「議場での陳謝」の懲罰を受け入れる意向を明かしたガーシー(東谷義和)参院議員(51)が28日、自身のオンラインサロンやインスタライブで、帰国した場合の逮捕やパスポートの強制返納などのリスクについて、複雑な心境を吐露した。
ガーシーは国会に登院していないことで「議場での陳謝」の処分が決定。27日に「本会議に出席し、陳謝文を朗読致します」と受け入れる意向を示した。今月8日に本会議を開く予定で調整が進んでいる。
ただガーシーは、俳優の綾野剛らから名誉毀損で刑事告訴され、警視庁から任意での事情聴取を求められているとあって、帰国には難色を示してきた経緯がある。
この日はガーシーの政策秘書である渡辺文久氏、刑事事件で弁護人を務めるアトム市川船橋法律事務所の高橋裕樹弁護士と、現状と今後について意見交換の場となった。
ガーシーが逮捕される場合の手続きについて、国会開会中は不逮捕特権があるため即逮捕はされないものの、司法当局から逮捕許諾請求が出れば、内閣や参院にはかられ、逮捕される事態はあることを確認した。
またパスポートの強制返納で、出国できなくなる可能性があることに高橋氏は「逮捕状が出ていることが一般的には返納命令だが、強引にやろうと思えばやってくる可能性がある」と指摘した。
警察当局の狙いが分からないことで、疑心暗鬼に陥っているガーシーは「帰りたいですよ。陳謝した後、国会に出て派手に暴れ回りたいが、日本の法律通りに不逮捕特権があって逮捕されないとか、パスポートが失効されないとか、当たり前のことがされるなら帰ります。でも現状、されてない。陳謝しに行こうという覚悟は決めている。どうやったら一番安全に帰国できるか。7日に向けて判断したい」と話した。