【前編】『年収1000万円超えなのに結婚できない男たち…実家の挨拶で判明する「絶望」的な共通点』では、20代後半で婚活し、10歳年上の年収1000万円男性・雄介さんと交際中の茜さんをご紹介しました。年収は元より見た目も性格も良く、彼女にとって理想的な結婚相手でした。しかし、雄介さんの実家に行き、彼の母親から冷たい対応をされます。
母親の対応に茜さんは、「雄介さんはどう思っているのかな…」と思い、彼にアイコンタクトで助けを求めます。すると、彼は自分にも見せたことのないような満面の笑みを浮かべて、衝撃の一言を放ったのです。
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「ママ、会いたかったよ!」(今の空気でその言葉? しかも、ママ…)茜さんの頭に大きなハテナマークが浮かびます。さらにリビングに通された後も、雄介さんは茜さんの紹介を一切せずに、いきなり自分の近況報告をはじめます。「こないだこんなことがあってね~」と、まるで子供のように話し、時間が過ぎていきます。話の中心になるはずの茜さんは完全に蚊帳の外。話が尽きてきた頃、思い出したように雄介さんは茜さんを母親に紹介します。すると、先ほどまでの笑顔はどこへやら。雄介さんの母親は急に真剣な顔つきになり、矢継ぎ早に茜さんに質問をぶつけました。「今まで彼氏は何人いたの?」「ご両親はどんなお仕事をしているのかしら?」「今後、結婚後も働くつもりなのかしら?」「子どもは何人欲しいと思っているの?」まるで面接のようなやり取りだったといいます。質問に答えるたびに「パッとしないわね」「雄介と出会えてなかったらどうしていたの?」など嫌味を返され、息子の結婚相手に相応しくないと言っているようでした。 結婚を完全に反対されるかと思いましたが、雄介さんが茜さんを熱心に薦めるので、母親は仕方がないといった感じで、「実家に住むのであれば結婚を許可してあげる」と言われたそうです。雄介さんは元々、結婚後は実家に住むつもりだったようで、大喜び。茜さんは、ひとまずその日は返事を保留したものの、「これから、毎日あの母親と暮らさないといけないのか…。 雄介さんもあの人の味方になって、私に構ってくれなさそうだし…」すでに彼との結婚は無理だと、心の中で固めていました。後日、いつもの、優しくて頼りがいのある「いつもの」人格に戻った雄介さんに別れ話を切り出します。その席で、彼はこう語りました。「過去に何人もの女性を実家に連れて行ったものの、誰も母親に認められなかった。母親が合格を出さなかった。茜さんはようやく合格をもらえて本当に嬉しかっただけに、結婚できないのは残念だ」雄介さんは、なぜフラれたのかは理解できていない様子だったそうです。「結婚前に極度のマザコンが分かったことだけがせめてもの救いです!」茜さんはこの経験をもとに、改めて婚活に励むのでした…。 マザコンは、案外わからない! 「高年収」「やさしい」「見た目がいい」そんなことでマザコンかどうかはなかなかわかりません。「普段から母親の話ばかり」といった「わかりやすいマザコン」は案外少ないものです。母親を嫌う男性よりは、母親を大事にしている男性のほうがいいことは確かです。もめごとも少ないですし、人にやさしくできる証拠の一つではあります。しかし、マザコンであることは相手の母親の強い干渉があるということでもあります。婚活中の女性は、「行き過ぎたマザコン」にだけは警戒しましょう。Photo by iStockやっと出会えた年収1200万円ハイスぺ男性大学を卒業後、地方の都心部で中堅企業に就職した加藤菜月さん(35歳)は、30歳が迫る頃から婚活を始めました。学生時代も社会に出てからも恋人が途切れたことが少ない彼女は、自分の容姿に強い自信があったため、あたかも当然のように玉の輿を目指して婚活を始めます。しかし、菜月さんの婚活は順調にはいきませんでした。最初こそ自分が望むような男性からお誘いがあったものの、その頃は「もっと良い男性と出会えるはず」と交際に踏み切れず、そうこうしているうちに30歳を過ぎ、そこから徐々に誘ってくる男性の「質」が落ちたそうです。菜月さんがその現実に気づいたのは33~34歳頃でした。しかし、それでも彼女は「自分に釣り合う」ハイスペックな男性との結婚を諦められなかったといいます。 そんな中、ついに執念が実を結びます。30代後半の外資系企業に勤める年収1200万円の大島史樹さんに婚活パーティーで声をかけられたのです。長らく出会えなかったハイスぺ男性に菜月さんは猛アプローチをかけ、どうにか交際にこぎつけます。史樹さんは見た目も性格も特に問題なかったので、その後ずっと順調でした。なお、親の話をするときも、特にマザコンめいた発言はなかったとのことです。そして交際が1年になる頃、菜月さんは自分から結婚を匂わせ始めます。彼女は、史樹さんが喜んでプロポーズしてくれると思っていたのですが…ここで彼が少し困り顔を浮かべたのです。理由を聞くと、「結婚はしたい、でも親が問題で…」と言い出します。そして、それ以上を語らない代わりに親に会ってみて欲しいと提案を受け、菜月さんは困惑しながらも彼の実家に行くことにしました。