リコーは1日、東京・銀座の老舗ビル「三愛ドリームセンター」を建て替えると発表した。
3月から約2年をかけて解体する。1963年1月の開館以来、ガラス張りで円筒形という特徴的な外観で銀座のランドマークとして親しまれてきたが、老朽化で姿を消すことになった。
三愛ビルは地上9階、地下3階建てで、リコー創業者の市村清氏がグループのシンボルとして建設した。銀座三越や旧和光本館と同じ銀座4丁目交差点の一角に位置。60年にわたり、喫茶店やアートギャラリーなどさまざまな施設が入居してきた。
新たなビルは2027年の竣工(しゅんこう)を目指しており、詳細は今夏をめどに発表する予定。リコーの山下良則社長は談話を発表し、「銀座の街にふさわしい新たなランドマークをつくる」としている。