自民党の野田聖子衆院議員(62)は1日、国会内で開かれた超党派「ママパパ議員連盟」総会に出席した。
同議連は与野党の枠を超えて子育ての政策推進や子育て世代の声を聞ける国会議員を増やす取り組みを行い、今回で18回目を迎えた。
同議連会長の野田氏を始め、立憲民主党の蓮舫氏や日本維新の会の梅村みずほ参院議員、社民党の福島瑞穂氏などが出席した。
この日は「妊婦および母体の睡眠時間を考える『令和の母子手帳』にアップデート結果報告」と題し、日本睡眠学会の内村直尚理事長らを招いてヒアリングを行った。
国会では岸田文雄首相(65)が、先月30日の衆院予算委員会で「産休・育休リスキリング(学び直し)」推進をめぐり「本人が希望したならば、リスキリングに取り組める環境整備を強化していくことが大事」との答弁をめぐり「子育ての理想と現実は違うのではないか」などという議論が起きていた。
野田氏は「(子どもを)産んでから1年ぐらいは授乳で眠れない。その頃のことは記憶がないと思う。子どもの世話で。そこで(岸田首相のリスキリングの)ああいう話しがあると、実態が分かっていないな、ということになってしまう」と苦言を呈した。