毒親に縛られるマザコン史樹さんの実家は都市部から少し離れた場所にありました。実家に着くと、玄関から彼の母親が笑顔で出てきたのですが…菜月さんを見るやいなや強い敵意を放ってきたのです。そして、そっけなく「どちら様?」と尋ねてきて、あわてて菜月さんが挨拶すると、彼女の容姿や立ち振る舞いにイキナリ文句を言ってきたのです。初対面なのにこの対応で、菜月さんはかなり戸惑ったといいます。その後、家の中に通されてからもその「悪口」は続きます。見かねた史樹さんは話をさえぎり、菜月さんと結婚を考えていると切り出すと、当然のように母親は猛反対してきました。あまりのひどさに菜月さんは何も言えなくなり、すぐにその家から飛び出しました。Photo by iStock 帰りの道中で史樹さんは謝罪しつつ事情を説明しました。何でも幼少期に事故で父親を亡くして以来、母親はシングルマザーとしてパートを掛け持ちしながら、自分を必死に育ててくれた。そのためか、子離れができず、また彼も感謝の気持ちと申し訳なさから母親から離れられなくなったといいます。このため、菜月さんと結婚したいのは確かなものの、母親が認める女性でないと結婚に踏み切れないと考えていて、これまで交際した女性全員が同じ経緯で結婚までいかなかったそうです。こうして、2人は破局しました。最終的に、菜月さんは史樹さんに対して完全に冷めていたおかげで破局のダメージは少なかったものの、「そういうことは最初に言え!」と怒りが沸いたそうです。この経験を糧に、次こそは良い男性と巡り合えるといいですね。「ハイスペ男性」に疑問を持とう高年収で、性格、見た目に問題がないのに結婚していない男性は、家族関係が原因の一つということが多いです。たとえば、父親が暴力的、兄弟姉妹に引きこもりがいるなども挙げられますが、特に「毒親」持ちというのはよく聞きます。今回ご紹介した例も一種の「毒親」と言えます。交際中には相手の親がどのような人かはわかりづらいかもしれません。親の話を頻繁に行うことで、問題を早くから察知してください。ただ男性は皆、大なり小なりマザコンだと言われていますから、程度を測るのは意外と難しいです。あらゆる決断の判断基準が親になっている、結婚後は実家で暮らしてほしいと異常なまでに推してくるなどの特徴が分かりやすく見受けられれば注意が必要です。前編の冒頭でもお伝えした通り、婚活市場において高年収男性は人気があるため、基本的には年収の高い男性から結婚していきます。しかし中には、なぜかなかなか結婚できないハイスぺ男性も残っているのが実情です。 女性側も冷静に考えれば、なぜ残っているのか怪しむのが普通のように思えますが、茜さんのように経験不足だったり、菜月さんのように焦っていたりすると、その点に考えが及ばないこともあるでしょう。結婚してから問題が露呈しても手遅れなので、せめて婚約、結婚前には相手の実家に行くよう心がけましょう。逆に自分が「問題のある男性」側の場合は、一度家族関係を見直す必要があります。場合によっては家族と距離を置く・縁を切る覚悟も必要かもしれません。もしそれができないなら早めに打ち明けて、それでも受け入れてくれる相手と結婚しましょう。相手に隠して結婚しても、結局不仲になり、離婚につながってしまいますからね。モテるハイスペ男性が、あなたを選んだ理由は?最後はあえて客観的で冷たい話をします。婚活では男女どちらも、表面的な部分を見て、より良い条件の相手との結婚を望みます。男性なら年収が高いほどに、女性なら若い(美しい)ほど市場価値が高く、人気があります。恋愛結婚なら、内面から好きになることも起こりやすく、スペック的に格差のある結婚も起こりますが、結婚相談所、婚活アプリなどによる結婚ではそれは滅多に起こりません。このため、婚活ではいわゆる年収や年齢、ルックスなどの「スペック」が釣り合う2人でないとなかなか話が成立しません。国税庁の令和2年「民間給与実態統計調査」によると、年収1000万円を超える男性は全体の7.1%しかいません。年齢や好みなどの問題もありますが、客観的にいえば婚活市場における女性の上位7.1%にいないと釣り合わないといえます。条件が良い相手と交際できると嬉しいとは思いますが、少しだけ冷静さも残して、なぜ交際できたかを考えてみてはいかがでしょうか。 年収さえ高ければいいのかなかには相手男性の「結婚できない理由」を分かったうえで強引に結婚する女性もいます。年収さえ高ければ耐えられる…と考えてのことです。しかし実際にはそう上手くいくものでもなく、年収のみを判断の軸にして結婚したものの、やはり離婚したくなったという相談は極めて多くあります。お金を男性に依存するのが普通、依存しなければならない、女性の社会進出を認めない「悪しき時代」は、終わりつつあります。女性の皆さんが、経済的に自立して本当に結婚したいと思える相手と結婚できることを願っております。
「ママ、会いたかったよ!」
(今の空気でその言葉? しかも、ママ…)
茜さんの頭に大きなハテナマークが浮かびます。
さらにリビングに通された後も、雄介さんは茜さんの紹介を一切せずに、いきなり自分の近況報告をはじめます。
「こないだこんなことがあってね~」と、まるで子供のように話し、時間が過ぎていきます。
