創業1865年の老舗高級旅館「大丸別荘」(福岡・筑紫野市)の温泉で、基準値の最大3700倍のレジオネラ属菌が検出された問題。
2月28日、社長が謝罪会見を開いた。しかし、そこで語られたのはあきれ果てた説明だった。
大丸別荘・山田真社長:レジオネラ菌があまり大した菌じゃないという認識がひとつと。
大丸別荘・山田真社長:塩素注入しなかったのは、塩素の臭いが自分の体質にあわず嫌いだったという、身勝手な理由でございました。
レジオネラ菌は過去にたびたび入浴施設での感染が報告されており、なかには死亡した事例も。
しかし、山田社長は「大した菌じゃない」と認識していたと説明。さらに、条例で決められているお湯の入れ替えなどを行っていなかった事については「自ら指示した」と明らかにした。
大丸別荘 山田真社長:ただ、命がどうでもいいという考えではなかったんですけれども、ただ結果としてそうなってしまったということで。
大丸別荘 山田真社長:店自体どうなるかわかりませんが、(今回の件が)ある程度落ち着きましたら、もちろん退任するということになると思います。いま放り出すわけにはいきません。
一部の従業員から法令違反を指摘する声があがっても、無視していたという。
(「イット!」2月28日放送より)