フィリピンを拠点とする特殊詐欺事件に関与した疑いで2度逮捕された小島智信容疑者(45)。警視庁は小島容疑者やリーダー格の渡辺優樹容疑者(38)ら4人の供述を発表しておらず、認否は未だ明らかになっていません。しかし、JNNによる関係者への取材で、逮捕後の主張が初めて明らかになりました。その内容は、“謝罪”から始まりました。
特殊詐欺グループの指示役とされる1人、小島智信容疑者(45)。逮捕後、関係者に対し、特殊詐欺については容疑を全面的に認めていることがわかりました。
小島容疑者「取返しのつかないことをした。自分の行為に責任を取りたい。被害者の方に申し訳ない。相当重い罪になることは覚悟している」
また、小島容疑者はグループにおける“序列”を明らかにしました。
小島容疑者「自分はグループの中で、自他ともに認めるナンバー2」
警視庁によると、グループがだまし取ったとみられる金額は60億円以上。小島容疑者は渡辺容疑者に次ぐ筆頭幹部として、日本から地下銀行を通じて送金された金などを回収・管理していたとされています。
そして、捜査の“本丸”というべき東京・狛江市の強盗殺人事件など、一連の強盗事件への関与についても言及。4人の中に指示役とされる「ルフィ」や「Kim」と名乗る人物がいるとみられていますが…。
小島容疑者「自分は、すべての強盗事件に関わっていない」
警視庁はスマートフォンの解析などを通じて4人の供述の裏付けを行い、強盗事件への関与の有無を捜査する方針です。