福岡・田川市で、当時1歳の男の子がエアガンで虐待され死亡した事件で、被告の父親に懲役16年の判決が言い渡された。
常慶雅則被告(27)は2018年、福岡・田川市の自宅で、当時1歳の三男・唯雅ちゃんをエアガンで何度も撃ち、けがをさせたほか、妻の藍受刑者と共謀し、重度の低栄養状態だった唯雅ちゃんに適切な治療を受けさせず、死亡させた。
これまでの裁判で、検察側は懲役16年を求刑、弁護側は無罪を主張していた。
福岡地裁は「本来頼るべき両親から保護を受けられなかった、つらく悲しい気持ちは計り知れない」、「反省の言葉も謝罪もない」などと指摘し、求刑通り懲役16年の判決を言い渡した。