さいたま市で、猫の死骸の発見が相次いでいます。河川敷と近くの畑で26日、切断された上半身と下半身が見つかりました。約5キロ離れた小学校と公園でも2月中旬、体の一部がありました。バラバラにした死骸を置く人の心理について、専門家に聞きました。■300メートルの間隔で「猫の死骸」27日夕方、さいたま市。河川敷で自転車に乗った小学校の校長が、公園にいた子どもたちに声をかけました。「暗くなる前に帰ってくださいね」。帰宅を促して回っています。

26日、河川敷で猫の死骸の上半身が見つかりました。27日に現場を確認すると、地面に血痕のようなものが残っていました。さらに、血痕があった場所からすぐ近くの家庭菜園でも、一部に土がかかった状態で下半身が見つかりました。切断された猫の死骸が、300メートルほどの間隔で置かれていました。同一個体とみられていて、黒と茶色のまだら模様だったということです。■死骸を目撃した住民「子猫かと」犬の散歩中に死骸を目撃したという住民に聞きました。「カラスが騒いでかじっていたから…。子猫なのかなって見たら、形がもうないから。切られてるから変な感じ。犯人(の対象)が人間に移ってきたらやだなって」警察は周辺に血痕がほとんどないことから、別の場所で切断し運んできた可能性が高いとみています。さいたま市では、こうした猫の死骸の発見が相次いでいます。この河川敷から約5キロ離れた小学校では2月17日、猫の顔の一部が見つかりました。「鉄棒に猫の死骸がぶら下がっている」(教頭)。校庭の鉄棒に、ひもで吊るされた状態で見つかりました。13日と16日には、小学校近くの荒川彩湖公園で、猫の足と胴体が見つかりました。ベンチの上に前足のようなものが置かれ、雑木林には胴体がありました。小学校と公園で発見された死骸は、いずれも白っぽい色の猫の一部だったということです。■専門家「注目を浴びたい可能性」犯罪心理学に詳しい、奈良女子大学の岡本英生教授に聞きました。「バラバラにするのは、普通の人がしそうにないことをしてみせることで、みんなをびっくりさせようという魂胆。注目を浴びたいとか、そういった可能性があります」警察は一連の事件について関連を調べるとともに、動物愛護法違反の疑いで捜査しています。(2月27日『news zero』より)
さいたま市で、猫の死骸の発見が相次いでいます。河川敷と近くの畑で26日、切断された上半身と下半身が見つかりました。約5キロ離れた小学校と公園でも2月中旬、体の一部がありました。バラバラにした死骸を置く人の心理について、専門家に聞きました。
27日夕方、さいたま市。河川敷で自転車に乗った小学校の校長が、公園にいた子どもたちに声をかけました。「暗くなる前に帰ってくださいね」。帰宅を促して回っています。
26日、河川敷で猫の死骸の上半身が見つかりました。27日に現場を確認すると、地面に血痕のようなものが残っていました。
さらに、血痕があった場所からすぐ近くの家庭菜園でも、一部に土がかかった状態で下半身が見つかりました。
切断された猫の死骸が、300メートルほどの間隔で置かれていました。同一個体とみられていて、黒と茶色のまだら模様だったということです。
犬の散歩中に死骸を目撃したという住民に聞きました。
「カラスが騒いでかじっていたから…。子猫なのかなって見たら、形がもうないから。切られてるから変な感じ。犯人(の対象)が人間に移ってきたらやだなって」
警察は周辺に血痕がほとんどないことから、別の場所で切断し運んできた可能性が高いとみています。
さいたま市では、こうした猫の死骸の発見が相次いでいます。
この河川敷から約5キロ離れた小学校では2月17日、猫の顔の一部が見つかりました。「鉄棒に猫の死骸がぶら下がっている」(教頭)。校庭の鉄棒に、ひもで吊るされた状態で見つかりました。
13日と16日には、小学校近くの荒川彩湖公園で、猫の足と胴体が見つかりました。ベンチの上に前足のようなものが置かれ、雑木林には胴体がありました。小学校と公園で発見された死骸は、いずれも白っぽい色の猫の一部だったということです。
犯罪心理学に詳しい、奈良女子大学の岡本英生教授に聞きました。
「バラバラにするのは、普通の人がしそうにないことをしてみせることで、みんなをびっくりさせようという魂胆。注目を浴びたいとか、そういった可能性があります」
警察は一連の事件について関連を調べるとともに、動物愛護法違反の疑いで捜査しています。