話の中心になるはずの茜さんは完全に蚊帳の外。話が尽きてきた頃、思い出したように雄介さんは茜さんを母親に紹介します。
すると、先ほどまでの笑顔はどこへやら。雄介さんの母親は急に真剣な顔つきになり、矢継ぎ早に茜さんに質問をぶつけました。
「今まで彼氏は何人いたの?」「ご両親はどんなお仕事をしているのかしら?」「今後、結婚後も働くつもりなのかしら?」「子どもは何人欲しいと思っているの?」
まるで面接のようなやり取りだったといいます。
質問に答えるたびに「パッとしないわね」「雄介と出会えてなかったらどうしていたの?」など嫌味を返され、息子の結婚相手に相応しくないと言っているようでした。
結婚を完全に反対されるかと思いましたが、雄介さんが茜さんを熱心に薦めるので、母親は仕方がないといった感じで、「実家に住むのであれば結婚を許可してあげる」と言われたそうです。雄介さんは元々、結婚後は実家に住むつもりだったようで、大喜び。茜さんは、ひとまずその日は返事を保留したものの、「これから、毎日あの母親と暮らさないといけないのか…。 雄介さんもあの人の味方になって、私に構ってくれなさそうだし…」すでに彼との結婚は無理だと、心の中で固めていました。後日、いつもの、優しくて頼りがいのある「いつもの」人格に戻った雄介さんに別れ話を切り出します。その席で、彼はこう語りました。「過去に何人もの女性を実家に連れて行ったものの、誰も母親に認められなかった。母親が合格を出さなかった。茜さんはようやく合格をもらえて本当に嬉しかっただけに、結婚できないのは残念だ」雄介さんは、なぜフラれたのかは理解できていない様子だったそうです。「結婚前に極度のマザコンが分かったことだけがせめてもの救いです!」茜さんはこの経験をもとに、改めて婚活に励むのでした…。 マザコンは、案外わからない! 「高年収」「やさしい」「見た目がいい」そんなことでマザコンかどうかはなかなかわかりません。「普段から母親の話ばかり」といった「わかりやすいマザコン」は案外少ないものです。母親を嫌う男性よりは、母親を大事にしている男性のほうがいいことは確かです。もめごとも少ないですし、人にやさしくできる証拠の一つではあります。しかし、マザコンであることは相手の母親の強い干渉があるということでもあります。婚活中の女性は、「行き過ぎたマザコン」にだけは警戒しましょう。Photo by iStockやっと出会えた年収1200万円ハイスぺ男性大学を卒業後、地方の都心部で中堅企業に就職した加藤菜月さん(35歳)は、30歳が迫る頃から婚活を始めました。学生時代も社会に出てからも恋人が途切れたことが少ない彼女は、自分の容姿に強い自信があったため、あたかも当然のように玉の輿を目指して婚活を始めます。しかし、菜月さんの婚活は順調にはいきませんでした。最初こそ自分が望むような男性からお誘いがあったものの、その頃は「もっと良い男性と出会えるはず」と交際に踏み切れず、そうこうしているうちに30歳を過ぎ、そこから徐々に誘ってくる男性の「質」が落ちたそうです。菜月さんがその現実に気づいたのは33~34歳頃でした。しかし、それでも彼女は「自分に釣り合う」ハイスペックな男性との結婚を諦められなかったといいます。 そんな中、ついに執念が実を結びます。30代後半の外資系企業に勤める年収1200万円の大島史樹さんに婚活パーティーで声をかけられたのです。長らく出会えなかったハイスぺ男性に菜月さんは猛アプローチをかけ、どうにか交際にこぎつけます。史樹さんは見た目も性格も特に問題なかったので、その後ずっと順調でした。なお、親の話をするときも、特にマザコンめいた発言はなかったとのことです。そして交際が1年になる頃、菜月さんは自分から結婚を匂わせ始めます。彼女は、史樹さんが喜んでプロポーズしてくれると思っていたのですが…ここで彼が少し困り顔を浮かべたのです。理由を聞くと、「結婚はしたい、でも親が問題で…」と言い出します。そして、それ以上を語らない代わりに親に会ってみて欲しいと提案を受け、菜月さんは困惑しながらも彼の実家に行くことにしました。毒親に縛られるマザコン史樹さんの実家は都市部から少し離れた場所にありました。実家に着くと、玄関から彼の母親が笑顔で出てきたのですが…菜月さんを見るやいなや強い敵意を放ってきたのです。そして、そっけなく「どちら様?」と尋ねてきて、あわてて菜月さんが挨拶すると、彼女の容姿や立ち振る舞いにイキナリ文句を言ってきたのです。初対面なのにこの対応で、菜月さんはかなり戸惑ったといいます。その後、家の中に通されてからもその「悪口」は続きます。見かねた史樹さんは話をさえぎり、菜月さんと結婚を考えていると切り出すと、当然のように母親は猛反対してきました。あまりのひどさに菜月さんは何も言えなくなり、すぐにその家から飛び出しました。Photo by iStock 帰りの道中で史樹さんは謝罪しつつ事情を説明しました。何でも幼少期に事故で父親を亡くして以来、母親はシングルマザーとしてパートを掛け持ちしながら、自分を必死に育ててくれた。そのためか、子離れができず、また彼も感謝の気持ちと申し訳なさから母親から離れられなくなったといいます。