金潤永氏が収容されていたフィリピン・マニラの入管施設の内部=2019年(同氏提供・共同)
【ソウル共同】日本の警察が広域強盗事件で引き渡しを求めている渡辺優樹容疑者が拘束中のマニラの入管施設に収容された経験がある韓国人ルポライターの金潤永氏(63)が28日、ソウルで共同通信の取材に応じた。現在この施設に収容されている知人の話として、渡辺容疑者が高額のエアコン代がかかる「VIPルーム」と呼ばれる部屋で暮らしていると語った。
2019年5~9月に収容された金氏によると、多くの人はエアコンのない部屋で暑いため半裸で過ごしており、不衛生でネズミがよく発生した。一方で「VIPルーム」はエアコン代が毎月10万円ほど請求されるという。