東京都東大和市で事実上の一夫多妻生活を送っていた元占い師の渋谷博仁容疑者(74)と、その元妻である渋谷千秋容疑者(43)が、準強制性交未遂の疑いで逮捕された。千秋容疑者が「いい占い師がいる」と知り合いの10代女性を自宅に誘い、博仁容疑者が性的暴行を加えようとしたと見られている。
【写真】“妻”たちを従えて自宅付近を散歩する渋谷容疑者(『週刊ポスト』2006年2月10日号より)「博仁容疑者は結婚と離婚を繰り返し、東大和市の一軒家で女性9人と事実上の一夫多妻生活を過ごしていました。2006年にも脅迫容疑で逮捕されています。21歳の女性を自宅に連れ込み、『ここを出ていけば肉を削られてミンチにされる』や『ここで見たことを誰かに話したら、病気になったり、事故で殺されたりする」などと共同生活に加わるよう脅し、のちに有罪判決を受けていたのです」(全国紙記者)

博仁容疑者は前回逮捕されたときから、ずっと同じ家で暮らしている。白塗りの壁が印象的な、瀟洒な3階建ての一軒家だ。2006年当時は、その自宅を報道各社が訪れた。取材を担当していた記者は、「博仁容疑者はスキンヘッドの強面だが、物腰がやわらかく、丁寧にマスコミに応対していた」と回想する。「8畳ほどの居間にマスコミが集められ、博仁容疑者が取材に対応しました。家の周囲や庭などは散らかって見えましたが、室内はきちんと掃除されている印象でした。 当時は11人の女性と暮らしており、取材時も複数の“妻”を目にしました。女性は全員髪が長く、色白で薄化粧という共通点がありました。しかし、最年少という20代の女性は、背中が大きく開いた服にタイトミニのスカートで、ちょっと違った雰囲気でした」 それから17年が経ち、今回の逮捕だ。博仁容疑者は、2月7日朝に自宅を訪れた捜査員6人に催涙スプレーを噴射し、公務執行妨害の疑いで現行犯逮捕された。現場を目撃した近隣住民によると、周囲を巻き込む大騒動だったらしい。「今朝6時20分くらいに警察車両や消防車、救急車もたくさん来て、この辺りは騒然としていました。警察の『被疑者が中にいる!』という大きな声が聞こえて、その直後に拡声器で『有害物質が出ているから窓を閉めてください!』とアナウンスされました。びっくりして怖くて、すぐに窓を締めました」(近隣住民) 博仁容疑者は現在9人の女性と暮らしていた。その日常はどのようなものだったのか? 別の近隣住民が語る。「前回の逮捕後もずっと同じような生活をされていました。いつも複数の女性と子供が5~6人で連れ立って歩き、女性らはだいたい40代から70代くらい。渋谷さんが緑色の小さなワゴン車を運転し、その助手席や後部座席に女性たちを乗せて買い物に出かけていました。女性たちは渋谷さんの自宅から働きに出ていたようで、帽子にサングラスとマスク姿で自転車で行ったり来たりしていました」 ただ、博仁容疑者と近隣住民たちとの関係は決して悪くなかったようだ。「渋谷さんは声に力があって、声優さんのような声でした。ご自宅の玄関にバナナの木が植えてあって、近所の方に配っていたほど優しい一面もありましたよ」 20年を超えて続いた奇妙なハーレム生活は、2度目の逮捕でついに終わりを迎えるのか。
「博仁容疑者は結婚と離婚を繰り返し、東大和市の一軒家で女性9人と事実上の一夫多妻生活を過ごしていました。2006年にも脅迫容疑で逮捕されています。21歳の女性を自宅に連れ込み、『ここを出ていけば肉を削られてミンチにされる』や『ここで見たことを誰かに話したら、病気になったり、事故で殺されたりする」などと共同生活に加わるよう脅し、のちに有罪判決を受けていたのです」(全国紙記者)
博仁容疑者は前回逮捕されたときから、ずっと同じ家で暮らしている。白塗りの壁が印象的な、瀟洒な3階建ての一軒家だ。2006年当時は、その自宅を報道各社が訪れた。取材を担当していた記者は、「博仁容疑者はスキンヘッドの強面だが、物腰がやわらかく、丁寧にマスコミに応対していた」と回想する。
「8畳ほどの居間にマスコミが集められ、博仁容疑者が取材に対応しました。家の周囲や庭などは散らかって見えましたが、室内はきちんと掃除されている印象でした。
当時は11人の女性と暮らしており、取材時も複数の“妻”を目にしました。女性は全員髪が長く、色白で薄化粧という共通点がありました。しかし、最年少という20代の女性は、背中が大きく開いた服にタイトミニのスカートで、ちょっと違った雰囲気でした」
それから17年が経ち、今回の逮捕だ。博仁容疑者は、2月7日朝に自宅を訪れた捜査員6人に催涙スプレーを噴射し、公務執行妨害の疑いで現行犯逮捕された。現場を目撃した近隣住民によると、周囲を巻き込む大騒動だったらしい。
「今朝6時20分くらいに警察車両や消防車、救急車もたくさん来て、この辺りは騒然としていました。警察の『被疑者が中にいる!』という大きな声が聞こえて、その直後に拡声器で『有害物質が出ているから窓を閉めてください!』とアナウンスされました。びっくりして怖くて、すぐに窓を締めました」(近隣住民)
博仁容疑者は現在9人の女性と暮らしていた。その日常はどのようなものだったのか? 別の近隣住民が語る。
「前回の逮捕後もずっと同じような生活をされていました。いつも複数の女性と子供が5~6人で連れ立って歩き、女性らはだいたい40代から70代くらい。渋谷さんが緑色の小さなワゴン車を運転し、その助手席や後部座席に女性たちを乗せて買い物に出かけていました。女性たちは渋谷さんの自宅から働きに出ていたようで、帽子にサングラスとマスク姿で自転車で行ったり来たりしていました」
ただ、博仁容疑者と近隣住民たちとの関係は決して悪くなかったようだ。
「渋谷さんは声に力があって、声優さんのような声でした。ご自宅の玄関にバナナの木が植えてあって、近所の方に配っていたほど優しい一面もありましたよ」
20年を超えて続いた奇妙なハーレム生活は、2度目の逮捕でついに終わりを迎えるのか。