み出したんですよ! 先ほど紹介した『香芝アイネ』や『五條アイネ』の設計にも関わっているんです。 このホテルの面白いところは、恐竜モチーフのお部屋があるところ。たとえば、同じ竜でも竜宮城モチーフとかならなんとなく分かるんですよ。でも、『ラブホで恐竜モチーフってなぜ?』って思いますよね。私には絶対に出ない発想です(笑)。 亜美伊さんは、自分の好きなものとか、時事ネタをコンセプトにしたお部屋を作ることでも有名な方で。そのとき話題の破局した有名人をモチーフに部屋を作ったり、好きな野球チームの部屋を作ったりしているので、この恐竜のお部屋も、そのスタンスで設計されたのだと思います」(仲 奈々)
ちなみに、当時『銀河鉄道999』が流行っていたことに影響されて作られたそうです。無数の豆電球をガラス張りに反射させ、宇宙空間を表現したとおっしゃっていました。
昭和ラブホには、前後に動くベッドがたくさんあります。でも、このホテルのように現役で動かせるものはほとんど残っていません!『バステル花』は、この部屋以外も面白いんです。それがこの畳の部屋。写真には写っていないんですけど、扇形の鏡があって。昔はベッド脇にあるパネルを操作して、その鏡を動かせたそうなんです。『なぜ鏡を動かそうと思ったの?』って感じですよね(笑)。バカバカしいというか、くだらないというか、そんなところに多額のお金をかけているところが好きでたまらない」高級インテリアに囲まれながら非日常感を味わえる「ホテルファミー」(千葉県千葉市)「元々はお父様が経営していて、今は『こんな価値のあるものを失ってはいけない』と息子さんが引き継いでオーナーになったホテルです。 このホテルは、とにかくゴージャス。どのお部屋も素敵なのですが、特に7階のお部屋には昭和ラブホならではのこだわりが詰められています! まず、お部屋自体がおどろくほど広く、高級インテリアに囲まれているので、非日常感を味わえること間違いなし。 それに、天井や壁が鏡張りのお部屋があったり、中華風、ヨーロッパ風、和風のお部屋があったり、種類も多いんですよね。 ちなみに外観がお城風なんですけど、わざわざ海外から運んできた石垣で作ったものだと聞いています。 内観も外観もこだわりぬかれているから、最近は撮影スポットとしても大人気。ドラマや映画の撮影にも使われているそうです」金色の浴槽と金色のスケベ椅子がある浴室が特徴的な「ニュー高瀬」(埼玉県秩父市)「回転ベッドといえば円形ベッドを想像しますが、この部屋は長方形のベッドが台座に乗っていて、台座ごと回転するんです。これはなかなか珍しい。お部屋は広いし、大きめの窓もあるから開放感もすごい。ニュー高瀬でイチオシの部屋です。 また、浴室も特徴的。金色の浴槽に、金色のスケベ椅子があるんですよ。しかも、2人で一緒に入るのは難しいほどの狭さ。『せっかく広いお部屋なのに、どうしてお風呂はこんなに小さくしちゃったの?』って感じですよね。 あと、回転ベッド以外のお部屋も良いんですよ。頭上と足元のデザインが『くるん』となったおしゃれなベッドが置いてあるんですけど、寝てみるとそのデザインのせいで目元が隠れるから、電気をつけてもめちゃくちゃ暗い(笑)。 しかもこの部屋、メゾネットタイプなんですよ。下の階にソファがあって、階段を登るとこのベッドがある。どうせ片方の部屋でしか過ごさないのに、なぜわざわざ階段をつけてまで部屋を分けたんですかね……。 見た目や面白さが優先されて、実用性が後回しになっているのが昭和ラブホっぽくて大好きです」全面鏡張りの部屋にある回転ベッドのインパクトがすごい「香芝アイネ」(奈良県香芝市)「アイネは全国にあるラブホテルのチェーン店です。その中でも私のおすすめはふたつあります。そのひとつが、奈良県香芝市にある香芝アイネ。 天井も壁も全面鏡張りの部屋の中に回転ベッドがある、とにかく見た目のインパクトがすごいホテル。 最近は鏡が目張りされてしまったホテルが多いので、ここはかなり貴重です!」近未来を表現した部屋のギラギラ感に圧倒される「五條アイネ」(奈良県五條市)「『アイネ』グループの中でもうひとつのおすすめが、同じく奈良県にある五條アイネ。ここには昭和ラブホらしいギラギラなお部屋があるんです。 壁に“NASA”って書かれているので、おそらく宇宙とか近未来を表現しているのだと思います。 NASAとは別のお部屋になるのですが、浴槽が“貝殻”の部屋もあります。写真だと分かりづらいかもしれませんが、実際にはめちゃくちゃ広くてびっくりしますよ! ただ、深さがあまりなくて……。半身浴しかできないから、冬は『寒い』ってクレームが多いそうです。だからか、写真には写ってないのですが、普通のよくあるバスタブも設置されてました。 貝殻バスタブは、しっかり温まりたいならお風呂に寝そべらなきゃいけない。ここも昭和ラブホらしく、実用性より見た目重視ですね(笑)」部屋にガチめなウォータースライダーとプールがある「ホテルクロノス」(京都府京都市)「このホテルはとにかく豪華で広い。そして、『なぜラブホテルにこんなものが!?』ってびっくりするようなものを置いているんです。 たとえば、ウォータースライダー。写真のとおり、部屋にガチめなスライダーとプールがついているんですけど、これとは別にちゃんとお風呂もあるんですよ。さらに、水着のレンタルもできるんです! 他にも、テニスコートがある部屋やメリーゴーランドがある部屋、ナゾの等身大ラクダの置物がある部屋など、どうしてこんな内装にしたのか気になるお部屋ばかり。 ちなみにここは以前、『シャルマン』という名前で営業していたのですが、それを今の運営会社が買い取って、昭和ラブホの古き良き内装を残しつつ、『クロノス』として少しずつリニューアルしているんです。『クロノス』という名前は、ギリシャ語の『クロノスタシス』という言葉から取ったらしくて。なんでも、『アナログ時計を見たあと、秒針の動きが遅く感じる現象』を指す言葉なんだとか。その名前のとおり、ここに入るとなんだか懐かしいような、時の流れが止まったような、不思議な感覚になるんですよ」お金を入れると前後に動く“ナゾの椅子”が…「夢の国」(広島県廿日市市)「もともと閉店予定だったホテルを『こんな面白いホテルを失いたくない』と現オーナーさんが買い取ったそうです。 名前のとおり、『夢の国』のようなホテルで。たとえば、このホテルにも部屋の中にウォータースライダーがあるんです! しかも角度が急でめちゃくちゃスピードが出る。ファンシーな見た目とは裏腹に、かなり怖いんですよ。 他にも、サウナがあったり、変わった形のベッドが置いてあったり、らくがき帳がおいてあったり。 あと、2人で向かい合って座る椅子があって、お金を入れると前後に動くんですよ。 もともとは、病気などで下半身がうまく動かせない人のために作られたものらしいのですが、結構動きが早い……。気になる方は、ぜひ自分の目で確かめてみてください(笑)」恐竜モチーフの部屋が面白いゴージャス系のホテル「ホテル YOU2」(沖縄県那覇市)「最後に紹介するのは、那覇市の『波の上ビーチ』の近くにあるゴージャス系の昭和ラブホです。回転はしないのですが、昭和ラブホでよく見かける円形ベッドが置いてあります。 このホテルは、バブル期を中心に全国1600棟以上のラブホテルを設計した、亜美伊新さんが設計しています。亜美伊さんは、ラブホ界のウォルト・ディズニーとも呼ばれるすごい方なんです。 回転ベッドや鏡張りの天井といった昭和ラブホの定番は、亜美伊さんが生み出したんですよ! 先ほど紹介した『香芝アイネ』や『五條アイネ』の設計にも関わっているんです。 このホテルの面白いところは、恐竜モチーフのお部屋があるところ。たとえば、同じ竜でも竜宮城モチーフとかならなんとなく分かるんですよ。でも、『ラブホで恐竜モチーフってなぜ?』って思いますよね。私には絶対に出ない発想です(笑)。 亜美伊さんは、自分の好きなものとか、時事ネタをコンセプトにしたお部屋を作ることでも有名な方で。そのとき話題の破局した有名人をモチーフに部屋を作ったり、好きな野球チームの部屋を作ったりしているので、この恐竜のお部屋も、そのスタンスで設計されたのだと思います」(仲 奈々)
昭和ラブホには、前後に動くベッドがたくさんあります。でも、このホテルのように現役で動かせるものはほとんど残っていません!
『バステル花』は、この部屋以外も面白いんです。それがこの畳の部屋。写真には写っていないんですけど、扇形の鏡があって。昔はベッド脇にあるパネルを操作して、その鏡を動かせたそうなんです。『なぜ鏡を動かそうと思ったの?』って感じですよね(笑)。バカバカしいというか、くだらないというか、そんなところに多額のお金をかけているところが好きでたまらない」高級インテリアに囲まれながら非日常感を味わえる「ホテルファミー」(千葉県千葉市)「元々はお父様が経営していて、今は『こんな価値のあるものを失ってはいけない』と息子さんが引き継いでオーナーになったホテルです。 このホテルは、とにかくゴージャス。どのお部屋も素敵なのですが、特に7階のお部屋には昭和ラブホならではのこだわりが詰められています! まず、お部屋自体がおどろくほど広く、高級インテリアに囲まれているので、非日常感を味わえること間違いなし。 それに、天井や壁が鏡張りのお部屋があったり、中華風、ヨーロッパ風、和風のお部屋があったり、種類も多いんですよね。 ちなみに外観がお城風なんですけど、わざわざ海外から運んできた石垣で作ったものだと聞いています。 内観も外観もこだわりぬかれているから、最近は撮影スポットとしても大人気。ドラマや映画の撮影にも使われているそうです」金色の浴槽と金色のスケベ椅子がある浴室が特徴的な「ニュー高瀬」(埼玉県秩父市)「回転ベッドといえば円形ベッドを想像しますが、この部屋は長方形のベッドが台座に乗っていて、台座ごと回転するんです。これはなかなか珍しい。お部屋は広いし、大きめの窓もあるから開放感もすごい。ニュー高瀬でイチオシの部屋です。 また、浴室も特徴的。金色の浴槽に、金色のスケベ椅子があるんですよ。しかも、2人で一緒に入るのは難しいほどの狭さ。『せっかく広いお部屋なのに、どうしてお風呂はこんなに小さくしちゃったの?』って感じですよね。 あと、回転ベッド以外のお部屋も良いんですよ。頭上と足元のデザインが『くるん』となったおしゃれなベッドが置いてあるんですけど、寝てみるとそのデザインのせいで目元が隠れるから、電気をつけてもめちゃくちゃ暗い(笑)。 しかもこの部屋、メゾネットタイプなんですよ。下の階にソファがあって、階段を登るとこのベッドがある。どうせ片方の部屋でしか過ごさないのに、なぜわざわざ階段をつけてまで部屋を分けたんですかね……。 見た目や面白さが優先されて、実用性が後回しになっているのが昭和ラブホっぽくて大好きです」全面鏡張りの部屋にある回転ベッドのインパクトがすごい「香芝アイネ」(奈良県香芝市)「アイネは全国にあるラブホテルのチェーン店です。その中でも私のおすすめはふたつあります。そのひとつが、奈良県香芝市にある香芝アイネ。 天井も壁も全面鏡張りの部屋の中に回転ベッドがある、とにかく見た目のインパクトがすごいホテル。 最近は鏡が目張りされてしまったホテルが多いので、ここはかなり貴重です!」近未来を表現した部屋のギラギラ感に圧倒される「五條アイネ」(奈良県五條市)「『アイネ』グループの中でもうひとつのおすすめが、同じく奈良県にある五條アイネ。ここには昭和ラブホらしいギラギラなお部屋があるんです。 壁に“NASA”って書かれているので、おそらく宇宙とか近未来を表現しているのだと思います。 NASAとは別のお部屋になるのですが、浴槽が“貝殻”の部屋もあります。写真だと分かりづらいかもしれませんが、実際にはめちゃくちゃ広くてびっくりしますよ! ただ、深さがあまりなくて……。半身浴しかできないから、冬は『寒い』ってクレームが多いそうです。だからか、写真には写ってないのですが、普通のよくあるバスタブも設置されてました。 貝殻バスタブは、しっかり温まりたいならお風呂に寝そべらなきゃいけない。ここも昭和ラブホらしく、実用性より見た目重視ですね(笑)」部屋にガチめなウォータースライダーとプールがある「ホテルクロノス」(京都府京都市)「このホテルはとにかく豪華で広い。そして、『なぜラブホテルにこんなものが!?』ってびっくりするようなものを置いているんです。 たとえば、ウォータースライダー。写真のとおり、部屋にガチめなスライダーとプールがついているんですけど、これとは別にちゃんとお風呂もあるんですよ。さらに、水着のレンタルもできるんです! 他にも、テニスコートがある部屋やメリーゴーランドがある部屋、ナゾの等身大ラクダの置物がある部屋など、どうしてこんな内装にしたのか気になるお部屋ばかり。 ちなみにここは以前、『シャルマン』という名前で営業していたのですが、それを今の運営会社が買い取って、昭和ラブホの古き良き内装を残しつつ、『クロノス』として少しずつリニューアルしているんです。『クロノス』という名前は、ギリシャ語の『クロノスタシス』という言葉から取ったらしくて。なんでも、『アナログ時計を見たあと、秒針の動きが遅く感じる現象』を指す言葉なんだとか。その名前のとおり、ここに入るとなんだか懐かしいような、時の流れが止まったような、不思議な感覚になるんですよ」お金を入れると前後に動く“ナゾの椅子”が…「夢の国」(広島県廿日市市)「もともと閉店予定だったホテルを『こんな面白いホテルを失いたくない』と現オーナーさんが買い取ったそうです。 名前のとおり、『夢の国』のようなホテルで。たとえば、このホテルにも部屋の中にウォータースライダーがあるんです! しかも角度が急でめちゃくちゃスピードが出る。ファンシーな見た目とは裏腹に、かなり怖いんですよ。 他にも、サウナがあったり、変わった形のベッドが置いてあったり、らくがき帳がおいてあったり。 あと、2人で向かい合って座る椅子があって、お金を入れると前後に動くんですよ。 もともとは、病気などで下半身がうまく動かせない人のために作られたものらしいのですが、結構動きが早い……。気になる方は、ぜひ自分の目で確かめてみてください(笑)」恐竜モチーフの部屋が面白いゴージャス系のホテル「ホテル YOU2」(沖縄県那覇市)「最後に紹介するのは、那覇市の『波の上ビーチ』の近くにあるゴージャス系の昭和ラブホです。回転はしないのですが、昭和ラブホでよく見かける円形ベッドが置いてあります。 このホテルは、バブル期を中心に全国1600棟以上のラブホテルを設計した、亜美伊新さんが設計しています。亜美伊さんは、ラブホ界のウォルト・ディズニーとも呼ばれるすごい方なんです。 回転ベッドや鏡張りの天井といった昭和ラブホの定番は、亜美伊さんが生み出したんですよ! 先ほど紹介した『香芝アイネ』や『五條アイネ』の設計にも関わっているんです。 このホテルの面白いところは、恐竜モチーフのお部屋があるところ。たとえば、同じ竜でも竜宮城モチーフとかならなんとなく分かるんですよ。でも、『ラブホで恐竜モチーフってなぜ?』って思いますよね。私には絶対に出ない発想です(笑)。 亜美伊さんは、自分の好きなものとか、時事ネタをコンセプトにしたお部屋を作ることでも有名な方で。そのとき話題の破局した有名人をモチーフに部屋を作ったり、好きな野球チームの部屋を作ったりしているので、この恐竜のお部屋も、そのスタンスで設計されたのだと思います」(仲 奈々)