このため、菜月さんと結婚したいのは確かなものの、母親が認める女性でないと結婚に踏み切れないと考えていて、これまで交際した女性全員が同じ経緯で結婚までいかなかったそうです。こうして、2人は破局しました。最終的に、菜月さんは史樹さんに対して完全に冷めていたおかげで破局のダメージは少なかったものの、「そういうことは最初に言え!」と怒りが沸いたそうです。この経験を糧に、次こそは良い男性と巡り合えるといいですね。「ハイスペ男性」に疑問を持とう高年収で、性格、見た目に問題がないのに結婚していない男性は、家族関係が原因の一つということが多いです。たとえば、父親が暴力的、兄弟姉妹に引きこもりがいるなども挙げられますが、特に「毒親」持ちというのはよく聞きます。今回ご紹介した例も一種の「毒親」と言えます。交際中には相手の親がどのような人かはわかりづらいかもしれません。親の話を頻繁に行うことで、問題を早くから察知してください。ただ男性は皆、大なり小なりマザコンだと言われていますから、程度を測るのは意外と難しいです。あらゆる決断の判断基準が親になっている、結婚後は実家で暮らしてほしいと異常なまでに推してくるなどの特徴が分かりやすく見受けられれば注意が必要です。前編の冒頭でもお伝えした通り、婚活市場において高年収男性は人気があるため、基本的には年収の高い男性から結婚していきます。しかし中には、なぜかなかなか結婚できないハイスぺ男性も残っているのが実情です。 女性側も冷静に考えれば、なぜ残っているのか怪しむのが普通のように思えますが、茜さんのように経験不足だったり、菜月さんのように焦っていたりすると、その点に考えが及ばないこともあるでしょう。結婚してから問題が露呈しても手遅れなので、せめて婚約、結婚前には相手の実家に行くよう心がけましょう。逆に自分が「問題のある男性」側の場合は、一度家族関係を見直す必要があります。場合によっては家族と距離を置く・縁を切る覚悟も必要かもしれません。もしそれができないなら早めに打ち明けて、それでも受け入れてくれる相手と結婚しましょう。相手に隠して結婚しても、結局不仲になり、離婚につながってしまいますからね。モテるハイスペ男性が、あなたを選んだ理由は?最後はあえて客観的で冷たい話をします。婚活では男女どちらも、表面的な部分を見て、より良い条件の相手との結婚を望みます。男性なら年収が高いほどに、女性なら若い(美しい)ほど市場価値が高く、人気があります。恋愛結婚なら、内面から好きになることも起こりやすく、スペック的に格差のある結婚も起こりますが、結婚相談所、婚活アプリなどによる結婚ではそれは滅多に起こりません。このため、婚活ではいわゆる年収や年齢、ルックスなどの「スペック」が釣り合う2人でないとなかなか話が成立しません。国税庁の令和2年「民間給与実態統計調査」によると、年収1000万円を超える男性は全体の7.1%しかいません。年齢や好みなどの問題もありますが、客観的にいえば婚活市場における女性の上位7.1%にいないと釣り合わないといえます。条件が良い相手と交際できると嬉しいとは思いますが、少しだけ冷静さも残して、なぜ交際できたかを考えてみてはいかがでしょうか。 年収さえ高ければいいのかなかには相手男性の「結婚できない理由」を分かったうえで強引に結婚する女性もいます。年収さえ高ければ耐えられる…と考えてのことです。しかし実際にはそう上手くいくものでもなく、年収のみを判断の軸にして結婚したものの、やはり離婚したくなったという相談は極めて多くあります。お金を男性に依存するのが普通、依存しなければならない、女性の社会進出を認めない「悪しき時代」は、終わりつつあります。女性の皆さんが、経済的に自立して本当に結婚したいと思える相手と結婚できることを願っております。
結婚を完全に反対されるかと思いましたが、雄介さんが茜さんを熱心に薦めるので、母親は仕方がないといった感じで、「実家に住むのであれば結婚を許可してあげる」と言われたそうです。雄介さんは元々、結婚後は実家に住むつもりだったようで、大喜び。
茜さんは、ひとまずその日は返事を保留したものの、
「これから、毎日あの母親と暮らさないといけないのか…。 雄介さんもあの人の味方になって、私に構ってくれなさそうだし…」
すでに彼との結婚は無理だと、心の中で固めていました。
後日、いつもの、優しくて頼りがいのある「いつもの」人格に戻った雄介さんに別れ話を切り出します。
その席で、彼はこう語りました。
「過去に何人もの女性を実家に連れて行ったものの、誰も母親に認められなかった。母親が合格を出さなかった。茜さんはようやく合格をもらえて本当に嬉しかっただけに、結婚できないのは残念だ」
雄介さんは、なぜフラれたのかは理解できていない様子だったそうです。
「結婚前に極度のマザコンが分かったことだけがせめてもの救いです!」
茜さんはこの経験をもとに、改めて婚活に励むのでした…。
