昨今、話題になっている「男が奢る・奢らない」問題。マッチングアプリなど同時進行で複数人と会い、比較対象ができるからこそ生じる側面も多いのではないか。マッチングアプリの出会いをエッセイ漫画に綴る、いも田さん(@imo_mng)は、男性との食事を数円単位で割り勘し、その時の態度を審査されていたという経験も。先を見据えての行動として受け取るか、割り勘の時点で脈なしと割り切るか…「好き」とはどんな感情なのか考えるきっかけになったという。
【漫画】お会計で黙ってるのなんで…?1円単位で割り勘する男性にドン引き■「多く払っていると思う時点で相手を好きではない」 漫画に登場するのは、いも田さんの本命だったシュンさん(仮名)という男性。溌剌とした明るい印象で、経済面も安定していて地元も一緒。2回目のデートまで進み、ドライブした後に食事をしたが、会計するタイミングで本日かかった費用を精算することに。お金の話になった途端に男性は無言になり、いも田さんの様子をうかがっていた。デート代の総額は、27,382円。いも田さんはその半額13,691円を1円単位できっかり割り勘した。 しかしよく考えてみると、いも田さんが男性の最寄り駅に行くまでの交通費を出しているし、運転のお礼としてコーヒーも購入した。「私の方が、多く払っているじゃん!?」と衝撃を受けたが、「多く払っていると思う時点で相手の男性を好きではないということなんだろう」と考えた。円単位の割り勘をした時点で、少しだけホッとした自分もいたという。「そもそも奢っていただけるのは相手のご好意であって、割り勘になったら払えるだけはしっかり財布に入れていきます。ただ、割り勘だったら『私に魅力がなかった、そう判断していいってことなんだな』と思うだけです」■「好きじゃないってことにしても良いよね?」次に進む、折り合いの付け方 帰宅後、シュンさんから電話が。「返信が遅い」「いつも電話をかけるのは俺ばかり」、しまいには「俺は文句も言わず割り勘してくれたいも田ちゃんを見て、改めていいなと思ったのに…」と言われてしまった。いも田さんは「私がどうするか反応を見るために、あえて黙って私を試していたの?」と思わず質問すると、男性は言い訳しながらもその対応を認めたという。「シュンさんは実際、すごくいい人だったと思います。これ以上いい人は私の人生で現れないんじゃないかとまで思いました。でも、彼は純粋が故に『自分の視点からしか物事を見れない』節がありました。私を試したようですが、彼は『自分も試されている』という視点がなかったようです。男女ともに試したりカマをかけたりする方がいますが、同じように自分もその姿勢を試されてる覚悟を持ってするべきだと感じました」 世間では”割り勘問題”が話題になっているが、「今は価値観が大きく変化する時代となっていて、様々な価値観が入り混じっていて何が正解かはわかりません…ただ一つ言えることは、マッチングアプリは”比較するツール”であり”女性の売り手市場”ということです」といも田さん。「まず女性はアプリ内に人数が少ないため基本いいねを多くいただき、その中から数人、多い人だと十数人を同時進行していきます(モテる男性も然り)。そして正直なところ、ご馳走していただく男性の方が明らかに多いです。その中で一円単位の割り勘をする男性をどのような目で見るのかは明らかだと思います。 正直シュンさんに関しては『本当に脈なしだから割り勘だった』とは思っていません。今後の付き合いを見据えたのでしょう。でも、結局その行動を見て、今後会い続けるかどうかを決めるのは”2人の意思”です。女性が次も会いたいと思えなければ、アプリの出会いはそこで終わりです。『好きじゃないってことにしても良いよね?』が女性の意見として正しいのかもしれません」
■「多く払っていると思う時点で相手を好きではない」
漫画に登場するのは、いも田さんの本命だったシュンさん(仮名)という男性。溌剌とした明るい印象で、経済面も安定していて地元も一緒。2回目のデートまで進み、ドライブした後に食事をしたが、会計するタイミングで本日かかった費用を精算することに。お金の話になった途端に男性は無言になり、いも田さんの様子をうかがっていた。デート代の総額は、27,382円。いも田さんはその半額13,691円を1円単位できっかり割り勘した。
しかしよく考えてみると、いも田さんが男性の最寄り駅に行くまでの交通費を出しているし、運転のお礼としてコーヒーも購入した。「私の方が、多く払っているじゃん!?」と衝撃を受けたが、「多く払っていると思う時点で相手の男性を好きではないということなんだろう」と考えた。円単位の割り勘をした時点で、少しだけホッとした自分もいたという。
「そもそも奢っていただけるのは相手のご好意であって、割り勘になったら払えるだけはしっかり財布に入れていきます。ただ、割り勘だったら『私に魅力がなかった、そう判断していいってことなんだな』と思うだけです」
■「好きじゃないってことにしても良いよね?」次に進む、折り合いの付け方
帰宅後、シュンさんから電話が。「返信が遅い」「いつも電話をかけるのは俺ばかり」、しまいには「俺は文句も言わず割り勘してくれたいも田ちゃんを見て、改めていいなと思ったのに…」と言われてしまった。いも田さんは「私がどうするか反応を見るために、あえて黙って私を試していたの?」と思わず質問すると、男性は言い訳しながらもその対応を認めたという。
「シュンさんは実際、すごくいい人だったと思います。これ以上いい人は私の人生で現れないんじゃないかとまで思いました。でも、彼は純粋が故に『自分の視点からしか物事を見れない』節がありました。私を試したようですが、彼は『自分も試されている』という視点がなかったようです。男女ともに試したりカマをかけたりする方がいますが、同じように自分もその姿勢を試されてる覚悟を持ってするべきだと感じました」
世間では”割り勘問題”が話題になっているが、「今は価値観が大きく変化する時代となっていて、様々な価値観が入り混じっていて何が正解かはわかりません…ただ一つ言えることは、マッチングアプリは”比較するツール”であり”女性の売り手市場”ということです」といも田さん。
「まず女性はアプリ内に人数が少ないため基本いいねを多くいただき、その中から数人、多い人だと十数人を同時進行していきます(モテる男性も然り)。そして正直なところ、ご馳走していただく男性の方が明らかに多いです。その中で一円単位の割り勘をする男性をどのような目で見るのかは明らかだと思います。