『バステル花』は、この部屋以外も面白いんです。それがこの畳の部屋。写真には写っていないんですけど、扇形の鏡があって。昔はベッド脇にあるパネルを操作して、その鏡を動かせたそうなんです。
『なぜ鏡を動かそうと思ったの?』って感じですよね(笑)。バカバカしいというか、くだらないというか、そんなところに多額のお金をかけているところが好きでたまらない」高級インテリアに囲まれながら非日常感を味わえる「ホテルファミー」(千葉県千葉市)「元々はお父様が経営していて、今は『こんな価値のあるものを失ってはいけない』と息子さんが引き継いでオーナーになったホテルです。 このホテルは、とにかくゴージャス。どのお部屋も素敵なのですが、特に7階のお部屋には昭和ラブホならではのこだわりが詰められています! まず、お部屋自体がおどろくほど広く、高級インテリアに囲まれているので、非日常感を味わえること間違いなし。 それに、天井や壁が鏡張りのお部屋があったり、中華風、ヨーロッパ風、和風のお部屋があったり、種類も多いんですよね。 ちなみに外観がお城風なんですけど、わざわざ海外から運んできた石垣で作ったものだと聞いています。 内観も外観もこだわりぬかれているから、最近は撮影スポットとしても大人気。ドラマや映画の撮影にも使われているそうです」金色の浴槽と金色のスケベ椅子がある浴室が特徴的な「ニュー高瀬」(埼玉県秩父市)「回転ベッドといえば円形ベッドを想像しますが、この部屋は長方形のベッドが台座に乗っていて、台座ごと回転するんです。これはなかなか珍しい。お部屋は広いし、大きめの窓もあるから開放感もすごい。ニュー高瀬でイチオシの部屋です。 また、浴室も特徴的。金色の浴槽に、金色のスケベ椅子があるんですよ。しかも、2人で一緒に入るのは難しいほどの狭さ。『せっかく広いお部屋なのに、どうしてお風呂はこんなに小さくしちゃったの?』って感じですよね。 あと、回転ベッド以外のお部屋も良いんですよ。頭上と足元のデザインが『くるん』となったおしゃれなベッドが置いてあるんですけど、寝てみるとそのデザインのせいで目元が隠れるから、電気をつけてもめちゃくちゃ暗い(笑)。 しかもこの部屋、メゾネットタイプなんですよ。下の階にソファがあって、階段を登るとこのベッドがある。どうせ片方の部屋でしか過ごさないのに、なぜわざわざ階段をつけてまで部屋を分けたんですかね……。 見た目や面白さが優先されて、実用性が後回しになっているのが昭和ラブホっぽくて大好きです」全面鏡張りの部屋にある回転ベッドのインパクトがすごい「香芝アイネ」(奈良県香芝市)「アイネは全国にあるラブホテルのチェーン店です。その中でも私のおすすめはふたつあります。そのひとつが、奈良県香芝市にある香芝アイネ。 天井も壁も全面鏡張りの部屋の中に回転ベッドがある、とにかく見た目のインパクトがすごいホテル。 最近は鏡が目張りされてしまったホテルが多いので、ここはかなり貴重です!」近未来を表現した部屋のギラギラ感に圧倒される「五條アイネ」(奈良県五條市)「『アイネ』グループの中でもうひとつのおすすめが、同じく奈良県にある五條アイネ。ここには昭和ラブホらしいギラギラなお部屋があるんです。 壁に“NASA”って書かれているので、おそらく宇宙とか近未来を表現しているのだと思います。 NASAとは別のお部屋になるのですが、浴槽が“貝殻”の部屋もあります。写真だと分かりづらいかもしれませんが、実際にはめちゃくちゃ広くてびっくりしますよ! ただ、深さがあまりなくて……。半身浴しかできないから、冬は『寒い』ってクレームが多いそうです。だからか、写真には写ってないのですが、普通のよくあるバスタブも設置されてました。 貝殻バスタブは、しっかり温まりたいならお風呂に寝そべらなきゃいけない。ここも昭和ラブホらしく、実用性より見た目重視ですね(笑)」部屋にガチめなウォータースライダーとプールがある「ホテルクロノス」(京都府京都市)「このホテルはとにかく豪華で広い。そして、『なぜラブホテルにこんなものが!?』ってびっくりするようなものを置いているんです。 たとえば、ウォータースライダー。写真のとおり、部屋にガチめなスライダーとプールがついているんですけど、これとは別にちゃんとお風呂もあるんですよ。さらに、水着のレンタルもできるんです! 他にも、テニスコートがある部屋やメリーゴーランドがある部屋、ナゾの等身大ラクダの置物がある部屋など、どうしてこんな内装にしたのか気になるお部屋ばかり。 ちなみにここは以前、『シャルマン』という名前で営業していたのですが、それを今の運営会社が買い取って、昭和ラブホの古き良き内装を残しつつ、『クロノス』として少しずつリニューアルしているんです。『クロノス』という名前は、ギリシャ語の『クロノスタシス』という言葉から取ったらしくて。なんでも、『アナログ時計を見たあと、秒針の動きが遅く感じる現象』を指す言葉なんだとか。その名前のとおり、ここに入るとなんだか懐かしいような、時の流れが止まったような、不思議な感覚になるんですよ」お金を入れると前後に動く“ナゾの椅子”が…「夢の国」(広島県廿日市市)「もともと閉店予定だったホテルを『こんな面白いホテルを失いたくない』と現オーナーさんが買い取ったそうです。 名前のとおり、『夢の国』のようなホテルで。たとえば、このホテルにも部屋の中にウォータースライダーがあるんです! しかも角度が急でめちゃくちゃスピードが出る。ファンシーな見た目とは裏腹に、かなり怖いんですよ。 他にも、サウナがあったり、変わった形のベッドが置いてあったり、らくがき帳がおいてあったり。 あと、2人で向かい合って座る椅子があって、お金を入れると前後に動くんですよ。 もともとは、病気などで下半身がうまく動かせない人のために作られたものらしいのですが、結構動きが早い……。気になる方は、ぜひ自分の目で確かめてみてください(笑)」恐竜モチーフの部屋が面白いゴージャス系のホテル「ホテル YOU2」(沖縄県那覇市)「最後に紹介するのは、那覇市の『波の上ビーチ』の近くにあるゴージャス系の昭和ラブホです。回転はしないのですが、昭和ラブホでよく見かける円形ベッドが置いてあります。 このホテルは、バブル期を中心に全国1600棟以上のラブホテルを設計した、亜美伊新さんが設計しています。亜美伊さんは、ラブホ界のウォルト・ディズニーとも呼ばれるすごい方なんです。 回転ベッドや鏡張りの天井といった昭和ラブホの定番は、亜美伊さんが生み出したんですよ! 先ほど紹介した『香芝アイネ』や『五條アイネ』の設計にも関わっているんです。 このホテルの面白いところは、恐竜モチーフのお部屋があるところ。たとえば、同じ竜でも竜宮城モチーフとかならなんとなく分かるんですよ。でも、『ラブホで恐竜モチーフってなぜ?』って思いますよね。私には絶対に出ない発想です(笑)。 亜美伊さんは、自分の好きなものとか、時事ネタをコンセプトにしたお部屋を作ることでも有名な方で。そのとき話題の破局した有名人をモチーフに部屋を作ったり、好きな野球チームの部屋を作ったりしているので、この恐竜のお部屋も、そのスタンスで設計されたのだと思います」(仲 奈々)
『なぜ鏡を動かそうと思ったの?』って感じですよね(笑)。バカバカしいというか、くだらないというか、そんなところに多額のお金をかけているところが好きでたまらない」
「元々はお父様が経営していて、今は『こんな価値のあるものを失ってはいけない』と息子さんが引き継いでオーナーになったホテルです。
このホテルは、とにかくゴージャス。どのお部屋も素敵なのですが、特に7階のお部屋には昭和ラブホならではのこだわりが詰められています! まず、お部屋自体がおどろくほど広く、高級インテリアに囲まれているので、非日常感を味わえること間違いなし。 それに、天井や壁が鏡張りのお部屋があったり、中華風、ヨーロッパ風、和風のお部屋があったり、種類も多いんですよね。 ちなみに外観がお城風なんですけど、わざわざ海外から運んできた石垣で作ったものだと聞いています。 内観も外観もこだわりぬかれているから、最近は撮影スポットとしても大人気。ドラマや映画の撮影にも使われているそうです」金色の浴槽と金色のスケベ椅子がある浴室が特徴的な「ニュー高瀬」(埼玉県秩父市)「回転ベッドといえば円形ベッドを想像しますが、この部屋は長方形のベッドが台座に乗っていて、台座ごと回転するんです。これはなかなか珍しい。お部屋は広いし、大きめの窓もあるから開放感もすごい。ニュー高瀬でイチオシの部屋です。 また、浴室も特徴的。金色の浴槽に、金色のスケベ椅子があるんですよ。しかも、2人で一緒に入るのは難しいほどの狭さ。『せっかく広いお部屋なのに、どうしてお風呂はこんなに小さくしちゃったの?』って感じですよね。 あと、回転ベッド以外のお部屋も良いんですよ。頭上と足元のデザインが『くるん』となったおしゃれなベッドが置いてあるんですけど、寝てみるとそのデザインのせいで目元が隠れるから、電気をつけてもめちゃくちゃ暗い(笑)。 しかもこの部屋、メゾネットタイプなんですよ。下の階にソファがあって、階段を登るとこのベッドがある。どうせ片方の部屋でしか過ごさないのに、なぜわざわざ階段をつけてまで部屋を分けたんですかね……。 見た目や面白さが優先されて、実用性が後回しになっているのが昭和ラブホっぽくて大好きです」全面鏡張りの部屋にある回転ベッドのインパクトがすごい「香芝アイネ」(奈良県香芝市)「アイネは全国にあるラブホテルのチェーン店です。その中でも私のおすすめはふたつあります。そのひとつが、奈良県香芝市にある香芝アイネ。 天井も壁も全面鏡張りの部屋の中に回転ベッドがある、とにかく見た目のインパクトがすごいホテル。 最近は鏡が目張りされてしまったホテルが多いので、ここはかなり貴重です!」近未来を表現した部屋のギラギラ感に圧倒される「五條アイネ」(奈良県五條市)「『アイネ』グループの中でもうひとつのおすすめが、同じく奈良県にある五條アイネ。ここには昭和ラブホらしいギラギラなお部屋があるんです。 壁に“NASA”って書かれているので、おそらく宇宙とか近未来を表現しているのだと思います。 NASAとは別のお部屋になるのですが、浴槽が“貝殻”の部屋もあります。写真だと分かりづらいかもしれませんが、実際にはめちゃくちゃ広くてびっくりしますよ! ただ、深さがあまりなくて……。半身浴しかできないから、冬は『寒い』ってクレームが多いそうです。だからか、写真には写ってないのですが、普通のよくあるバスタブも設置されてました。 貝殻バスタブは、しっかり温まりたいならお風呂に寝そべらなきゃいけない。ここも昭和ラブホらしく、実用性より見た目重視ですね(笑)」部屋にガチめなウォータースライダーとプールがある「ホテルクロノス」(京都府京都市)「このホテルはとにかく豪華で広い。そして、『なぜラブホテルにこんなものが!?』ってびっくりするようなものを置いているんです。 たとえば、ウォータースライダー。写真のとおり、部屋にガチめなスライダーとプールがついているんですけど、これとは別にちゃんとお風呂もあるんですよ。さらに、水着のレンタルもできるんです! 他にも、テニスコートがある部屋やメリーゴーランドがある部屋、ナゾの等身大ラクダの置物がある部屋など、どうしてこんな内装にしたのか気になるお部屋ばかり。 ちなみにここは以前、『シャルマン』という名前で営業していたのですが、それを今の運営会社が買い取って、昭和ラブホの古き良き内装を残しつつ、『クロノス』として少しずつリニューアルしているんです。『クロノス』という名前は、ギリシャ語の『クロノスタシス』という言葉から取ったらしくて。なんでも、『アナログ時計を見たあと、秒針の動きが遅く感じる現象』を指す言葉なんだとか。その名前のとおり、ここに入るとなんだか懐かしいような、時の流れが止まったような、不思議な感覚になるんですよ」お金を入れると前後に動く“ナゾの椅子”が…「夢の国」(広島県廿日市市)「もともと閉店予定だったホテルを『こんな面白いホテルを失いたくない』と現オーナーさんが買い取ったそうです。 名前のとおり、『夢の国』のようなホテルで。たとえば、このホテルにも部屋の中にウォータースライダーがあるんです! しかも角度が急でめちゃくちゃスピードが出る。ファンシーな見た目とは裏腹に、かなり怖いんですよ。 他にも、サウナがあったり、変わった形のベッドが置いてあったり、らくがき帳がおいてあったり。 あと、2人で向かい合って座る椅子があって、お金を入れると前後に動くんですよ。 もともとは、病気などで下半身がうまく動かせない人のために作られたものらしいのですが、結構動きが早い……。気になる方は、ぜひ自分の目で確かめてみてください(笑)」恐竜モチーフの部屋が面白いゴージャス系のホテル「ホテル YOU2」(沖縄県那覇市)「最後に紹介するのは、那覇市の『波の上ビーチ』の近くにあるゴージャス系の昭和ラブホです。回転はしないのですが、昭和ラブホでよく見かける円形ベッドが置いてあります。 このホテルは、バブル期を中心に全国1600棟以上のラブホテルを設計した、亜美伊新さんが設計しています。亜美伊さんは、ラブホ界のウォルト・ディズニーとも呼ばれるすごい方なんです。 回転ベッドや鏡張りの天井といった昭和ラブホの定番は、亜美伊さんが生み出したんですよ! 先ほど紹介した『香芝アイネ』や『五條アイネ』の設計にも関わっているんです。 このホテルの面白いところは、恐竜モチーフのお部屋があるところ。たとえば、同じ竜でも竜宮城モチーフとかならなんとなく分かるんですよ。でも、『ラブホで恐竜モチーフってなぜ?』って思いますよね。私には絶対に出ない発想です(笑)。 亜美伊さんは、自分の好きなものとか、時事ネタをコンセプトにしたお部屋を作ることでも有名な方で。そのとき話題の破局した有名人をモチーフに部屋を作ったり、好きな野球チームの部屋を作ったりしているので、この恐竜のお部屋も、そのスタンスで設計されたのだと思います」(仲 奈々)
このホテルは、とにかくゴージャス。どのお部屋も素敵なのですが、特に7階のお部屋には昭和ラブホならではのこだわりが詰められています!