マザコンは、案外わからない! 「高年収」「やさしい」「見た目がいい」そんなことでマザコンかどうかはなかなかわかりません。「普段から母親の話ばかり」といった「わかりやすいマザコン」は案外少ないものです。母親を嫌う男性よりは、母親を大事にしている男性のほうがいいことは確かです。もめごとも少ないですし、人にやさしくできる証拠の一つではあります。しかし、マザコンであることは相手の母親の強い干渉があるということでもあります。婚活中の女性は、「行き過ぎたマザコン」にだけは警戒しましょう。Photo by iStockやっと出会えた年収1200万円ハイスぺ男性大学を卒業後、地方の都心部で中堅企業に就職した加藤菜月さん(35歳)は、30歳が迫る頃から婚活を始めました。学生時代も社会に出てからも恋人が途切れたことが少ない彼女は、自分の容姿に強い自信があったため、あたかも当然のように玉の輿を目指して婚活を始めます。しかし、菜月さんの婚活は順調にはいきませんでした。最初こそ自分が望むような男性からお誘いがあったものの、その頃は「もっと良い男性と出会えるはず」と交際に踏み切れず、そうこうしているうちに30歳を過ぎ、そこから徐々に誘ってくる男性の「質」が落ちたそうです。菜月さんがその現実に気づいたのは33~34歳頃でした。しかし、それでも彼女は「自分に釣り合う」ハイスペックな男性との結婚を諦められなかったといいます。 そんな中、ついに執念が実を結びます。30代後半の外資系企業に勤める年収1200万円の大島史樹さんに婚活パーティーで声をかけられたのです。長らく出会えなかったハイスぺ男性に菜月さんは猛アプローチをかけ、どうにか交際にこぎつけます。史樹さんは見た目も性格も特に問題なかったので、その後ずっと順調でした。なお、親の話をするときも、特にマザコンめいた発言はなかったとのことです。そして交際が1年になる頃、菜月さんは自分から結婚を匂わせ始めます。彼女は、史樹さんが喜んでプロポーズしてくれると思っていたのですが…ここで彼が少し困り顔を浮かべたのです。理由を聞くと、「結婚はしたい、でも親が問題で…」と言い出します。そして、それ以上を語らない代わりに親に会ってみて欲しいと提案を受け、菜月さんは困惑しながらも彼の実家に行くことにしました。毒親に縛られるマザコン史樹さんの実家は都市部から少し離れた場所にありました。実家に着くと、玄関から彼の母親が笑顔で出てきたのですが…菜月さんを見るやいなや強い敵意を放ってきたのです。そして、そっけなく「どちら様?」と尋ねてきて、あわてて菜月さんが挨拶すると、彼女の容姿や立ち振る舞いにイキナリ文句を言ってきたのです。初対面なのにこの対応で、菜月さんはかなり戸惑ったといいます。その後、家の中に通されてからもその「悪口」は続きます。見かねた史樹さんは話をさえぎり、菜月さんと結婚を考えていると切り出すと、当然のように母親は猛反対してきました。あまりのひどさに菜月さんは何も言えなくなり、すぐにその家から飛び出しました。Photo by iStock 帰りの道中で史樹さんは謝罪しつつ事情を説明しました。何でも幼少期に事故で父親を亡くして以来、母親はシングルマザーとしてパートを掛け持ちしながら、自分を必死に育ててくれた。そのためか、子離れができず、また彼も感謝の気持ちと申し訳なさから母親から離れられなくなったといいます。このため、菜月さんと結婚したいのは確かなものの、母親が認める女性でないと結婚に踏み切れないと考えていて、これまで交際した女性全員が同じ経緯で結婚までいかなかったそうです。こうして、2人は破局しました。最終的に、菜月さんは史樹さんに対して完全に冷めていたおかげで破局のダメージは少なかったものの、「そういうことは最初に言え!」と怒りが沸いたそうです。この経験を糧に、次こそは良い男性と巡り合えるといいですね。「ハイスペ男性」に疑問を持とう高年収で、性格、見た目に問題がないのに結婚していない男性は、家族関係が原因の一つということが多いです。たとえば、父親が暴力的、兄弟姉妹に引きこもりがいるなども挙げられますが、特に「毒親」持ちというのはよく聞きます。今回ご紹介した例も一種の「毒親」と言えます。交際中には相手の親がどのような人かはわかりづらいかもしれません。親の話を頻繁に行うことで、問題を早くから察知してください。ただ男性は皆、大なり小なりマザコンだと言われていますから、程度を測るのは意外と難しいです。あらゆる決断の判断基準が親になっている、結婚後は実家で暮らしてほしいと異常なまでに推してくるなどの特徴が分かりやすく見受けられれば注意が必要です。前編の冒頭でもお伝えした通り、婚活市場において高年収男性は人気があるため、基本的には年収の高い男性から結婚していきます。しかし中には、なぜかなかなか結婚できないハイスぺ男性も残っているのが実情です。 女性側も冷静に考えれば、なぜ残っているのか怪しむのが普通のように思えますが、茜さんのように経験不足だったり、菜月さんのように焦っていたりすると、その点に考えが及ばないこともあるでしょう。結婚してから問題が露呈しても手遅れなので、せめて婚約、結婚前には相手の実家に行くよう心がけましょう。逆に自分が「問題のある男性」側の場合は、一度家族関係を見直す必要があります。場合によっては家族と距離を置く・縁を切る覚悟も必要かもしれません。