京都・亀岡市で、保津川下りの舟が転覆した事故で、30日午前、人のようなものが見つかり、消防などが確認を進めている。
28日、保津川の急流で川下りの舟が転覆し、乗客25人と船頭4人が川に投げ出され、船頭の田中三郎さん(51)が死亡した。
別の船頭(40)も行方不明となっていたが、警察や消防などによると、30日午前、人のようなものが見つかったという。
また、舟を運航する組合によると、当時、4隻がまとまって川を下っていたが、転覆した舟と後続の舟には無線機がなく、最後に現場付近に来た舟が、無線で組合の事務所に事故を報告した。
組合が消防に通報したのは、事故発生から、およそ30分後だったという。
国のガイドラインでは、すべての舟で無線機か携帯電話を確保することが求められていて、国の運輸安全委員会などが経緯を調べている。