まず、お部屋自体がおどろくほど広く、高級インテリアに囲まれているので、非日常感を味わえること間違いなし。 それに、天井や壁が鏡張りのお部屋があったり、中華風、ヨーロッパ風、和風のお部屋があったり、種類も多いんですよね。 ちなみに外観がお城風なんですけど、わざわざ海外から運んできた石垣で作ったものだと聞いています。 内観も外観もこだわりぬかれているから、最近は撮影スポットとしても大人気。ドラマや映画の撮影にも使われているそうです」金色の浴槽と金色のスケベ椅子がある浴室が特徴的な「ニュー高瀬」(埼玉県秩父市)「回転ベッドといえば円形ベッドを想像しますが、この部屋は長方形のベッドが台座に乗っていて、台座ごと回転するんです。これはなかなか珍しい。お部屋は広いし、大きめの窓もあるから開放感もすごい。ニュー高瀬でイチオシの部屋です。 また、浴室も特徴的。金色の浴槽に、金色のスケベ椅子があるんですよ。しかも、2人で一緒に入るのは難しいほどの狭さ。『せっかく広いお部屋なのに、どうしてお風呂はこんなに小さくしちゃったの?』って感じですよね。 あと、回転ベッド以外のお部屋も良いんですよ。頭上と足元のデザインが『くるん』となったおしゃれなベッドが置いてあるんですけど、寝てみるとそのデザインのせいで目元が隠れるから、電気をつけてもめちゃくちゃ暗い(笑)。 しかもこの部屋、メゾネットタイプなんですよ。下の階にソファがあって、階段を登るとこのベッドがある。どうせ片方の部屋でしか過ごさないのに、なぜわざわざ階段をつけてまで部屋を分けたんですかね……。 見た目や面白さが優先されて、実用性が後回しになっているのが昭和ラブホっぽくて大好きです」全面鏡張りの部屋にある回転ベッドのインパクトがすごい「香芝アイネ」(奈良県香芝市)「アイネは全国にあるラブホテルのチェーン店です。その中でも私のおすすめはふたつあります。そのひとつが、奈良県香芝市にある香芝アイネ。 天井も壁も全面鏡張りの部屋の中に回転ベッドがある、とにかく見た目のインパクトがすごいホテル。 最近は鏡が目張りされてしまったホテルが多いので、ここはかなり貴重です!」近未来を表現した部屋のギラギラ感に圧倒される「五條アイネ」(奈良県五條市)「『アイネ』グループの中でもうひとつのおすすめが、同じく奈良県にある五條アイネ。ここには昭和ラブホらしいギラギラなお部屋があるんです。 壁に“NASA”って書かれているので、おそらく宇宙とか近未来を表現しているのだと思います。 NASAとは別のお部屋になるのですが、浴槽が“貝殻”の部屋もあります。写真だと分かりづらいかもしれませんが、実際にはめちゃくちゃ広くてびっくりしますよ! ただ、深さがあまりなくて……。半身浴しかできないから、冬は『寒い』ってクレームが多いそうです。だからか、写真には写ってないのですが、普通のよくあるバスタブも設置されてました。 貝殻バスタブは、しっかり温まりたいならお風呂に寝そべらなきゃいけない。ここも昭和ラブホらしく、実用性より見た目重視ですね(笑)」部屋にガチめなウォータースライダーとプールがある「ホテルクロノス」(京都府京都市)「このホテルはとにかく豪華で広い。そして、『なぜラブホテルにこんなものが!?』ってびっくりするようなものを置いているんです。 たとえば、ウォータースライダー。写真のとおり、部屋にガチめなスライダーとプールがついているんですけど、これとは別にちゃんとお風呂もあるんですよ。さらに、水着のレンタルもできるんです! 他にも、テニスコートがある部屋やメリーゴーランドがある部屋、ナゾの等身大ラクダの置物がある部屋など、どうしてこんな内装にしたのか気になるお部屋ばかり。 ちなみにここは以前、『シャルマン』という名前で営業していたのですが、それを今の運営会社が買い取って、昭和ラブホの古き良き内装を残しつつ、『クロノス』として少しずつリニューアルしているんです。『クロノス』という名前は、ギリシャ語の『クロノスタシス』という言葉から取ったらしくて。なんでも、『アナログ時計を見たあと、秒針の動きが遅く感じる現象』を指す言葉なんだとか。その名前のとおり、ここに入るとなんだか懐かしいような、時の流れが止まったような、不思議な感覚になるんですよ」お金を入れると前後に動く“ナゾの椅子”が…「夢の国」(広島県廿日市市)「もともと閉店予定だったホテルを『こんな面白いホテルを失いたくない』と現オーナーさんが買い取ったそうです。 名前のとおり、『夢の国』のようなホテルで。たとえば、このホテルにも部屋の中にウォータースライダーがあるんです! しかも角度が急でめちゃくちゃスピードが出る。ファンシーな見た目とは裏腹に、かなり怖いんですよ。 他にも、サウナがあったり、変わった形のベッドが置いてあったり、らくがき帳がおいてあったり。 あと、2人で向かい合って座る椅子があって、お金を入れると前後に動くんですよ。 もともとは、病気などで下半身がうまく動かせない人のために作られたものらしいのですが、結構動きが早い……。気になる方は、ぜひ自分の目で確かめてみてください(笑)」恐竜モチーフの部屋が面白いゴージャス系のホテル「ホテル YOU2」(沖縄県那覇市)「最後に紹介するのは、那覇市の『波の上ビーチ』の近くにあるゴージャス系の昭和ラブホです。回転はしないのですが、昭和ラブホでよく見かける円形ベッドが置いてあります。 このホテルは、バブル期を中心に全国1600棟以上のラブホテルを設計した、亜美伊新さんが設計しています。亜美伊さんは、ラブホ界のウォルト・ディズニーとも呼ばれるすごい方なんです。 回転ベッドや鏡張りの天井といった昭和ラブホの定番は、亜美伊さんが生み出したんですよ! 先ほど紹介した『香芝アイネ』や『五條アイネ』の設計にも関わっているんです。 このホテルの面白いところは、恐竜モチーフのお部屋があるところ。たとえば、同じ竜でも竜宮城モチーフとかならなんとなく分かるんですよ。でも、『ラブホで恐竜モチーフってなぜ?』って思いますよね。私には絶対に出ない発想です(笑)。 亜美伊さんは、自分の好きなものとか、時事ネタをコンセプトにしたお部屋を作ることでも有名な方で。そのとき話題の破局した有名人をモチーフに部屋を作ったり、好きな野球チームの部屋を作ったりしているので、この恐竜のお部屋も、そのスタンスで設計されたのだと思います」(仲 奈々)
まず、お部屋自体がおどろくほど広く、高級インテリアに囲まれているので、非日常感を味わえること間違いなし。
それに、天井や壁が鏡張りのお部屋があったり、中華風、ヨーロッパ風、和風のお部屋があったり、種類も多いんですよね。 ちなみに外観がお城風なんですけど、わざわざ海外から運んできた石垣で作ったものだと聞いています。 内観も外観もこだわりぬかれているから、最近は撮影スポットとしても大人気。ドラマや映画の撮影にも使われているそうです」金色の浴槽と金色のスケベ椅子がある浴室が特徴的な「ニュー高瀬」(埼玉県秩父市)「回転ベッドといえば円形ベッドを想像しますが、この部屋は長方形のベッドが台座に乗っていて、台座ごと回転するんです。これはなかなか珍しい。お部屋は広いし、大きめの窓もあるから開放感もすごい。ニュー高瀬でイチオシの部屋です。 また、浴室も特徴的。金色の浴槽に、金色のスケベ椅子があるんですよ。しかも、2人で一緒に入るのは難しいほどの狭さ。『せっかく広いお部屋なのに、どうしてお風呂はこんなに小さくしちゃったの?』って感じですよね。 あと、回転ベッド以外のお部屋も良いんですよ。頭上と足元のデザインが『くるん』となったおしゃれなベッドが置いてあるんですけど、寝てみるとそのデザインのせいで目元が隠れるから、電気をつけてもめちゃくちゃ暗い(笑)。 しかもこの部屋、メゾネットタイプなんですよ。下の階にソファがあって、階段を登るとこのベッドがある。どうせ片方の部屋でしか過ごさないのに、なぜわざわざ階段をつけてまで部屋を分けたんですかね……。 見た目や面白さが優先されて、実用性が後回しになっているのが昭和ラブホっぽくて大好きです」全面鏡張りの部屋にある回転ベッドのインパクトがすごい「香芝アイネ」(奈良県香芝市)「アイネは全国にあるラブホテルのチェーン店です。その中でも私のおすすめはふたつあります。そのひとつが、奈良県香芝市にある香芝アイネ。 天井も壁も全面鏡張りの部屋の中に回転ベッドがある、とにかく見た目のインパクトがすごいホテル。 最近は鏡が目張りされてしまったホテルが多いので、ここはかなり貴重です!」近未来を表現した部屋のギラギラ感に圧倒される「五條アイネ」(奈良県五條市)「『アイネ』グループの中でもうひとつのおすすめが、同じく奈良県にある五條アイネ。ここには昭和ラブホらしいギラギラなお部屋があるんです。 壁に“NASA”って書かれているので、おそらく宇宙とか近未来を表現しているのだと思います。 NASAとは別のお部屋になるのですが、浴槽が“貝殻”の部屋もあります。写真だと分かりづらいかもしれませんが、実際にはめちゃくちゃ広くてびっくりしますよ! ただ、深さがあまりなくて……。半身浴しかできないから、冬は『寒い』ってクレームが多いそうです。だからか、写真には写ってないのですが、普通のよくあるバスタブも設置されてました。 貝殻バスタブは、しっかり温まりたいならお風呂に寝そべらなきゃいけない。ここも昭和ラブホらしく、実用性より見た目重視ですね(笑)」部屋にガチめなウォータースライダーとプールがある「ホテルクロノス」(京都府京都市)「このホテルはとにかく豪華で広い。そして、『なぜラブホテルにこんなものが!?』ってびっくりするようなものを置いているんです。 たとえば、ウォータースライダー。写真のとおり、部屋にガチめなスライダーとプールがついているんですけど、これとは別にちゃんとお風呂もあるんですよ。さらに、水着のレンタルもできるんです! 他にも、テニスコートがある部屋やメリーゴーランドがある部屋、ナゾの等身大ラクダの置物がある部屋など、どうしてこんな内装にしたのか気になるお部屋ばかり。 ちなみにここは以前、『シャルマン』という名前で営業していたのですが、それを今の運営会社が買い取って、昭和ラブホの古き良き内装を残しつつ、『クロノス』として少しずつリニューアルしているんです。『クロノス』という名前は、ギリシャ語の『クロノスタシス』という言葉から取ったらしくて。なんでも、『アナログ時計を見たあと、秒針の動きが遅く感じる現象』を指す言葉なんだとか。その名前のとおり、ここに入るとなんだか懐かしいような、時の流れが止まったような、不思議な感覚になるんですよ」お金を入れると前後に動く“ナゾの椅子”が…「夢の国」(広島県廿日市市)「もともと閉店予定だったホテルを『こんな面白いホテルを失いたくない』と現オーナーさんが買い取ったそうです。 名前のとおり、『夢の国』のようなホテルで。たとえば、このホテルにも部屋の中にウォータースライダーがあるんです! しかも角度が急でめちゃくちゃスピードが出る。ファンシーな見た目とは裏腹に、かなり怖いんですよ。 他にも、サウナがあったり、変わった形のベッドが置いてあったり、らくがき帳がおいてあったり。 あと、2人で向かい合って座る椅子があって、お金を入れると前後に動くんですよ。 もともとは、病気などで下半身がうまく動かせない人のために作られたものらしいのですが、結構動きが早い……。気になる方は、ぜひ自分の目で確かめてみてください(笑)」恐竜モチーフの部屋が面白いゴージャス系のホテル「ホテル YOU2」(沖縄県那覇市)「最後に紹介するのは、那覇市の『波の上ビーチ』の近くにあるゴージャス系の昭和ラブホです。回転はしないのですが、昭和ラブホでよく見かける円形ベッドが置いてあります。 このホテルは、バブル期を中心に全国1600棟以上のラブホテルを設計した、亜美伊新さんが設計しています。亜美伊さんは、ラブホ界のウォルト・ディズニーとも呼ばれるすごい方なんです。 回転ベッドや鏡張りの天井といった昭和ラブホの定番は、亜美伊さんが生み出したんですよ! 先ほど紹介した『香芝アイネ』や『五條アイネ』の設計にも関わっているんです。 このホテルの面白いところは、恐竜モチーフのお部屋があるところ。たとえば、同じ竜でも竜宮城モチーフとかならなんとなく分かるんですよ。でも、『ラブホで恐竜モチーフってなぜ?』って思いますよね。私には絶対に出ない発想です(笑)。 亜美伊さんは、自分の好きなものとか、時事ネタをコンセプトにしたお部屋を作ることでも有名な方で。そのとき話題の破局した有名人をモチーフに部屋を作ったり、好きな野球チームの部屋を作ったりしているので、この恐竜のお部屋も、そのスタンスで設計されたのだと思います」(仲 奈々)
それに、天井や壁が鏡張りのお部屋があったり、中華風、ヨーロッパ風、和風のお部屋があったり、種類も多いんですよね。