もしそれができないなら早めに打ち明けて、それでも受け入れてくれる相手と結婚しましょう。相手に隠して結婚しても、結局不仲になり、離婚につながってしまいますからね。モテるハイスペ男性が、あなたを選んだ理由は?最後はあえて客観的で冷たい話をします。婚活では男女どちらも、表面的な部分を見て、より良い条件の相手との結婚を望みます。男性なら年収が高いほどに、女性なら若い(美しい)ほど市場価値が高く、人気があります。恋愛結婚なら、内面から好きになることも起こりやすく、スペック的に格差のある結婚も起こりますが、結婚相談所、婚活アプリなどによる結婚ではそれは滅多に起こりません。このため、婚活ではいわゆる年収や年齢、ルックスなどの「スペック」が釣り合う2人でないとなかなか話が成立しません。国税庁の令和2年「民間給与実態統計調査」によると、年収1000万円を超える男性は全体の7.1%しかいません。年齢や好みなどの問題もありますが、客観的にいえば婚活市場における女性の上位7.1%にいないと釣り合わないといえます。条件が良い相手と交際できると嬉しいとは思いますが、少しだけ冷静さも残して、なぜ交際できたかを考えてみてはいかがでしょうか。 年収さえ高ければいいのかなかには相手男性の「結婚できない理由」を分かったうえで強引に結婚する女性もいます。年収さえ高ければ耐えられる…と考えてのことです。しかし実際にはそう上手くいくものでもなく、年収のみを判断の軸にして結婚したものの、やはり離婚したくなったという相談は極めて多くあります。お金を男性に依存するのが普通、依存しなければならない、女性の社会進出を認めない「悪しき時代」は、終わりつつあります。女性の皆さんが、経済的に自立して本当に結婚したいと思える相手と結婚できることを願っております。
「高年収」「やさしい」「見た目がいい」そんなことでマザコンかどうかはなかなかわかりません。「普段から母親の話ばかり」といった「わかりやすいマザコン」は案外少ないものです。
母親を嫌う男性よりは、母親を大事にしている男性のほうがいいことは確かです。もめごとも少ないですし、人にやさしくできる証拠の一つではあります。
しかし、マザコンであることは相手の母親の強い干渉があるということでもあります。婚活中の女性は、「行き過ぎたマザコン」にだけは警戒しましょう。
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大学を卒業後、地方の都心部で中堅企業に就職した加藤菜月さん(35歳)は、30歳が迫る頃から婚活を始めました。
学生時代も社会に出てからも恋人が途切れたことが少ない彼女は、自分の容姿に強い自信があったため、あたかも当然のように玉の輿を目指して婚活を始めます。
しかし、菜月さんの婚活は順調にはいきませんでした。
最初こそ自分が望むような男性からお誘いがあったものの、その頃は「もっと良い男性と出会えるはず」と交際に踏み切れず、そうこうしているうちに30歳を過ぎ、そこから徐々に誘ってくる男性の「質」が落ちたそうです。
菜月さんがその現実に気づいたのは33~34歳頃でした。しかし、それでも彼女は「自分に釣り合う」ハイスペックな男性との結婚を諦められなかったといいます。
そんな中、ついに執念が実を結びます。30代後半の外資系企業に勤める年収1200万円の大島史樹さんに婚活パーティーで声をかけられたのです。長らく出会えなかったハイスぺ男性に菜月さんは猛アプローチをかけ、どうにか交際にこぎつけます。史樹さんは見た目も性格も特に問題なかったので、その後ずっと順調でした。なお、親の話をするときも、特にマザコンめいた発言はなかったとのことです。そして交際が1年になる頃、菜月さんは自分から結婚を匂わせ始めます。彼女は、史樹さんが喜んでプロポーズしてくれると思っていたのですが…ここで彼が少し困り顔を浮かべたのです。理由を聞くと、「結婚はしたい、でも親が問題で…」と言い出します。そして、それ以上を語らない代わりに親に会ってみて欲しいと提案を受け、菜月さんは困惑しながらも彼の実家に行くことにしました。毒親に縛られるマザコン史樹さんの実家は都市部から少し離れた場所にありました。実家に着くと、玄関から彼の母親が笑顔で出てきたのですが…菜月さんを見るやいなや強い敵意を放ってきたのです。そして、そっけなく「どちら様?」と尋ねてきて、あわてて菜月さんが挨拶すると、彼女の容姿や立ち振る舞いにイキナリ文句を言ってきたのです。初対面なのにこの対応で、菜月さんはかなり戸惑ったといいます。その後、家の中に通されてからもその「悪口」は続きます。見かねた史樹さんは話をさえぎり、菜月さんと結婚を考えていると切り出すと、当然のように母親は猛反対してきました。あまりのひどさに菜月さんは何も言えなくなり、すぐにその家から飛び出しました。Photo by iStock 帰りの道中で史樹さんは謝罪しつつ事情を説明しました。何でも幼少期に事故で父親を亡くして以来、母親はシングルマザーとしてパートを掛け持ちしながら、自分を必死に育ててくれた。そのためか、子離れができず、また彼も感謝の気持ちと申し訳なさから母親から離れられなくなったといいます。