2020年2月、北海道鶴居村の給餌場に飛来したタンチョウ
環境省釧路自然環境事務所(北海道釧路市)は3日までに、高病原性鳥インフルエンザウイルス感染が確認されていた国の特別天然記念物タンチョウが収容先の施設で死んだと発表した。国内で初めて感染が確認されていた野生の1羽だった。
同事務所のホームページによると、この1羽は昨年11月20日に釧路市内で衰弱した状態で見つかり、その後の検査で高病原性のウイルス感染が確認されていた。釧路湿原野生生物保護センター(同市)に収容されていたが、12月30日午前9時10分ごろに死んでいるのを確認した。