ちなみに外観がお城風なんですけど、わざわざ海外から運んできた石垣で作ったものだと聞いています。 内観も外観もこだわりぬかれているから、最近は撮影スポットとしても大人気。ドラマや映画の撮影にも使われているそうです」金色の浴槽と金色のスケベ椅子がある浴室が特徴的な「ニュー高瀬」(埼玉県秩父市)「回転ベッドといえば円形ベッドを想像しますが、この部屋は長方形のベッドが台座に乗っていて、台座ごと回転するんです。これはなかなか珍しい。お部屋は広いし、大きめの窓もあるから開放感もすごい。ニュー高瀬でイチオシの部屋です。 また、浴室も特徴的。金色の浴槽に、金色のスケベ椅子があるんですよ。しかも、2人で一緒に入るのは難しいほどの狭さ。『せっかく広いお部屋なのに、どうしてお風呂はこんなに小さくしちゃったの?』って感じですよね。 あと、回転ベッド以外のお部屋も良いんですよ。頭上と足元のデザインが『くるん』となったおしゃれなベッドが置いてあるんですけど、寝てみるとそのデザインのせいで目元が隠れるから、電気をつけてもめちゃくちゃ暗い(笑)。 しかもこの部屋、メゾネットタイプなんですよ。下の階にソファがあって、階段を登るとこのベッドがある。どうせ片方の部屋でしか過ごさないのに、なぜわざわざ階段をつけてまで部屋を分けたんですかね……。 見た目や面白さが優先されて、実用性が後回しになっているのが昭和ラブホっぽくて大好きです」全面鏡張りの部屋にある回転ベッドのインパクトがすごい「香芝アイネ」(奈良県香芝市)「アイネは全国にあるラブホテルのチェーン店です。その中でも私のおすすめはふたつあります。そのひとつが、奈良県香芝市にある香芝アイネ。 天井も壁も全面鏡張りの部屋の中に回転ベッドがある、とにかく見た目のインパクトがすごいホテル。 最近は鏡が目張りされてしまったホテルが多いので、ここはかなり貴重です!」近未来を表現した部屋のギラギラ感に圧倒される「五條アイネ」(奈良県五條市)「『アイネ』グループの中でもうひとつのおすすめが、同じく奈良県にある五條アイネ。ここには昭和ラブホらしいギラギラなお部屋があるんです。 壁に“NASA”って書かれているので、おそらく宇宙とか近未来を表現しているのだと思います。 NASAとは別のお部屋になるのですが、浴槽が“貝殻”の部屋もあります。写真だと分かりづらいかもしれませんが、実際にはめちゃくちゃ広くてびっくりしますよ! ただ、深さがあまりなくて……。半身浴しかできないから、冬は『寒い』ってクレームが多いそうです。だからか、写真には写ってないのですが、普通のよくあるバスタブも設置されてました。 貝殻バスタブは、しっかり温まりたいならお風呂に寝そべらなきゃいけない。ここも昭和ラブホらしく、実用性より見た目重視ですね(笑)」部屋にガチめなウォータースライダーとプールがある「ホテルクロノス」(京都府京都市)「このホテルはとにかく豪華で広い。そして、『なぜラブホテルにこんなものが!?』ってびっくりするようなものを置いているんです。 たとえば、ウォータースライダー。写真のとおり、部屋にガチめなスライダーとプールがついているんですけど、これとは別にちゃんとお風呂もあるんですよ。さらに、水着のレンタルもできるんです! 他にも、テニスコートがある部屋やメリーゴーランドがある部屋、ナゾの等身大ラクダの置物がある部屋など、どうしてこんな内装にしたのか気になるお部屋ばかり。 ちなみにここは以前、『シャルマン』という名前で営業していたのですが、それを今の運営会社が買い取って、昭和ラブホの古き良き内装を残しつつ、『クロノス』として少しずつリニューアルしているんです。『クロノス』という名前は、ギリシャ語の『クロノスタシス』という言葉から取ったらしくて。なんでも、『アナログ時計を見たあと、秒針の動きが遅く感じる現象』を指す言葉なんだとか。その名前のとおり、ここに入るとなんだか懐かしいような、時の流れが止まったような、不思議な感覚になるんですよ」お金を入れると前後に動く“ナゾの椅子”が…「夢の国」(広島県廿日市市)「もともと閉店予定だったホテルを『こんな面白いホテルを失いたくない』と現オーナーさんが買い取ったそうです。 名前のとおり、『夢の国』のようなホテルで。たとえば、このホテルにも部屋の中にウォータースライダーがあるんです! しかも角度が急でめちゃくちゃスピードが出る。ファンシーな見た目とは裏腹に、かなり怖いんですよ。 他にも、サウナがあったり、変わった形のベッドが置いてあったり、らくがき帳がおいてあったり。 あと、2人で向かい合って座る椅子があって、お金を入れると前後に動くんですよ。 もともとは、病気などで下半身がうまく動かせない人のために作られたものらしいのですが、結構動きが早い……。気になる方は、ぜひ自分の目で確かめてみてください(笑)」恐竜モチーフの部屋が面白いゴージャス系のホテル「ホテル YOU2」(沖縄県那覇市)「最後に紹介するのは、那覇市の『波の上ビーチ』の近くにあるゴージャス系の昭和ラブホです。回転はしないのですが、昭和ラブホでよく見かける円形ベッドが置いてあります。 このホテルは、バブル期を中心に全国1600棟以上のラブホテルを設計した、亜美伊新さんが設計しています。亜美伊さんは、ラブホ界のウォルト・ディズニーとも呼ばれるすごい方なんです。 回転ベッドや鏡張りの天井といった昭和ラブホの定番は、亜美伊さんが生み出したんですよ! 先ほど紹介した『香芝アイネ』や『五條アイネ』の設計にも関わっているんです。 このホテルの面白いところは、恐竜モチーフのお部屋があるところ。たとえば、同じ竜でも竜宮城モチーフとかならなんとなく分かるんですよ。でも、『ラブホで恐竜モチーフってなぜ?』って思いますよね。私には絶対に出ない発想です(笑)。 亜美伊さんは、自分の好きなものとか、時事ネタをコンセプトにしたお部屋を作ることでも有名な方で。そのとき話題の破局した有名人をモチーフに部屋を作ったり、好きな野球チームの部屋を作ったりしているので、この恐竜のお部屋も、そのスタンスで設計されたのだと思います」(仲 奈々)
ちなみに外観がお城風なんですけど、わざわざ海外から運んできた石垣で作ったものだと聞いています。
内観も外観もこだわりぬかれているから、最近は撮影スポットとしても大人気。ドラマや映画の撮影にも使われているそうです」金色の浴槽と金色のスケベ椅子がある浴室が特徴的な「ニュー高瀬」(埼玉県秩父市)「回転ベッドといえば円形ベッドを想像しますが、この部屋は長方形のベッドが台座に乗っていて、台座ごと回転するんです。これはなかなか珍しい。お部屋は広いし、大きめの窓もあるから開放感もすごい。ニュー高瀬でイチオシの部屋です。 また、浴室も特徴的。金色の浴槽に、金色のスケベ椅子があるんですよ。しかも、2人で一緒に入るのは難しいほどの狭さ。『せっかく広いお部屋なのに、どうしてお風呂はこんなに小さくしちゃったの?』って感じですよね。 あと、回転ベッド以外のお部屋も良いんですよ。頭上と足元のデザインが『くるん』となったおしゃれなベッドが置いてあるんですけど、寝てみるとそのデザインのせいで目元が隠れるから、電気をつけてもめちゃくちゃ暗い(笑)。 しかもこの部屋、メゾネットタイプなんですよ。下の階にソファがあって、階段を登るとこのベッドがある。どうせ片方の部屋でしか過ごさないのに、なぜわざわざ階段をつけてまで部屋を分けたんですかね……。 見た目や面白さが優先されて、実用性が後回しになっているのが昭和ラブホっぽくて大好きです」全面鏡張りの部屋にある回転ベッドのインパクトがすごい「香芝アイネ」(奈良県香芝市)「アイネは全国にあるラブホテルのチェーン店です。その中でも私のおすすめはふたつあります。そのひとつが、奈良県香芝市にある香芝アイネ。 天井も壁も全面鏡張りの部屋の中に回転ベッドがある、とにかく見た目のインパクトがすごいホテル。 最近は鏡が目張りされてしまったホテルが多いので、ここはかなり貴重です!」近未来を表現した部屋のギラギラ感に圧倒される「五條アイネ」(奈良県五條市)「『アイネ』グループの中でもうひとつのおすすめが、同じく奈良県にある五條アイネ。ここには昭和ラブホらしいギラギラなお部屋があるんです。 壁に“NASA”って書かれているので、おそらく宇宙とか近未来を表現しているのだと思います。 NASAとは別のお部屋になるのですが、浴槽が“貝殻”の部屋もあります。写真だと分かりづらいかもしれませんが、実際にはめちゃくちゃ広くてびっくりしますよ! ただ、深さがあまりなくて……。半身浴しかできないから、冬は『寒い』ってクレームが多いそうです。だからか、写真には写ってないのですが、普通のよくあるバスタブも設置されてました。 貝殻バスタブは、しっかり温まりたいならお風呂に寝そべらなきゃいけない。ここも昭和ラブホらしく、実用性より見た目重視ですね(笑)」部屋にガチめなウォータースライダーとプールがある「ホテルクロノス」(京都府京都市)「このホテルはとにかく豪華で広い。そして、『なぜラブホテルにこんなものが!?』ってびっくりするようなものを置いているんです。 たとえば、ウォータースライダー。写真のとおり、部屋にガチめなスライダーとプールがついているんですけど、これとは別にちゃんとお風呂もあるんですよ。さらに、水着のレンタルもできるんです! 他にも、テニスコートがある部屋やメリーゴーランドがある部屋、ナゾの等身大ラクダの置物がある部屋など、どうしてこんな内装にしたのか気になるお部屋ばかり。 ちなみにここは以前、『シャルマン』という名前で営業していたのですが、それを今の運営会社が買い取って、昭和ラブホの古き良き内装を残しつつ、『クロノス』として少しずつリニューアルしているんです。『クロノス』という名前は、ギリシャ語の『クロノスタシス』という言葉から取ったらしくて。なんでも、『アナログ時計を見たあと、秒針の動きが遅く感じる現象』を指す言葉なんだとか。その名前のとおり、ここに入るとなんだか懐かしいような、時の流れが止まったような、不思議な感覚になるんですよ」お金を入れると前後に動く“ナゾの椅子”が…「夢の国」(広島県廿日市市)「もともと閉店予定だったホテルを『こんな面白いホテルを失いたくない』と現オーナーさんが買い取ったそうです。 名前のとおり、『夢の国』のようなホテルで。たとえば、このホテルにも部屋の中にウォータースライダーがあるんです! しかも角度が急でめちゃくちゃスピードが出る。ファンシーな見た目とは裏腹に、かなり怖いんですよ。 他にも、サウナがあったり、変わった形のベッドが置いてあったり、らくがき帳がおいてあったり。 あと、2人で向かい合って座る椅子があって、お金を入れると前後に動くんですよ。 もともとは、病気などで下半身がうまく動かせない人のために作られたものらしいのですが、結構動きが早い……。気になる方は、ぜひ自分の目で確かめてみてください(笑)」恐竜モチーフの部屋が面白いゴージャス系のホテル「ホテル YOU2」(沖縄県那覇市)「最後に紹介するのは、那覇市の『波の上ビーチ』の近くにあるゴージャス系の昭和ラブホです。回転はしないのですが、昭和ラブホでよく見かける円形ベッドが置いてあります。 このホテルは、バブル期を中心に全国1600棟以上のラブホテルを設計した、亜美伊新さんが設計しています。亜美伊さんは、ラブホ界のウォルト・ディズニーとも呼ばれるすごい方なんです。 回転ベッドや鏡張りの天井といった昭和ラブホの定番は、亜美伊さんが生み出したんですよ! 先ほど紹介した『香芝アイネ』や『五條アイネ』の設計にも関わっているんです。 このホテルの面白いところは、恐竜モチーフのお部屋があるところ。たとえば、同じ竜でも竜宮城モチーフとかならなんとなく分かるんですよ。でも、『ラブホで恐竜モチーフってなぜ?』って思いますよね。私には絶対に出ない発想です(笑)。 亜美伊さんは、自分の好きなものとか、時事ネタをコンセプトにしたお部屋を作ることでも有名な方で。そのとき話題の破局した有名人をモチーフに部屋を作ったり、好きな野球チームの部屋を作ったりしているので、この恐竜のお部屋も、そのスタンスで設計されたのだと思います」(仲 奈々)
内観も外観もこだわりぬかれているから、最近は撮影スポットとしても大人気。ドラマや映画の撮影にも使われているそうです」
「回転ベッドといえば円形ベッドを想像しますが、この部屋は長方形のベッドが台座に乗っていて、台座ごと回転するんです。これはなかなか珍しい。お部屋は広いし、大きめの窓もあるから開放感もすごい。ニュー高瀬でイチオシの部屋です。
また、浴室も特徴的。金色の浴槽に、金色のスケベ椅子があるんですよ。しかも、2人で一緒に入るのは難しいほどの狭さ。『せっかく広いお部屋なのに、どうしてお風呂はこんなに小さくしちゃったの?』って感じですよね。 あと、回転ベッド以外のお部屋も良いんですよ。頭上と足元のデザインが『くるん』となったおしゃれなベッドが置いてあるんですけど、寝てみるとそのデザインのせいで目元が隠れるから、電気をつけてもめちゃくちゃ暗い(笑)。 しかもこの部屋、メゾネットタイプなんですよ。下の階にソファがあって、階段を登るとこのベッドがある。どうせ片方の部屋でしか過ごさないのに、なぜわざわざ階段をつけてまで部屋を分けたんですかね……。 見た目や面白さが優先されて、実用性が後回しになっているのが昭和ラブホっぽくて大好きです」全面鏡張りの部屋にある回転ベッドのインパクトがすごい「香芝アイネ」(奈良県香芝市)「アイネは全国にあるラブホテルのチェーン店です。その中でも私のおすすめはふたつあります。そのひとつが、奈良県香芝市にある香芝アイネ。 天井も壁も全面鏡張りの部屋の中に回転ベッドがある、とにかく見た目のインパクトがすごいホテル。 最近は鏡が目張りされてしまったホテルが多いので、ここはかなり貴重です!」近未来を表現した部屋のギラギラ感に圧倒される「五條アイネ」(奈良県五條市)「『アイネ』グループの中でもうひとつのおすすめが、同じく奈良県にある五條アイネ。ここには昭和ラブホらしいギラギラなお部屋があるんです。 壁に“NASA”って書かれているので、おそらく宇宙とか近未来を表現しているのだと思います。 NASAとは別のお部屋になるのですが、浴槽が“貝殻”の部屋もあります。写真だと分かりづらいかもしれませんが、実際にはめちゃくちゃ広くてびっくりしますよ! ただ、深さがあまりなくて……。半身浴しかできないから、冬は『寒い』ってクレームが多いそうです。だからか、写真には写ってないのですが、普通のよくあるバスタブも設置されてました。 貝殻バスタブは、しっかり温まりたいならお風呂に寝そべらなきゃいけない。ここも昭和ラブホらしく、実用性より見た目重視ですね(笑)」部屋にガチめなウォータースライダーとプールがある「ホテルクロノス」(京都府京都市)「このホテルはとにかく豪華で広い。そして、『なぜラブホテルにこんなものが!?』ってびっくりするようなものを置いているんです。 たとえば、ウォータースライダー。写真のとおり、部屋にガチめなスライダーとプールがついているんですけど、これとは別にちゃんとお風呂もあるんですよ。さらに、水着のレンタルもできるんです! 他にも、テニスコートがある部屋やメリーゴーランドがある部屋、ナゾの等身大ラクダの置物がある部屋など、どうしてこんな内装にしたのか気になるお部屋ばかり。 ちなみにここは以前、『シャルマン』という名前で営業していたのですが、それを今の運営会社が買い取って、昭和ラブホの古き良き内装を残しつつ、『クロノス』として少しずつリニューアルしているんです。『クロノス』という名前は、ギリシャ語の『クロノスタシス』という言葉から取ったらしくて。なんでも、『アナログ時計を見たあと、秒針の動きが遅く感じる現象』を指す言葉なんだとか。その名前のとおり、ここに入るとなんだか懐かしいような、時の流れが止まったような、不思議な感覚になるんですよ」お金を入れると前後に動く“ナゾの椅子”が…「夢の国」(広島県廿日市市)「もともと閉店予定だったホテルを『こんな面白いホテルを失いたくない』と現オーナーさんが買い取ったそうです。 名前のとおり、『夢の国』のようなホテルで。たとえば、このホテルにも部屋の中にウォータースライダーがあるんです! しかも角度が急でめちゃくちゃスピードが出る。ファンシーな見た目とは裏腹に、かなり怖いんですよ。 他にも、サウナがあったり、変わった形のベッドが置いてあったり、らくがき帳がおいてあったり。 あと、2人で向かい合って座る椅子があって、お金を入れると前後に動くんですよ。 もともとは、病気などで下半身がうまく動かせない人のために作られたものらしいのですが、結構動きが早い……。気になる方は、ぜひ自分の目で確かめてみてください(笑)」恐竜モチーフの部屋が面白いゴージャス系のホテル「ホテル YOU2」(沖縄県那覇市)「最後に紹介するのは、那覇市の『波の上ビーチ』の近くにあるゴージャス系の昭和ラブホです。回転はしないのですが、昭和ラブホでよく見かける円形ベッドが置いてあります。 このホテルは、バブル期を中心に全国1600棟以上のラブホテルを設計した、亜美伊新さんが設計しています。亜美伊さんは、ラブホ界のウォルト・ディズニーとも呼ばれるすごい方なんです。 回転ベッドや鏡張りの天井といった昭和ラブホの定番は、亜美伊さんが生み出したんですよ! 先ほど紹介した『香芝アイネ』や『五條アイネ』の設計にも関わっているんです。 このホテルの面白いところは、恐竜モチーフのお部屋があるところ。たとえば、同じ竜でも竜宮城モチーフとかならなんとなく分かるんですよ。でも、『ラブホで恐竜モチーフってなぜ?』って思いますよね。私には絶対に出ない発想です(笑)。 亜美伊さんは、自分の好きなものとか、時事ネタをコンセプトにしたお部屋を作ることでも有名な方で。そのとき話題の破局した有名人をモチーフに部屋を作ったり、好きな野球チームの部屋を作ったりしているので、この恐竜のお部屋も、そのスタンスで設計されたのだと思います」(仲 奈々)