このため、菜月さんと結婚したいのは確かなものの、母親が認める女性でないと結婚に踏み切れないと考えていて、これまで交際した女性全員が同じ経緯で結婚までいかなかったそうです。こうして、2人は破局しました。最終的に、菜月さんは史樹さんに対して完全に冷めていたおかげで破局のダメージは少なかったものの、「そういうことは最初に言え!」と怒りが沸いたそうです。この経験を糧に、次こそは良い男性と巡り合えるといいですね。「ハイスペ男性」に疑問を持とう高年収で、性格、見た目に問題がないのに結婚していない男性は、家族関係が原因の一つということが多いです。たとえば、父親が暴力的、兄弟姉妹に引きこもりがいるなども挙げられますが、特に「毒親」持ちというのはよく聞きます。今回ご紹介した例も一種の「毒親」と言えます。交際中には相手の親がどのような人かはわかりづらいかもしれません。親の話を頻繁に行うことで、問題を早くから察知してください。ただ男性は皆、大なり小なりマザコンだと言われていますから、程度を測るのは意外と難しいです。あらゆる決断の判断基準が親になっている、結婚後は実家で暮らしてほしいと異常なまでに推してくるなどの特徴が分かりやすく見受けられれば注意が必要です。前編の冒頭でもお伝えした通り、婚活市場において高年収男性は人気があるため、基本的には年収の高い男性から結婚していきます。しかし中には、なぜかなかなか結婚できないハイスぺ男性も残っているのが実情です。 女性側も冷静に考えれば、なぜ残っているのか怪しむのが普通のように思えますが、茜さんのように経験不足だったり、菜月さんのように焦っていたりすると、その点に考えが及ばないこともあるでしょう。結婚してから問題が露呈しても手遅れなので、せめて婚約、結婚前には相手の実家に行くよう心がけましょう。逆に自分が「問題のある男性」側の場合は、一度家族関係を見直す必要があります。場合によっては家族と距離を置く・縁を切る覚悟も必要かもしれません。もしそれができないなら早めに打ち明けて、それでも受け入れてくれる相手と結婚しましょう。相手に隠して結婚しても、結局不仲になり、離婚につながってしまいますからね。モテるハイスペ男性が、あなたを選んだ理由は?最後はあえて客観的で冷たい話をします。婚活では男女どちらも、表面的な部分を見て、より良い条件の相手との結婚を望みます。男性なら年収が高いほどに、女性なら若い(美しい)ほど市場価値が高く、人気があります。恋愛結婚なら、内面から好きになることも起こりやすく、スペック的に格差のある結婚も起こりますが、結婚相談所、婚活アプリなどによる結婚ではそれは滅多に起こりません。このため、婚活ではいわゆる年収や年齢、ルックスなどの「スペック」が釣り合う2人でないとなかなか話が成立しません。国税庁の令和2年「民間給与実態統計調査」によると、年収1000万円を超える男性は全体の7.1%しかいません。年齢や好みなどの問題もありますが、客観的にいえば婚活市場における女性の上位7.1%にいないと釣り合わないといえます。条件が良い相手と交際できると嬉しいとは思いますが、少しだけ冷静さも残して、なぜ交際できたかを考えてみてはいかがでしょうか。 年収さえ高ければいいのかなかには相手男性の「結婚できない理由」を分かったうえで強引に結婚する女性もいます。年収さえ高ければ耐えられる…と考えてのことです。しかし実際にはそう上手くいくものでもなく、年収のみを判断の軸にして結婚したものの、やはり離婚したくなったという相談は極めて多くあります。お金を男性に依存するのが普通、依存しなければならない、女性の社会進出を認めない「悪しき時代」は、終わりつつあります。女性の皆さんが、経済的に自立して本当に結婚したいと思える相手と結婚できることを願っております。
そんな中、ついに執念が実を結びます。
30代後半の外資系企業に勤める年収1200万円の大島史樹さんに婚活パーティーで声をかけられたのです。
長らく出会えなかったハイスぺ男性に菜月さんは猛アプローチをかけ、どうにか交際にこぎつけます。史樹さんは見た目も性格も特に問題なかったので、その後ずっと順調でした。
なお、親の話をするときも、特にマザコンめいた発言はなかったとのことです。
そして交際が1年になる頃、菜月さんは自分から結婚を匂わせ始めます。彼女は、史樹さんが喜んでプロポーズしてくれると思っていたのですが…ここで彼が少し困り顔を浮かべたのです。
理由を聞くと、「結婚はしたい、でも親が問題で…」と言い出します。そして、それ以上を語らない代わりに親に会ってみて欲しいと提案を受け、菜月さんは困惑しながらも彼の実家に行くことにしました。
史樹さんの実家は都市部から少し離れた場所にありました。実家に着くと、玄関から彼の母親が笑顔で出てきたのですが…菜月さんを見るやいなや強い敵意を放ってきたのです。
そして、そっけなく「どちら様?」と尋ねてきて、あわてて菜月さんが挨拶すると、彼女の容姿や立ち振る舞いにイキナリ文句を言ってきたのです。
初対面なのにこの対応で、菜月さんはかなり戸惑ったといいます。
