4日、石川県志賀町の漁港から船に乗って漁に出た70代の男性の行方がわからなくなっています。金沢海上保安部は男性が海に転落したとみて捜索しています。
金沢海上保安部によりますと、4日午後4時ごろ、刺し網漁をするため志賀町の安部屋漁港から出漁した第3幸生丸船長の戸水登吉さん(74)が「帰って来ない」と夜になって妻から通報がありました。
巡視艇とヘリコプターを使って捜索したところ、漁港の防波堤灯台から南西約3.8キロ沖で無人で漂流している漁船を見つけました。
戸水さんが乗っていた漁船は、幅2.2メートル・長さ8.5メートルの大きさです。
漁師は…「風は出た、波はそこまでじゃない。見つかってくれたら良い」

船内には漁に使う網などが残っていたことから、戸水さんは船から落ちたとみられていて、金沢海上保安部は5日にも戸水さんの捜索を続けています。