群馬県安中市の上信越自動車道で昨年11月11日、玉突き事故を起こして5人を死傷させたとして、自動車運転死傷行為処罰法違反(過失運転致死傷)に問われた名古屋市中川区、会社員の被告の男(31)に対し、前橋地裁(柴田裕美裁判官)は3日、禁錮2年、執行猶予4年(求刑・禁錮2年)の判決を言い渡した。
判決によると、男はトラックを時速約80キロで運転中、渋滞で徐行していた車に追突した。たばこを取るために脇見しており、柴田裁判官は「トンネル内ではより慎重な運転をすべきだった。過失の態様は重大だ」と非難した。