24日午後11時5分ごろ、大阪市西成区玉出東の南海電鉄高野線の鉄橋で、男性が倒れているのを大阪府警西成署員が発見した。
男性はその場で死亡が確認された。
同署によると、男性は鉄橋側壁の鉄板と線路の隙間に頭がはまった状態で見つかり、頭部が激しく損傷しているという。南海電鉄や同署によると、発見時までに接触事故は確認されていないが、電車と接触した勢いで挟まった可能性があるという。
所持品から、亡くなったのは今月22日に行方不明者届が出されていた大阪市内の男性(78)とみて、同署が身元確認を急いでいる。男性が持っていた衛星利用測位システム(GPS)搭載機器の反応があり、署員が現場周辺を捜索していた。
南海電鉄によると、このトラブルで上下計16本に最大約1時間の遅れが出て、約3千人に影響した。