また、浴室も特徴的。金色の浴槽に、金色のスケベ椅子があるんですよ。しかも、2人で一緒に入るのは難しいほどの狭さ。『せっかく広いお部屋なのに、どうしてお風呂はこんなに小さくしちゃったの?』って感じですよね。 あと、回転ベッド以外のお部屋も良いんですよ。頭上と足元のデザインが『くるん』となったおしゃれなベッドが置いてあるんですけど、寝てみるとそのデザインのせいで目元が隠れるから、電気をつけてもめちゃくちゃ暗い(笑)。 しかもこの部屋、メゾネットタイプなんですよ。下の階にソファがあって、階段を登るとこのベッドがある。どうせ片方の部屋でしか過ごさないのに、なぜわざわざ階段をつけてまで部屋を分けたんですかね……。 見た目や面白さが優先されて、実用性が後回しになっているのが昭和ラブホっぽくて大好きです」全面鏡張りの部屋にある回転ベッドのインパクトがすごい「香芝アイネ」(奈良県香芝市)「アイネは全国にあるラブホテルのチェーン店です。その中でも私のおすすめはふたつあります。そのひとつが、奈良県香芝市にある香芝アイネ。 天井も壁も全面鏡張りの部屋の中に回転ベッドがある、とにかく見た目のインパクトがすごいホテル。 最近は鏡が目張りされてしまったホテルが多いので、ここはかなり貴重です!」近未来を表現した部屋のギラギラ感に圧倒される「五條アイネ」(奈良県五條市)「『アイネ』グループの中でもうひとつのおすすめが、同じく奈良県にある五條アイネ。ここには昭和ラブホらしいギラギラなお部屋があるんです。 壁に“NASA”って書かれているので、おそらく宇宙とか近未来を表現しているのだと思います。 NASAとは別のお部屋になるのですが、浴槽が“貝殻”の部屋もあります。写真だと分かりづらいかもしれませんが、実際にはめちゃくちゃ広くてびっくりしますよ! ただ、深さがあまりなくて……。半身浴しかできないから、冬は『寒い』ってクレームが多いそうです。だからか、写真には写ってないのですが、普通のよくあるバスタブも設置されてました。 貝殻バスタブは、しっかり温まりたいならお風呂に寝そべらなきゃいけない。ここも昭和ラブホらしく、実用性より見た目重視ですね(笑)」部屋にガチめなウォータースライダーとプールがある「ホテルクロノス」(京都府京都市)「このホテルはとにかく豪華で広い。そして、『なぜラブホテルにこんなものが!?』ってびっくりするようなものを置いているんです。 たとえば、ウォータースライダー。写真のとおり、部屋にガチめなスライダーとプールがついているんですけど、これとは別にちゃんとお風呂もあるんですよ。さらに、水着のレンタルもできるんです! 他にも、テニスコートがある部屋やメリーゴーランドがある部屋、ナゾの等身大ラクダの置物がある部屋など、どうしてこんな内装にしたのか気になるお部屋ばかり。 ちなみにここは以前、『シャルマン』という名前で営業していたのですが、それを今の運営会社が買い取って、昭和ラブホの古き良き内装を残しつつ、『クロノス』として少しずつリニューアルしているんです。『クロノス』という名前は、ギリシャ語の『クロノスタシス』という言葉から取ったらしくて。なんでも、『アナログ時計を見たあと、秒針の動きが遅く感じる現象』を指す言葉なんだとか。その名前のとおり、ここに入るとなんだか懐かしいような、時の流れが止まったような、不思議な感覚になるんですよ」お金を入れると前後に動く“ナゾの椅子”が…「夢の国」(広島県廿日市市)「もともと閉店予定だったホテルを『こんな面白いホテルを失いたくない』と現オーナーさんが買い取ったそうです。 名前のとおり、『夢の国』のようなホテルで。たとえば、このホテルにも部屋の中にウォータースライダーがあるんです! しかも角度が急でめちゃくちゃスピードが出る。ファンシーな見た目とは裏腹に、かなり怖いんですよ。 他にも、サウナがあったり、変わった形のベッドが置いてあったり、らくがき帳がおいてあったり。 あと、2人で向かい合って座る椅子があって、お金を入れると前後に動くんですよ。 もともとは、病気などで下半身がうまく動かせない人のために作られたものらしいのですが、結構動きが早い……。気になる方は、ぜひ自分の目で確かめてみてください(笑)」恐竜モチーフの部屋が面白いゴージャス系のホテル「ホテル YOU2」(沖縄県那覇市)「最後に紹介するのは、那覇市の『波の上ビーチ』の近くにあるゴージャス系の昭和ラブホです。回転はしないのですが、昭和ラブホでよく見かける円形ベッドが置いてあります。 このホテルは、バブル期を中心に全国1600棟以上のラブホテルを設計した、亜美伊新さんが設計しています。亜美伊さんは、ラブホ界のウォルト・ディズニーとも呼ばれるすごい方なんです。 回転ベッドや鏡張りの天井といった昭和ラブホの定番は、亜美伊さんが生み出したんですよ! 先ほど紹介した『香芝アイネ』や『五條アイネ』の設計にも関わっているんです。 このホテルの面白いところは、恐竜モチーフのお部屋があるところ。たとえば、同じ竜でも竜宮城モチーフとかならなんとなく分かるんですよ。でも、『ラブホで恐竜モチーフってなぜ?』って思いますよね。私には絶対に出ない発想です(笑)。 亜美伊さんは、自分の好きなものとか、時事ネタをコンセプトにしたお部屋を作ることでも有名な方で。そのとき話題の破局した有名人をモチーフに部屋を作ったり、好きな野球チームの部屋を作ったりしているので、この恐竜のお部屋も、そのスタンスで設計されたのだと思います」(仲 奈々)
また、浴室も特徴的。金色の浴槽に、金色のスケベ椅子があるんですよ。しかも、2人で一緒に入るのは難しいほどの狭さ。『せっかく広いお部屋なのに、どうしてお風呂はこんなに小さくしちゃったの?』って感じですよね。
あと、回転ベッド以外のお部屋も良いんですよ。頭上と足元のデザインが『くるん』となったおしゃれなベッドが置いてあるんですけど、寝てみるとそのデザインのせいで目元が隠れるから、電気をつけてもめちゃくちゃ暗い(笑)。 しかもこの部屋、メゾネットタイプなんですよ。下の階にソファがあって、階段を登るとこのベッドがある。どうせ片方の部屋でしか過ごさないのに、なぜわざわざ階段をつけてまで部屋を分けたんですかね……。 見た目や面白さが優先されて、実用性が後回しになっているのが昭和ラブホっぽくて大好きです」全面鏡張りの部屋にある回転ベッドのインパクトがすごい「香芝アイネ」(奈良県香芝市)「アイネは全国にあるラブホテルのチェーン店です。その中でも私のおすすめはふたつあります。そのひとつが、奈良県香芝市にある香芝アイネ。 天井も壁も全面鏡張りの部屋の中に回転ベッドがある、とにかく見た目のインパクトがすごいホテル。 最近は鏡が目張りされてしまったホテルが多いので、ここはかなり貴重です!」近未来を表現した部屋のギラギラ感に圧倒される「五條アイネ」(奈良県五條市)「『アイネ』グループの中でもうひとつのおすすめが、同じく奈良県にある五條アイネ。ここには昭和ラブホらしいギラギラなお部屋があるんです。 壁に“NASA”って書かれているので、おそらく宇宙とか近未来を表現しているのだと思います。 NASAとは別のお部屋になるのですが、浴槽が“貝殻”の部屋もあります。写真だと分かりづらいかもしれませんが、実際にはめちゃくちゃ広くてびっくりしますよ! ただ、深さがあまりなくて……。半身浴しかできないから、冬は『寒い』ってクレームが多いそうです。だからか、写真には写ってないのですが、普通のよくあるバスタブも設置されてました。 貝殻バスタブは、しっかり温まりたいならお風呂に寝そべらなきゃいけない。ここも昭和ラブホらしく、実用性より見た目重視ですね(笑)」部屋にガチめなウォータースライダーとプールがある「ホテルクロノス」(京都府京都市)「このホテルはとにかく豪華で広い。そして、『なぜラブホテルにこんなものが!?』ってびっくりするようなものを置いているんです。 たとえば、ウォータースライダー。写真のとおり、部屋にガチめなスライダーとプールがついているんですけど、これとは別にちゃんとお風呂もあるんですよ。さらに、水着のレンタルもできるんです! 他にも、テニスコートがある部屋やメリーゴーランドがある部屋、ナゾの等身大ラクダの置物がある部屋など、どうしてこんな内装にしたのか気になるお部屋ばかり。 ちなみにここは以前、『シャルマン』という名前で営業していたのですが、それを今の運営会社が買い取って、昭和ラブホの古き良き内装を残しつつ、『クロノス』として少しずつリニューアルしているんです。『クロノス』という名前は、ギリシャ語の『クロノスタシス』という言葉から取ったらしくて。なんでも、『アナログ時計を見たあと、秒針の動きが遅く感じる現象』を指す言葉なんだとか。その名前のとおり、ここに入るとなんだか懐かしいような、時の流れが止まったような、不思議な感覚になるんですよ」お金を入れると前後に動く“ナゾの椅子”が…「夢の国」(広島県廿日市市)「もともと閉店予定だったホテルを『こんな面白いホテルを失いたくない』と現オーナーさんが買い取ったそうです。 名前のとおり、『夢の国』のようなホテルで。たとえば、このホテルにも部屋の中にウォータースライダーがあるんです! しかも角度が急でめちゃくちゃスピードが出る。ファンシーな見た目とは裏腹に、かなり怖いんですよ。 他にも、サウナがあったり、変わった形のベッドが置いてあったり、らくがき帳がおいてあったり。 あと、2人で向かい合って座る椅子があって、お金を入れると前後に動くんですよ。 もともとは、病気などで下半身がうまく動かせない人のために作られたものらしいのですが、結構動きが早い……。気になる方は、ぜひ自分の目で確かめてみてください(笑)」恐竜モチーフの部屋が面白いゴージャス系のホテル「ホテル YOU2」(沖縄県那覇市)「最後に紹介するのは、那覇市の『波の上ビーチ』の近くにあるゴージャス系の昭和ラブホです。回転はしないのですが、昭和ラブホでよく見かける円形ベッドが置いてあります。 このホテルは、バブル期を中心に全国1600棟以上のラブホテルを設計した、亜美伊新さんが設計しています。亜美伊さんは、ラブホ界のウォルト・ディズニーとも呼ばれるすごい方なんです。 回転ベッドや鏡張りの天井といった昭和ラブホの定番は、亜美伊さんが生み出したんですよ! 先ほど紹介した『香芝アイネ』や『五條アイネ』の設計にも関わっているんです。 このホテルの面白いところは、恐竜モチーフのお部屋があるところ。たとえば、同じ竜でも竜宮城モチーフとかならなんとなく分かるんですよ。でも、『ラブホで恐竜モチーフってなぜ?』って思いますよね。私には絶対に出ない発想です(笑)。 亜美伊さんは、自分の好きなものとか、時事ネタをコンセプトにしたお部屋を作ることでも有名な方で。そのとき話題の破局した有名人をモチーフに部屋を作ったり、好きな野球チームの部屋を作ったりしているので、この恐竜のお部屋も、そのスタンスで設計されたのだと思います」(仲 奈々)
あと、回転ベッド以外のお部屋も良いんですよ。頭上と足元のデザインが『くるん』となったおしゃれなベッドが置いてあるんですけど、寝てみるとそのデザインのせいで目元が隠れるから、電気をつけてもめちゃくちゃ暗い(笑)。
しかもこの部屋、メゾネットタイプなんですよ。下の階にソファがあって、階段を登るとこのベッドがある。どうせ片方の部屋でしか過ごさないのに、なぜわざわざ階段をつけてまで部屋を分けたんですかね……。 見た目や面白さが優先されて、実用性が後回しになっているのが昭和ラブホっぽくて大好きです」全面鏡張りの部屋にある回転ベッドのインパクトがすごい「香芝アイネ」(奈良県香芝市)「アイネは全国にあるラブホテルのチェーン店です。その中でも私のおすすめはふたつあります。そのひとつが、奈良県香芝市にある香芝アイネ。 天井も壁も全面鏡張りの部屋の中に回転ベッドがある、とにかく見た目のインパクトがすごいホテル。 最近は鏡が目張りされてしまったホテルが多いので、ここはかなり貴重です!」近未来を表現した部屋のギラギラ感に圧倒される「五條アイネ」(奈良県五條市)「『アイネ』グループの中でもうひとつのおすすめが、同じく奈良県にある五條アイネ。ここには昭和ラブホらしいギラギラなお部屋があるんです。 壁に“NASA”って書かれているので、おそらく宇宙とか近未来を表現しているのだと思います。 NASAとは別のお部屋になるのですが、浴槽が“貝殻”の部屋もあります。写真だと分かりづらいかもしれませんが、実際にはめちゃくちゃ広くてびっくりしますよ! ただ、深さがあまりなくて……。半身浴しかできないから、冬は『寒い』ってクレームが多いそうです。だからか、写真には写ってないのですが、普通のよくあるバスタブも設置されてました。 貝殻バスタブは、しっかり温まりたいならお風呂に寝そべらなきゃいけない。ここも昭和ラブホらしく、実用性より見た目重視ですね(笑)」部屋にガチめなウォータースライダーとプールがある「ホテルクロノス」(京都府京都市)「このホテルはとにかく豪華で広い。そして、『なぜラブホテルにこんなものが!?』ってびっくりするようなものを置いているんです。 たとえば、ウォータースライダー。写真のとおり、部屋にガチめなスライダーとプールがついているんですけど、これとは別にちゃんとお風呂もあるんですよ。さらに、水着のレンタルもできるんです! 他にも、テニスコートがある部屋やメリーゴーランドがある部屋、ナゾの等身大ラクダの置物がある部屋など、どうしてこんな内装にしたのか気になるお部屋ばかり。 ちなみにここは以前、『シャルマン』という名前で営業していたのですが、それを今の運営会社が買い取って、昭和ラブホの古き良き内装を残しつつ、『クロノス』として少しずつリニューアルしているんです。『クロノス』という名前は、ギリシャ語の『クロノスタシス』という言葉から取ったらしくて。なんでも、『アナログ時計を見たあと、秒針の動きが遅く感じる現象』を指す言葉なんだとか。その名前のとおり、ここに入るとなんだか懐かしいような、時の流れが止まったような、不思議な感覚になるんですよ」お金を入れると前後に動く“ナゾの椅子”が…「夢の国」(広島県廿日市市)「もともと閉店予定だったホテルを『こんな面白いホテルを失いたくない』と現オーナーさんが買い取ったそうです。 名前のとおり、『夢の国』のようなホテルで。たとえば、このホテルにも部屋の中にウォータースライダーがあるんです! しかも角度が急でめちゃくちゃスピードが出る。ファンシーな見た目とは裏腹に、かなり怖いんですよ。 他にも、サウナがあったり、変わった形のベッドが置いてあったり、らくがき帳がおいてあったり。 あと、2人で向かい合って座る椅子があって、お金を入れると前後に動くんですよ。 もともとは、病気などで下半身がうまく動かせない人のために作られたものらしいのですが、結構動きが早い……。気になる方は、ぜひ自分の目で確かめてみてください(笑)」恐竜モチーフの部屋が面白いゴージャス系のホテル「ホテル YOU2」(沖縄県那覇市)「最後に紹介するのは、那覇市の『波の上ビーチ』の近くにあるゴージャス系の昭和ラブホです。回転はしないのですが、昭和ラブホでよく見かける円形ベッドが置いてあります。 このホテルは、バブル期を中心に全国1600棟以上のラブホテルを設計した、亜美伊新さんが設計しています。亜美伊さんは、ラブホ界のウォルト・ディズニーとも呼ばれるすごい方なんです。 回転ベッドや鏡張りの天井といった昭和ラブホの定番は、亜美伊さんが生み出したんですよ! 先ほど紹介した『香芝アイネ』や『五條アイネ』の設計にも関わっているんです。 このホテルの面白いところは、恐竜モチーフのお部屋があるところ。たとえば、同じ竜でも竜宮城モチーフとかならなんとなく分かるんですよ。でも、『ラブホで恐竜モチーフってなぜ?』って思いますよね。私には絶対に出ない発想です(笑)。 亜美伊さんは、自分の好きなものとか、時事ネタをコンセプトにしたお部屋を作ることでも有名な方で。そのとき話題の破局した有名人をモチーフに部屋を作ったり、好きな野球チームの部屋を作ったりしているので、この恐竜のお部屋も、そのスタンスで設計されたのだと思います」(仲 奈々)
