福岡市博多区のJR博多駅近くの路上で16日夜、会社員、川野美樹さん(当時38歳)が刺殺された事件では、ストーカー規制法に基づく禁止命令を受けていた元交際相手、寺内進容疑者(31)が殺人容疑で逮捕された。寺内容疑者とはどんな人物だったのか。
【写真】博多刺殺 送検される容疑者 寺内容疑者は大阪市福島区で育った。同じ中学校ではなかったが、その頃に友人づてに知り合い、寺内容疑者を「テラ」と呼んでいたという同級生の男性(31)が19日、毎日新聞の取材に応じ「事件を起こすなんて、信じられない」と驚きの声を上げた。
男性によると、寺内容疑者は中学時代、仲間が万引きなどをすれば「やめとけ」とたしなめるような少年だったという。高校中退後は、大阪・ミナミのバーなど複数の飲食店を渡り歩き、職を転々としていた。ノリはいいが、自分の意見が否定されると感情的になり、周りから反発されて同じ職場が続かなかった。 20歳前後の時に父親が病死し、母親とも疎遠になったという寺内容疑者。パチンコなどのギャンブルが好きで、手持ちが数百円程度しか無い日もあり、いつも金に困っているように見えたという。 「人生をやり直す」。20代半ばで単身、縁もゆかりもない九州へ引っ越した。鹿児島や熊本で暮らし、約1年前に福岡へ。福岡市博多区の九州最大の歓楽街、中洲のバーで働き始め、同じ系列店の従業員だった川野さんと出会い、交際が始まったと男性は聞いていた。 「うまくいっていない」。男性が寺内容疑者から川野さんとの交際について相談を受けたのは2022年夏ごろだった。男性は「自分の人生を見つめ直せ」と助言したという。だが、相談も含めて同年秋以降、音沙汰がなくなった。 寺内容疑者が大阪を旅立つ際、別の友人と5000円ずつ渡して見送ったという男性。「事件を起こしたことは許されない。本人が悪いし、擁護することもできない。テラの人生はどこで狂ったのか」。男性は悔やんだ。【土田暁彦】
寺内容疑者は大阪市福島区で育った。同じ中学校ではなかったが、その頃に友人づてに知り合い、寺内容疑者を「テラ」と呼んでいたという同級生の男性(31)が19日、毎日新聞の取材に応じ「事件を起こすなんて、信じられない」と驚きの声を上げた。
男性によると、寺内容疑者は中学時代、仲間が万引きなどをすれば「やめとけ」とたしなめるような少年だったという。高校中退後は、大阪・ミナミのバーなど複数の飲食店を渡り歩き、職を転々としていた。ノリはいいが、自分の意見が否定されると感情的になり、周りから反発されて同じ職場が続かなかった。
20歳前後の時に父親が病死し、母親とも疎遠になったという寺内容疑者。パチンコなどのギャンブルが好きで、手持ちが数百円程度しか無い日もあり、いつも金に困っているように見えたという。
「人生をやり直す」。20代半ばで単身、縁もゆかりもない九州へ引っ越した。鹿児島や熊本で暮らし、約1年前に福岡へ。福岡市博多区の九州最大の歓楽街、中洲のバーで働き始め、同じ系列店の従業員だった川野さんと出会い、交際が始まったと男性は聞いていた。
「うまくいっていない」。男性が寺内容疑者から川野さんとの交際について相談を受けたのは2022年夏ごろだった。男性は「自分の人生を見つめ直せ」と助言したという。だが、相談も含めて同年秋以降、音沙汰がなくなった。
寺内容疑者が大阪を旅立つ際、別の友人と5000円ずつ渡して見送ったという男性。「事件を起こしたことは許されない。本人が悪いし、擁護することもできない。テラの人生はどこで狂ったのか」。男性は悔やんだ。【土田暁彦】