しかもこの部屋、メゾネットタイプなんですよ。下の階にソファがあって、階段を登るとこのベッドがある。どうせ片方の部屋でしか過ごさないのに、なぜわざわざ階段をつけてまで部屋を分けたんですかね……。
見た目や面白さが優先されて、実用性が後回しになっているのが昭和ラブホっぽくて大好きです」全面鏡張りの部屋にある回転ベッドのインパクトがすごい「香芝アイネ」(奈良県香芝市)「アイネは全国にあるラブホテルのチェーン店です。その中でも私のおすすめはふたつあります。そのひとつが、奈良県香芝市にある香芝アイネ。 天井も壁も全面鏡張りの部屋の中に回転ベッドがある、とにかく見た目のインパクトがすごいホテル。 最近は鏡が目張りされてしまったホテルが多いので、ここはかなり貴重です!」近未来を表現した部屋のギラギラ感に圧倒される「五條アイネ」(奈良県五條市)「『アイネ』グループの中でもうひとつのおすすめが、同じく奈良県にある五條アイネ。ここには昭和ラブホらしいギラギラなお部屋があるんです。 壁に“NASA”って書かれているので、おそらく宇宙とか近未来を表現しているのだと思います。 NASAとは別のお部屋になるのですが、浴槽が“貝殻”の部屋もあります。写真だと分かりづらいかもしれませんが、実際にはめちゃくちゃ広くてびっくりしますよ! ただ、深さがあまりなくて……。半身浴しかできないから、冬は『寒い』ってクレームが多いそうです。だからか、写真には写ってないのですが、普通のよくあるバスタブも設置されてました。 貝殻バスタブは、しっかり温まりたいならお風呂に寝そべらなきゃいけない。ここも昭和ラブホらしく、実用性より見た目重視ですね(笑)」部屋にガチめなウォータースライダーとプールがある「ホテルクロノス」(京都府京都市)「このホテルはとにかく豪華で広い。そして、『なぜラブホテルにこんなものが!?』ってびっくりするようなものを置いているんです。 たとえば、ウォータースライダー。写真のとおり、部屋にガチめなスライダーとプールがついているんですけど、これとは別にちゃんとお風呂もあるんですよ。さらに、水着のレンタルもできるんです! 他にも、テニスコートがある部屋やメリーゴーランドがある部屋、ナゾの等身大ラクダの置物がある部屋など、どうしてこんな内装にしたのか気になるお部屋ばかり。 ちなみにここは以前、『シャルマン』という名前で営業していたのですが、それを今の運営会社が買い取って、昭和ラブホの古き良き内装を残しつつ、『クロノス』として少しずつリニューアルしているんです。『クロノス』という名前は、ギリシャ語の『クロノスタシス』という言葉から取ったらしくて。なんでも、『アナログ時計を見たあと、秒針の動きが遅く感じる現象』を指す言葉なんだとか。その名前のとおり、ここに入るとなんだか懐かしいような、時の流れが止まったような、不思議な感覚になるんですよ」お金を入れると前後に動く“ナゾの椅子”が…「夢の国」(広島県廿日市市)「もともと閉店予定だったホテルを『こんな面白いホテルを失いたくない』と現オーナーさんが買い取ったそうです。 名前のとおり、『夢の国』のようなホテルで。たとえば、このホテルにも部屋の中にウォータースライダーがあるんです! しかも角度が急でめちゃくちゃスピードが出る。ファンシーな見た目とは裏腹に、かなり怖いんですよ。 他にも、サウナがあったり、変わった形のベッドが置いてあったり、らくがき帳がおいてあったり。 あと、2人で向かい合って座る椅子があって、お金を入れると前後に動くんですよ。 もともとは、病気などで下半身がうまく動かせない人のために作られたものらしいのですが、結構動きが早い……。気になる方は、ぜひ自分の目で確かめてみてください(笑)」恐竜モチーフの部屋が面白いゴージャス系のホテル「ホテル YOU2」(沖縄県那覇市)「最後に紹介するのは、那覇市の『波の上ビーチ』の近くにあるゴージャス系の昭和ラブホです。回転はしないのですが、昭和ラブホでよく見かける円形ベッドが置いてあります。 このホテルは、バブル期を中心に全国1600棟以上のラブホテルを設計した、亜美伊新さんが設計しています。亜美伊さんは、ラブホ界のウォルト・ディズニーとも呼ばれるすごい方なんです。 回転ベッドや鏡張りの天井といった昭和ラブホの定番は、亜美伊さんが生み出したんですよ! 先ほど紹介した『香芝アイネ』や『五條アイネ』の設計にも関わっているんです。 このホテルの面白いところは、恐竜モチーフのお部屋があるところ。たとえば、同じ竜でも竜宮城モチーフとかならなんとなく分かるんですよ。でも、『ラブホで恐竜モチーフってなぜ?』って思いますよね。私には絶対に出ない発想です(笑)。 亜美伊さんは、自分の好きなものとか、時事ネタをコンセプトにしたお部屋を作ることでも有名な方で。そのとき話題の破局した有名人をモチーフに部屋を作ったり、好きな野球チームの部屋を作ったりしているので、この恐竜のお部屋も、そのスタンスで設計されたのだと思います」(仲 奈々)
見た目や面白さが優先されて、実用性が後回しになっているのが昭和ラブホっぽくて大好きです」
「アイネは全国にあるラブホテルのチェーン店です。その中でも私のおすすめはふたつあります。そのひとつが、奈良県香芝市にある香芝アイネ。
天井も壁も全面鏡張りの部屋の中に回転ベッドがある、とにかく見た目のインパクトがすごいホテル。
最近は鏡が目張りされてしまったホテルが多いので、ここはかなり貴重です!」近未来を表現した部屋のギラギラ感に圧倒される「五條アイネ」(奈良県五條市)「『アイネ』グループの中でもうひとつのおすすめが、同じく奈良県にある五條アイネ。ここには昭和ラブホらしいギラギラなお部屋があるんです。 壁に“NASA”って書かれているので、おそらく宇宙とか近未来を表現しているのだと思います。 NASAとは別のお部屋になるのですが、浴槽が“貝殻”の部屋もあります。写真だと分かりづらいかもしれませんが、実際にはめちゃくちゃ広くてびっくりしますよ! ただ、深さがあまりなくて……。半身浴しかできないから、冬は『寒い』ってクレームが多いそうです。だからか、写真には写ってないのですが、普通のよくあるバスタブも設置されてました。 貝殻バスタブは、しっかり温まりたいならお風呂に寝そべらなきゃいけない。ここも昭和ラブホらしく、実用性より見た目重視ですね(笑)」部屋にガチめなウォータースライダーとプールがある「ホテルクロノス」(京都府京都市)「このホテルはとにかく豪華で広い。そして、『なぜラブホテルにこんなものが!?』ってびっくりするようなものを置いているんです。 たとえば、ウォータースライダー。写真のとおり、部屋にガチめなスライダーとプールがついているんですけど、これとは別にちゃんとお風呂もあるんですよ。さらに、水着のレンタルもできるんです! 他にも、テニスコートがある部屋やメリーゴーランドがある部屋、ナゾの等身大ラクダの置物がある部屋など、どうしてこんな内装にしたのか気になるお部屋ばかり。 ちなみにここは以前、『シャルマン』という名前で営業していたのですが、それを今の運営会社が買い取って、昭和ラブホの古き良き内装を残しつつ、『クロノス』として少しずつリニューアルしているんです。『クロノス』という名前は、ギリシャ語の『クロノスタシス』という言葉から取ったらしくて。なんでも、『アナログ時計を見たあと、秒針の動きが遅く感じる現象』を指す言葉なんだとか。その名前のとおり、ここに入るとなんだか懐かしいような、時の流れが止まったような、不思議な感覚になるんですよ」お金を入れると前後に動く“ナゾの椅子”が…「夢の国」(広島県廿日市市)「もともと閉店予定だったホテルを『こんな面白いホテルを失いたくない』と現オーナーさんが買い取ったそうです。 名前のとおり、『夢の国』のようなホテルで。たとえば、このホテルにも部屋の中にウォータースライダーがあるんです! しかも角度が急でめちゃくちゃスピードが出る。ファンシーな見た目とは裏腹に、かなり怖いんですよ。 他にも、サウナがあったり、変わった形のベッドが置いてあったり、らくがき帳がおいてあったり。 あと、2人で向かい合って座る椅子があって、お金を入れると前後に動くんですよ。 もともとは、病気などで下半身がうまく動かせない人のために作られたものらしいのですが、結構動きが早い……。気になる方は、ぜひ自分の目で確かめてみてください(笑)」恐竜モチーフの部屋が面白いゴージャス系のホテル「ホテル YOU2」(沖縄県那覇市)「最後に紹介するのは、那覇市の『波の上ビーチ』の近くにあるゴージャス系の昭和ラブホです。回転はしないのですが、昭和ラブホでよく見かける円形ベッドが置いてあります。 このホテルは、バブル期を中心に全国1600棟以上のラブホテルを設計した、亜美伊新さんが設計しています。亜美伊さんは、ラブホ界のウォルト・ディズニーとも呼ばれるすごい方なんです。 回転ベッドや鏡張りの天井といった昭和ラブホの定番は、亜美伊さんが生み出したんですよ! 先ほど紹介した『香芝アイネ』や『五條アイネ』の設計にも関わっているんです。 このホテルの面白いところは、恐竜モチーフのお部屋があるところ。たとえば、同じ竜でも竜宮城モチーフとかならなんとなく分かるんですよ。でも、『ラブホで恐竜モチーフってなぜ?』って思いますよね。私には絶対に出ない発想です(笑)。 亜美伊さんは、自分の好きなものとか、時事ネタをコンセプトにしたお部屋を作ることでも有名な方で。そのとき話題の破局した有名人をモチーフに部屋を作ったり、好きな野球チームの部屋を作ったりしているので、この恐竜のお部屋も、そのスタンスで設計されたのだと思います」(仲 奈々)
最近は鏡が目張りされてしまったホテルが多いので、ここはかなり貴重です!」
「『アイネ』グループの中でもうひとつのおすすめが、同じく奈良県にある五條アイネ。ここには昭和ラブホらしいギラギラなお部屋があるんです。
壁に“NASA”って書かれているので、おそらく宇宙とか近未来を表現しているのだと思います。 NASAとは別のお部屋になるのですが、浴槽が“貝殻”の部屋もあります。写真だと分かりづらいかもしれませんが、実際にはめちゃくちゃ広くてびっくりしますよ! ただ、深さがあまりなくて……。半身浴しかできないから、冬は『寒い』ってクレームが多いそうです。だからか、写真には写ってないのですが、普通のよくあるバスタブも設置されてました。 貝殻バスタブは、しっかり温まりたいならお風呂に寝そべらなきゃいけない。ここも昭和ラブホらしく、実用性より見た目重視ですね(笑)」部屋にガチめなウォータースライダーとプールがある「ホテルクロノス」(京都府京都市)「このホテルはとにかく豪華で広い。そして、『なぜラブホテルにこんなものが!?』ってびっくりするようなものを置いているんです。 たとえば、ウォータースライダー。写真のとおり、部屋にガチめなスライダーとプールがついているんですけど、これとは別にちゃんとお風呂もあるんですよ。さらに、水着のレンタルもできるんです! 他にも、テニスコートがある部屋やメリーゴーランドがある部屋、ナゾの等身大ラクダの置物がある部屋など、どうしてこんな内装にしたのか気になるお部屋ばかり。 ちなみにここは以前、『シャルマン』という名前で営業していたのですが、それを今の運営会社が買い取って、昭和ラブホの古き良き内装を残しつつ、『クロノス』として少しずつリニューアルしているんです。『クロノス』という名前は、ギリシャ語の『クロノスタシス』という言葉から取ったらしくて。なんでも、『アナログ時計を見たあと、秒針の動きが遅く感じる現象』を指す言葉なんだとか。その名前のとおり、ここに入るとなんだか懐かしいような、時の流れが止まったような、不思議な感覚になるんですよ」お金を入れると前後に動く“ナゾの椅子”が…「夢の国」(広島県廿日市市)「もともと閉店予定だったホテルを『こんな面白いホテルを失いたくない』と現オーナーさんが買い取ったそうです。 名前のとおり、『夢の国』のようなホテルで。たとえば、このホテルにも部屋の中にウォータースライダーがあるんです! しかも角度が急でめちゃくちゃスピードが出る。ファンシーな見た目とは裏腹に、かなり怖いんですよ。 他にも、サウナがあったり、変わった形のベッドが置いてあったり、らくがき帳がおいてあったり。 あと、2人で向かい合って座る椅子があって、お金を入れると前後に動くんですよ。 もともとは、病気などで下半身がうまく動かせない人のために作られたものらしいのですが、結構動きが早い……。気になる方は、ぜひ自分の目で確かめてみてください(笑)」恐竜モチーフの部屋が面白いゴージャス系のホテル「ホテル YOU2」(沖縄県那覇市)「最後に紹介するのは、那覇市の『波の上ビーチ』の近くにあるゴージャス系の昭和ラブホです。回転はしないのですが、昭和ラブホでよく見かける円形ベッドが置いてあります。 このホテルは、バブル期を中心に全国1600棟以上のラブホテルを設計した、亜美伊新さんが設計しています。亜美伊さんは、ラブホ界のウォルト・ディズニーとも呼ばれるすごい方なんです。 回転ベッドや鏡張りの天井といった昭和ラブホの定番は、亜美伊さんが生み出したんですよ! 先ほど紹介した『香芝アイネ』や『五條アイネ』の設計にも関わっているんです。 このホテルの面白いところは、恐竜モチーフのお部屋があるところ。たとえば、同じ竜でも竜宮城モチーフとかならなんとなく分かるんですよ。でも、『ラブホで恐竜モチーフってなぜ?』って思いますよね。私には絶対に出ない発想です(笑)。 亜美伊さんは、自分の好きなものとか、時事ネタをコンセプトにしたお部屋を作ることでも有名な方で。そのとき話題の破局した有名人をモチーフに部屋を作ったり、好きな野球チームの部屋を作ったりしているので、この恐竜のお部屋も、そのスタンスで設計されたのだと思います」(仲 奈々)
壁に“NASA”って書かれているので、おそらく宇宙とか近未来を表現しているのだと思います。
NASAとは別のお部屋になるのですが、浴槽が“貝殻”の部屋もあります。写真だと分かりづらいかもしれませんが、実際にはめちゃくちゃ広くてびっくりしますよ! ただ、深さがあまりなくて……。半身浴しかできないから、冬は『寒い』ってクレームが多いそうです。だからか、写真には写ってないのですが、普通のよくあるバスタブも設置されてました。 貝殻バスタブは、しっかり温まりたいならお風呂に寝そべらなきゃいけない。ここも昭和ラブホらしく、実用性より見た目重視ですね(笑)」部屋にガチめなウォータースライダーとプールがある「ホテルクロノス」(京都府京都市)「このホテルはとにかく豪華で広い。そして、『なぜラブホテルにこんなものが!?』ってびっくりするようなものを置いているんです。 たとえば、ウォータースライダー。写真のとおり、部屋にガチめなスライダーとプールがついているんですけど、これとは別にちゃんとお風呂もあるんですよ。さらに、水着のレンタルもできるんです! 他にも、テニスコートがある部屋やメリーゴーランドがある部屋、ナゾの等身大ラクダの置物がある部屋など、どうしてこんな内装にしたのか気になるお部屋ばかり。 ちなみにここは以前、『シャルマン』という名前で営業していたのですが、それを今の運営会社が買い取って、昭和ラブホの古き良き内装を残しつつ、『クロノス』として少しずつリニューアルしているんです。『クロノス』という名前は、ギリシャ語の『クロノスタシス』という言葉から取ったらしくて。なんでも、『アナログ時計を見たあと、秒針の動きが遅く感じる現象』を指す言葉なんだとか。その名前のとおり、ここに入るとなんだか懐かしいような、時の流れが止まったような、不思議な感覚になるんですよ」お金を入れると前後に動く“ナゾの椅子”が…「夢の国」(広島県廿日市市)「もともと閉店予定だったホテルを『こんな面白いホテルを失いたくない』と現オーナーさんが買い取ったそうです。 名前のとおり、『夢の国』のようなホテルで。たとえば、このホテルにも部屋の中にウォータースライダーがあるんです! しかも角度が急でめちゃくちゃスピードが出る。ファンシーな見た目とは裏腹に、かなり怖いんですよ。 他にも、サウナがあったり、変わった形のベッドが置いてあったり、らくがき帳がおいてあったり。 あと、2人で向かい合って座る椅子があって、お金を入れると前後に動くんですよ。 もともとは、病気などで下半身がうまく動かせない人のために作られたものらしいのですが、結構動きが早い……。気になる方は、ぜひ自分の目で確かめてみてください(笑)」恐竜モチーフの部屋が面白いゴージャス系のホテル「ホテル YOU2」(沖縄県那覇市)「最後に紹介するのは、那覇市の『波の上ビーチ』の近くにあるゴージャス系の昭和ラブホです。回転はしないのですが、昭和ラブホでよく見かける円形ベッドが置いてあります。 このホテルは、バブル期を中心に全国1600棟以上のラブホテルを設計した、亜美伊新さんが設計しています。亜美伊さんは、ラブホ界のウォルト・ディズニーとも呼ばれるすごい方なんです。 回転ベッドや鏡張りの天井といった昭和ラブホの定番は、亜美伊さんが生み出したんですよ! 先ほど紹介した『香芝アイネ』や『五條アイネ』の設計にも関わっているんです。 このホテルの面白いところは、恐竜モチーフのお部屋があるところ。たとえば、同じ竜でも竜宮城モチーフとかならなんとなく分かるんですよ。でも、『ラブホで恐竜モチーフってなぜ?』って思いますよね。私には絶対に出ない発想です(笑)。 亜美伊さんは、自分の好きなものとか、時事ネタをコンセプトにしたお部屋を作ることでも有名な方で。そのとき話題の破局した有名人をモチーフに部屋を作ったり、好きな野球チームの部屋を作ったりしているので、この恐竜のお部屋も、そのスタンスで設計されたのだと思います」(仲 奈々)
NASAとは別のお部屋になるのですが、浴槽が“貝殻”の部屋もあります。写真だと分かりづらいかもしれませんが、実際にはめちゃくちゃ広くてびっくりしますよ!
ただ、深さがあまりなくて……。半身浴しかできないから、冬は『寒い』ってクレームが多いそうです。だからか、写真には写ってないのですが、普通のよくあるバスタブも設置されてました。
貝殻バスタブは、しっかり温まりたいならお風呂に寝そべらなきゃいけない。ここも昭和ラブホらしく、実用性より見た目重視ですね(笑)」部屋にガチめなウォータースライダーとプールがある「ホテルクロノス」(京都府京都市)「このホテルはとにかく豪華で広い。そして、『なぜラブホテルにこんなものが!?』ってびっくりするようなものを置いているんです。 たとえば、ウォータースライダー。写真のとおり、部屋にガチめなスライダーとプールがついているんですけど、これとは別にちゃんとお風呂もあるんですよ。さらに、水着のレンタルもできるんです! 他にも、テニスコートがある部屋やメリーゴーランドがある部屋、ナゾの等身大ラクダの置物がある部屋など、どうしてこんな内装にしたのか気になるお部屋ばかり。 ちなみにここは以前、『シャルマン』という名前で営業していたのですが、それを今の運営会社が買い取って、昭和ラブホの古き良き内装を残しつつ、『クロノス』として少しずつリニューアルしているんです。『クロノス』という名前は、ギリシャ語の『クロノスタシス』という言葉から取ったらしくて。なんでも、『アナログ時計を見たあと、秒針の動きが遅く感じる現象』を指す言葉なんだとか。その名前のとおり、ここに入るとなんだか懐かしいような、時の流れが止まったような、不思議な感覚になるんですよ」お金を入れると前後に動く“ナゾの椅子”が…「夢の国」(広島県廿日市市)「もともと閉店予定だったホテルを『こんな面白いホテルを失いたくない』と現オーナーさんが買い取ったそうです。 名前のとおり、『夢の国』のようなホテルで。たとえば、このホテルにも部屋の中にウォータースライダーがあるんです! しかも角度が急でめちゃくちゃスピードが出る。ファンシーな見た目とは裏腹に、かなり怖いんですよ。 他にも、サウナがあったり、変わった形のベッドが置いてあったり、らくがき帳がおいてあったり。 あと、2人で向かい合って座る椅子があって、お金を入れると前後に動くんですよ。 もともとは、病気などで下半身がうまく動かせない人のために作られたものらしいのですが、結構動きが早い……。気になる方は、ぜひ自分の目で確かめてみてください(笑)」恐竜モチーフの部屋が面白いゴージャス系のホテル「ホテル YOU2」(沖縄県那覇市)「最後に紹介するのは、那覇市の『波の上ビーチ』の近くにあるゴージャス系の昭和ラブホです。回転はしないのですが、昭和ラブホでよく見かける円形ベッドが置いてあります。 このホテルは、バブル期を中心に全国1600棟以上のラブホテルを設計した、亜美伊新さんが設計しています。亜美伊さんは、ラブホ界のウォルト・ディズニーとも呼ばれるすごい方なんです。 回転ベッドや鏡張りの天井といった昭和ラブホの定番は、亜美伊さんが生み出したんですよ! 先ほど紹介した『香芝アイネ』や『五條アイネ』の設計にも関わっているんです。 このホテルの面白いところは、恐竜モチーフのお部屋があるところ。たとえば、同じ竜でも竜宮城モチーフとかならなんとなく分かるんですよ。でも、『ラブホで恐竜モチーフってなぜ?』って思いますよね。私には絶対に出ない発想です(笑)。 亜美伊さんは、自分の好きなものとか、時事ネタをコンセプトにしたお部屋を作ることでも有名な方で。そのとき話題の破局した有名人をモチーフに部屋を作ったり、好きな野球チームの部屋を作ったりしているので、この恐竜のお部屋も、そのスタンスで設計されたのだと思います」(仲 奈々)
貝殻バスタブは、しっかり温まりたいならお風呂に寝そべらなきゃいけない。ここも昭和ラブホらしく、実用性より見た目重視ですね(笑)」
「このホテルはとにかく豪華で広い。そして、『なぜラブホテルにこんなものが!?』ってびっくりするようなものを置いているんです。
たとえば、ウォータースライダー。写真のとおり、部屋にガチめなスライダーとプールがついているんですけど、これとは別にちゃんとお風呂もあるんですよ。さらに、水着のレンタルもできるんです!
他にも、テニスコートがある部屋やメリーゴーランドがある部屋、ナゾの等身大ラクダの置物がある部屋など、どうしてこんな内装にしたのか気になるお部屋ばかり。 ちなみにここは以前、『シャルマン』という名前で営業していたのですが、それを今の運営会社が買い取って、昭和ラブホの古き良き内装を残しつつ、『クロノス』として少しずつリニューアルしているんです。『クロノス』という名前は、ギリシャ語の『クロノスタシス』という言葉から取ったらしくて。なんでも、『アナログ時計を見たあと、秒針の動きが遅く感じる現象』を指す言葉なんだとか。その名前のとおり、ここに入るとなんだか懐かしいような、時の流れが止まったような、不思議な感覚になるんですよ」お金を入れると前後に動く“ナゾの椅子”が…「夢の国」(広島県廿日市市)「もともと閉店予定だったホテルを『こんな面白いホテルを失いたくない』と現オーナーさんが買い取ったそうです。 名前のとおり、『夢の国』のようなホテルで。たとえば、このホテルにも部屋の中にウォータースライダーがあるんです! しかも角度が急でめちゃくちゃスピードが出る。ファンシーな見た目とは裏腹に、かなり怖いんですよ。 他にも、サウナがあったり、変わった形のベッドが置いてあったり、らくがき帳がおいてあったり。 あと、2人で向かい合って座る椅子があって、お金を入れると前後に動くんですよ。 もともとは、病気などで下半身がうまく動かせない人のために作られたものらしいのですが、結構動きが早い……。気になる方は、ぜひ自分の目で確かめてみてください(笑)」恐竜モチーフの部屋が面白いゴージャス系のホテル「ホテル YOU2」(沖縄県那覇市)「最後に紹介するのは、那覇市の『波の上ビーチ』の近くにあるゴージャス系の昭和ラブホです。回転はしないのですが、昭和ラブホでよく見かける円形ベッドが置いてあります。 このホテルは、バブル期を中心に全国1600棟以上のラブホテルを設計した、亜美伊新さんが設計しています。亜美伊さんは、ラブホ界のウォルト・ディズニーとも呼ばれるすごい方なんです。 回転ベッドや鏡張りの天井といった昭和ラブホの定番は、亜美伊さんが生み出したんですよ! 先ほど紹介した『香芝アイネ』や『五條アイネ』の設計にも関わっているんです。 このホテルの面白いところは、恐竜モチーフのお部屋があるところ。たとえば、同じ竜でも竜宮城モチーフとかならなんとなく分かるんですよ。でも、『ラブホで恐竜モチーフってなぜ?』って思いますよね。私には絶対に出ない発想です(笑)。 亜美伊さんは、自分の好きなものとか、時事ネタをコンセプトにしたお部屋を作ることでも有名な方で。そのとき話題の破局した有名人をモチーフに部屋を作ったり、好きな野球チームの部屋を作ったりしているので、この恐竜のお部屋も、そのスタンスで設計されたのだと思います」(仲 奈々)
他にも、テニスコートがある部屋やメリーゴーランドがある部屋、ナゾの等身大ラクダの置物がある部屋など、どうしてこんな内装にしたのか気になるお部屋ばかり。
ちなみにここは以前、『シャルマン』という名前で営業していたのですが、それを今の運営会社が買い取って、昭和ラブホの古き良き内装を残しつつ、『クロノス』として少しずつリニューアルしているんです。『クロノス』という名前は、ギリシャ語の『クロノスタシス』という言葉から取ったらしくて。なんでも、『アナログ時計を見たあと、秒針の動きが遅く感じる現象』を指す言葉なんだとか。その名前のとおり、ここに入るとなんだか懐かしいような、時の流れが止まったような、不思議な感覚になるんですよ」お金を入れると前後に動く“ナゾの椅子”が…「夢の国」(広島県廿日市市)「もともと閉店予定だったホテルを『こんな面白いホテルを失いたくない』と現オーナーさんが買い取ったそうです。 名前のとおり、『夢の国』のようなホテルで。たとえば、このホテルにも部屋の中にウォータースライダーがあるんです! しかも角度が急でめちゃくちゃスピードが出る。ファンシーな見た目とは裏腹に、かなり怖いんですよ。 他にも、サウナがあったり、変わった形のベッドが置いてあったり、らくがき帳がおいてあったり。 あと、2人で向かい合って座る椅子があって、お金を入れると前後に動くんですよ。 もともとは、病気などで下半身がうまく動かせない人のために作られたものらしいのですが、結構動きが早い……。気になる方は、ぜひ自分の目で確かめてみてください(笑)」恐竜モチーフの部屋が面白いゴージャス系のホテル「ホテル YOU2」(沖縄県那覇市)「最後に紹介するのは、那覇市の『波の上ビーチ』の近くにあるゴージャス系の昭和ラブホです。回転はしないのですが、昭和ラブホでよく見かける円形ベッドが置いてあります。 このホテルは、バブル期を中心に全国1600棟以上のラブホテルを設計した、亜美伊新さんが設計しています。亜美伊さんは、ラブホ界のウォルト・ディズニーとも呼ばれるすごい方なんです。 回転ベッドや鏡張りの天井といった昭和ラブホの定番は、亜美伊さんが生み出したんですよ! 先ほど紹介した『香芝アイネ』や『五條アイネ』の設計にも関わっているんです。 このホテルの面白いところは、恐竜モチーフのお部屋があるところ。たとえば、同じ竜でも竜宮城モチーフとかならなんとなく分かるんですよ。でも、『ラブホで恐竜モチーフってなぜ?』って思いますよね。私には絶対に出ない発想です(笑)。 亜美伊さんは、自分の好きなものとか、時事ネタをコンセプトにしたお部屋を作ることでも有名な方で。そのとき話題の破局した有名人をモチーフに部屋を作ったり、好きな野球チームの部屋を作ったりしているので、この恐竜のお部屋も、そのスタンスで設計されたのだと思います」(仲 奈々)
ちなみにここは以前、『シャルマン』という名前で営業していたのですが、それを今の運営会社が買い取って、昭和ラブホの古き良き内装を残しつつ、『クロノス』として少しずつリニューアルしているんです。
『クロノス』という名前は、ギリシャ語の『クロノスタシス』という言葉から取ったらしくて。なんでも、『アナログ時計を見たあと、秒針の動きが遅く感じる現象』を指す言葉なんだとか。その名前のとおり、ここに入るとなんだか懐かしいような、時の流れが止まったような、不思議な感覚になるんですよ」お金を入れると前後に動く“ナゾの椅子”が…「夢の国」(広島県廿日市市)「もともと閉店予定だったホテルを『こんな面白いホテルを失いたくない』と現オーナーさんが買い取ったそうです。 名前のとおり、『夢の国』のようなホテルで。たとえば、このホテルにも部屋の中にウォータースライダーがあるんです! しかも角度が急でめちゃくちゃスピードが出る。ファンシーな見た目とは裏腹に、かなり怖いんですよ。 他にも、サウナがあったり、変わった形のベッドが置いてあったり、らくがき帳がおいてあったり。 あと、2人で向かい合って座る椅子があって、お金を入れると前後に動くんですよ。 もともとは、病気などで下半身がうまく動かせない人のために作られたものらしいのですが、結構動きが早い……。気になる方は、ぜひ自分の目で確かめてみてください(笑)」恐竜モチーフの部屋が面白いゴージャス系のホテル「ホテル YOU2」(沖縄県那覇市)「最後に紹介するのは、那覇市の『波の上ビーチ』の近くにあるゴージャス系の昭和ラブホです。回転はしないのですが、昭和ラブホでよく見かける円形ベッドが置いてあります。 このホテルは、バブル期を中心に全国1600棟以上のラブホテルを設計した、亜美伊新さんが設計しています。亜美伊さんは、ラブホ界のウォルト・ディズニーとも呼ばれるすごい方なんです。 回転ベッドや鏡張りの天井といった昭和ラブホの定番は、亜美伊さんが生み出したんですよ! 先ほど紹介した『香芝アイネ』や『五條アイネ』の設計にも関わっているんです。 このホテルの面白いところは、恐竜モチーフのお部屋があるところ。たとえば、同じ竜でも竜宮城モチーフとかならなんとなく分かるんですよ。でも、『ラブホで恐竜モチーフってなぜ?』って思いますよね。私には絶対に出ない発想です(笑)。 亜美伊さんは、自分の好きなものとか、時事ネタをコンセプトにしたお部屋を作ることでも有名な方で。そのとき話題の破局した有名人をモチーフに部屋を作ったり、好きな野球チームの部屋を作ったりしているので、この恐竜のお部屋も、そのスタンスで設計されたのだと思います」(仲 奈々)
『クロノス』という名前は、ギリシャ語の『クロノスタシス』という言葉から取ったらしくて。なんでも、『アナログ時計を見たあと、秒針の動きが遅く感じる現象』を指す言葉なんだとか。その名前のとおり、ここに入るとなんだか懐かしいような、時の流れが止まったような、不思議な感覚になるんですよ」
「もともと閉店予定だったホテルを『こんな面白いホテルを失いたくない』と現オーナーさんが買い取ったそうです。
名前のとおり、『夢の国』のようなホテルで。たとえば、このホテルにも部屋の中にウォータースライダーがあるんです! しかも角度が急でめちゃくちゃスピードが出る。ファンシーな見た目とは裏腹に、かなり怖いんですよ。 他にも、サウナがあったり、変わった形のベッドが置いてあったり、らくがき帳がおいてあったり。 あと、2人で向かい合って座る椅子があって、お金を入れると前後に動くんですよ。 もともとは、病気などで下半身がうまく動かせない人のために作られたものらしいのですが、結構動きが早い……。気になる方は、ぜひ自分の目で確かめてみてください(笑)」恐竜モチーフの部屋が面白いゴージャス系のホテル「ホテル YOU2」(沖縄県那覇市)「最後に紹介するのは、那覇市の『波の上ビーチ』の近くにあるゴージャス系の昭和ラブホです。回転はしないのですが、昭和ラブホでよく見かける円形ベッドが置いてあります。 このホテルは、バブル期を中心に全国1600棟以上のラブホテルを設計した、亜美伊新さんが設計しています。亜美伊さんは、ラブホ界のウォルト・ディズニーとも呼ばれるすごい方なんです。 回転ベッドや鏡張りの天井といった昭和ラブホの定番は、亜美伊さんが生み出したんですよ! 先ほど紹介した『香芝アイネ』や『五條アイネ』の設計にも関わっているんです。 このホテルの面白いところは、恐竜モチーフのお部屋があるところ。たとえば、同じ竜でも竜宮城モチーフとかならなんとなく分かるんですよ。でも、『ラブホで恐竜モチーフってなぜ?』って思いますよね。私には絶対に出ない発想です(笑)。 亜美伊さんは、自分の好きなものとか、時事ネタをコンセプトにしたお部屋を作ることでも有名な方で。そのとき話題の破局した有名人をモチーフに部屋を作ったり、好きな野球チームの部屋を作ったりしているので、この恐竜のお部屋も、そのスタンスで設計されたのだと思います」(仲 奈々)
名前のとおり、『夢の国』のようなホテルで。たとえば、このホテルにも部屋の中にウォータースライダーがあるんです! しかも角度が急でめちゃくちゃスピードが出る。ファンシーな見た目とは裏腹に、かなり怖いんですよ。
他にも、サウナがあったり、変わった形のベッドが置いてあったり、らくがき帳がおいてあったり。 あと、2人で向かい合って座る椅子があって、お金を入れると前後に動くんですよ。 もともとは、病気などで下半身がうまく動かせない人のために作られたものらしいのですが、結構動きが早い……。気になる方は、ぜひ自分の目で確かめてみてください(笑)」恐竜モチーフの部屋が面白いゴージャス系のホテル「ホテル YOU2」(沖縄県那覇市)「最後に紹介するのは、那覇市の『波の上ビーチ』の近くにあるゴージャス系の昭和ラブホです。回転はしないのですが、昭和ラブホでよく見かける円形ベッドが置いてあります。 このホテルは、バブル期を中心に全国1600棟以上のラブホテルを設計した、亜美伊新さんが設計しています。亜美伊さんは、ラブホ界のウォルト・ディズニーとも呼ばれるすごい方なんです。 回転ベッドや鏡張りの天井といった昭和ラブホの定番は、亜美伊さんが生み出したんですよ! 先ほど紹介した『香芝アイネ』や『五條アイネ』の設計にも関わっているんです。 このホテルの面白いところは、恐竜モチーフのお部屋があるところ。たとえば、同じ竜でも竜宮城モチーフとかならなんとなく分かるんですよ。でも、『ラブホで恐竜モチーフってなぜ?』って思いますよね。私には絶対に出ない発想です(笑)。 亜美伊さんは、自分の好きなものとか、時事ネタをコンセプトにしたお部屋を作ることでも有名な方で。そのとき話題の破局した有名人をモチーフに部屋を作ったり、好きな野球チームの部屋を作ったりしているので、この恐竜のお部屋も、そのスタンスで設計されたのだと思います」(仲 奈々)
他にも、サウナがあったり、変わった形のベッドが置いてあったり、らくがき帳がおいてあったり。
あと、2人で向かい合って座る椅子があって、お金を入れると前後に動くんですよ。 もともとは、病気などで下半身がうまく動かせない人のために作られたものらしいのですが、結構動きが早い……。気になる方は、ぜひ自分の目で確かめてみてください(笑)」恐竜モチーフの部屋が面白いゴージャス系のホテル「ホテル YOU2」(沖縄県那覇市)「最後に紹介するのは、那覇市の『波の上ビーチ』の近くにあるゴージャス系の昭和ラブホです。回転はしないのですが、昭和ラブホでよく見かける円形ベッドが置いてあります。 このホテルは、バブル期を中心に全国1600棟以上のラブホテルを設計した、亜美伊新さんが設計しています。亜美伊さんは、ラブホ界のウォルト・ディズニーとも呼ばれるすごい方なんです。 回転ベッドや鏡張りの天井といった昭和ラブホの定番は、亜美伊さんが生み出したんですよ! 先ほど紹介した『香芝アイネ』や『五條アイネ』の設計にも関わっているんです。 このホテルの面白いところは、恐竜モチーフのお部屋があるところ。たとえば、同じ竜でも竜宮城モチーフとかならなんとなく分かるんですよ。でも、『ラブホで恐竜モチーフってなぜ?』って思いますよね。私には絶対に出ない発想です(笑)。 亜美伊さんは、自分の好きなものとか、時事ネタをコンセプトにしたお部屋を作ることでも有名な方で。そのとき話題の破局した有名人をモチーフに部屋を作ったり、好きな野球チームの部屋を作ったりしているので、この恐竜のお部屋も、そのスタンスで設計されたのだと思います」(仲 奈々)
あと、2人で向かい合って座る椅子があって、お金を入れると前後に動くんですよ。 もともとは、病気などで下半身がうまく動かせない人のために作られたものらしいのですが、結構動きが早い……。気になる方は、ぜひ自分の目で確かめてみてください(笑)」恐竜モチーフの部屋が面白いゴージャス系のホテル「ホテル YOU2」(沖縄県那覇市)「最後に紹介するのは、那覇市の『波の上ビーチ』の近くにあるゴージャス系の昭和ラブホです。回転はしないのですが、昭和ラブホでよく見かける円形ベッドが置いてあります。 このホテルは、バブル期を中心に全国1600棟以上のラブホテルを設計した、亜美伊新さんが設計しています。亜美伊さんは、ラブホ界のウォルト・ディズニーとも呼ばれるすごい方なんです。 回転ベッドや鏡張りの天井といった昭和ラブホの定番は、亜美伊さんが生み出したんですよ! 先ほど紹介した『香芝アイネ』や『五條アイネ』の設計にも関わっているんです。 このホテルの面白いところは、恐竜モチーフのお部屋があるところ。たとえば、同じ竜でも竜宮城モチーフとかならなんとなく分かるんですよ。でも、『ラブホで恐竜モチーフってなぜ?』って思いますよね。私には絶対に出ない発想です(笑)。 亜美伊さんは、自分の好きなものとか、時事ネタをコンセプトにしたお部屋を作ることでも有名な方で。そのとき話題の破局した有名人をモチーフに部屋を作ったり、好きな野球チームの部屋を作ったりしているので、この恐竜のお部屋も、そのスタンスで設計されたのだと思います」(仲 奈々)
あと、2人で向かい合って座る椅子があって、お金を入れると前後に動くんですよ。
もともとは、病気などで下半身がうまく動かせない人のために作られたものらしいのですが、結構動きが早い……。気になる方は、ぜひ自分の目で確かめてみてください(笑)」恐竜モチーフの部屋が面白いゴージャス系のホテル「ホテル YOU2」(沖縄県那覇市)「最後に紹介するのは、那覇市の『波の上ビーチ』の近くにあるゴージャス系の昭和ラブホです。回転はしないのですが、昭和ラブホでよく見かける円形ベッドが置いてあります。 このホテルは、バブル期を中心に全国1600棟以上のラブホテルを設計した、亜美伊新さんが設計しています。亜美伊さんは、ラブホ界のウォルト・ディズニーとも呼ばれるすごい方なんです。 回転ベッドや鏡張りの天井といった昭和ラブホの定番は、亜美伊さんが生み出したんですよ! 先ほど紹介した『香芝アイネ』や『五條アイネ』の設計にも関わっているんです。 このホテルの面白いところは、恐竜モチーフのお部屋があるところ。たとえば、同じ竜でも竜宮城モチーフとかならなんとなく分かるんですよ。でも、『ラブホで恐竜モチーフってなぜ?』って思いますよね。私には絶対に出ない発想です(笑)。 亜美伊さんは、自分の好きなものとか、時事ネタをコンセプトにしたお部屋を作ることでも有名な方で。そのとき話題の破局した有名人をモチーフに部屋を作ったり、好きな野球チームの部屋を作ったりしているので、この恐竜のお部屋も、そのスタンスで設計されたのだと思います」(仲 奈々)
もともとは、病気などで下半身がうまく動かせない人のために作られたものらしいのですが、結構動きが早い……。気になる方は、ぜひ自分の目で確かめてみてください(笑)」
「最後に紹介するのは、那覇市の『波の上ビーチ』の近くにあるゴージャス系の昭和ラブホです。回転はしないのですが、昭和ラブホでよく見かける円形ベッドが置いてあります。
このホテルは、バブル期を中心に全国1600棟以上のラブホテルを設計した、亜美伊新さんが設計しています。亜美伊さんは、ラブホ界のウォルト・ディズニーとも呼ばれるすごい方なんです。 回転ベッドや鏡張りの天井といった昭和ラブホの定番は、亜美伊さんが生み出したんですよ! 先ほど紹介した『香芝アイネ』や『五條アイネ』の設計にも関わっているんです。 このホテルの面白いところは、恐竜モチーフのお部屋があるところ。たとえば、同じ竜でも竜宮城モチーフとかならなんとなく分かるんですよ。でも、『ラブホで恐竜モチーフってなぜ?』って思いますよね。私には絶対に出ない発想です(笑)。 亜美伊さんは、自分の好きなものとか、時事ネタをコンセプトにしたお部屋を作ることでも有名な方で。そのとき話題の破局した有名人をモチーフに部屋を作ったり、好きな野球チームの部屋を作ったりしているので、この恐竜のお部屋も、そのスタンスで設計されたのだと思います」(仲 奈々)
このホテルは、バブル期を中心に全国1600棟以上のラブホテルを設計した、亜美伊新さんが設計しています。亜美伊さんは、ラブホ界のウォルト・ディズニーとも呼ばれるすごい方なんです。
回転ベッドや鏡張りの天井といった昭和ラブホの定番は、亜美伊さんが生み出したんですよ! 先ほど紹介した『香芝アイネ』や『五條アイネ』の設計にも関わっているんです。 このホテルの面白いところは、恐竜モチーフのお部屋があるところ。たとえば、同じ竜でも竜宮城モチーフとかならなんとなく分かるんですよ。でも、『ラブホで恐竜モチーフってなぜ?』って思いますよね。私には絶対に出ない発想です(笑)。 亜美伊さんは、自分の好きなものとか、時事ネタをコンセプトにしたお部屋を作ることでも有名な方で。そのとき話題の破局した有名人をモチーフに部屋を作ったり、好きな野球チームの部屋を作ったりしているので、この恐竜のお部屋も、そのスタンスで設計されたのだと思います」(仲 奈々)
回転ベッドや鏡張りの天井といった昭和ラブホの定番は、亜美伊さんが生み出したんですよ! 先ほど紹介した『香芝アイネ』や『五條アイネ』の設計にも関わっているんです。
このホテルの面白いところは、恐竜モチーフのお部屋があるところ。たとえば、同じ竜でも竜宮城モチーフとかならなんとなく分かるんですよ。でも、『ラブホで恐竜モチーフってなぜ?』って思いますよね。私には絶対に出ない発想です(笑)。
亜美伊さんは、自分の好きなものとか、時事ネタをコンセプトにしたお部屋を作ることでも有名な方で。そのとき話題の破局した有名人をモチーフに部屋を作ったり、好きな野球チームの部屋を作ったりしているので、この恐竜のお部屋も、そのスタンスで設計されたのだと思います」(仲 奈々)
亜美伊さんは、自分の好きなものとか、時事ネタをコンセプトにしたお部屋を作ることでも有名な方で。そのとき話題の破局した有名人をモチーフに部屋を作ったり、好きな野球チームの部屋を作ったりしているので、この恐竜のお部屋も、そのスタンスで設計されたのだと思います」
(仲 奈々)