その後、家の中に通されてからもその「悪口」は続きます。見かねた史樹さんは話をさえぎり、菜月さんと結婚を考えていると切り出すと、当然のように母親は猛反対してきました。あまりのひどさに菜月さんは何も言えなくなり、すぐにその家から飛び出しました。
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帰りの道中で史樹さんは謝罪しつつ事情を説明しました。何でも幼少期に事故で父親を亡くして以来、母親はシングルマザーとしてパートを掛け持ちしながら、自分を必死に育ててくれた。そのためか、子離れができず、また彼も感謝の気持ちと申し訳なさから母親から離れられなくなったといいます。このため、菜月さんと結婚したいのは確かなものの、母親が認める女性でないと結婚に踏み切れないと考えていて、これまで交際した女性全員が同じ経緯で結婚までいかなかったそうです。こうして、2人は破局しました。最終的に、菜月さんは史樹さんに対して完全に冷めていたおかげで破局のダメージは少なかったものの、「そういうことは最初に言え!」と怒りが沸いたそうです。この経験を糧に、次こそは良い男性と巡り合えるといいですね。「ハイスペ男性」に疑問を持とう高年収で、性格、見た目に問題がないのに結婚していない男性は、家族関係が原因の一つということが多いです。たとえば、父親が暴力的、兄弟姉妹に引きこもりがいるなども挙げられますが、特に「毒親」持ちというのはよく聞きます。今回ご紹介した例も一種の「毒親」と言えます。交際中には相手の親がどのような人かはわかりづらいかもしれません。親の話を頻繁に行うことで、問題を早くから察知してください。ただ男性は皆、大なり小なりマザコンだと言われていますから、程度を測るのは意外と難しいです。あらゆる決断の判断基準が親になっている、結婚後は実家で暮らしてほしいと異常なまでに推してくるなどの特徴が分かりやすく見受けられれば注意が必要です。前編の冒頭でもお伝えした通り、婚活市場において高年収男性は人気があるため、基本的には年収の高い男性から結婚していきます。しかし中には、なぜかなかなか結婚できないハイスぺ男性も残っているのが実情です。 女性側も冷静に考えれば、なぜ残っているのか怪しむのが普通のように思えますが、茜さんのように経験不足だったり、菜月さんのように焦っていたりすると、その点に考えが及ばないこともあるでしょう。結婚してから問題が露呈しても手遅れなので、せめて婚約、結婚前には相手の実家に行くよう心がけましょう。逆に自分が「問題のある男性」側の場合は、一度家族関係を見直す必要があります。場合によっては家族と距離を置く・縁を切る覚悟も必要かもしれません。もしそれができないなら早めに打ち明けて、それでも受け入れてくれる相手と結婚しましょう。相手に隠して結婚しても、結局不仲になり、離婚につながってしまいますからね。モテるハイスペ男性が、あなたを選んだ理由は?最後はあえて客観的で冷たい話をします。婚活では男女どちらも、表面的な部分を見て、より良い条件の相手との結婚を望みます。男性なら年収が高いほどに、女性なら若い(美しい)ほど市場価値が高く、人気があります。恋愛結婚なら、内面から好きになることも起こりやすく、スペック的に格差のある結婚も起こりますが、結婚相談所、婚活アプリなどによる結婚ではそれは滅多に起こりません。このため、婚活ではいわゆる年収や年齢、ルックスなどの「スペック」が釣り合う2人でないとなかなか話が成立しません。国税庁の令和2年「民間給与実態統計調査」によると、年収1000万円を超える男性は全体の7.1%しかいません。年齢や好みなどの問題もありますが、客観的にいえば婚活市場における女性の上位7.1%にいないと釣り合わないといえます。条件が良い相手と交際できると嬉しいとは思いますが、少しだけ冷静さも残して、なぜ交際できたかを考えてみてはいかがでしょうか。 年収さえ高ければいいのかなかには相手男性の「結婚できない理由」を分かったうえで強引に結婚する女性もいます。年収さえ高ければ耐えられる…と考えてのことです。しかし実際にはそう上手くいくものでもなく、年収のみを判断の軸にして結婚したものの、やはり離婚したくなったという相談は極めて多くあります。お金を男性に依存するのが普通、依存しなければならない、女性の社会進出を認めない「悪しき時代」は、終わりつつあります。女性の皆さんが、経済的に自立して本当に結婚したいと思える相手と結婚できることを願っております。
帰りの道中で史樹さんは謝罪しつつ事情を説明しました。
何でも幼少期に事故で父親を亡くして以来、母親はシングルマザーとしてパートを掛け持ちしながら、自分を必死に育ててくれた。そのためか、子離れができず、また彼も感謝の気持ちと申し訳なさから母親から離れられなくなったといいます。
このため、菜月さんと結婚したいのは確かなものの、母親が認める女性でないと結婚に踏み切れないと考えていて、これまで交際した女性全員が同じ経緯で結婚までいかなかったそうです。
こうして、2人は破局しました。最終的に、菜月さんは史樹さんに対して完全に冷めていたおかげで破局のダメージは少なかったものの、「そういうことは最初に言え!」と怒りが沸いたそうです。この経験を糧に、次こそは良い男性と巡り合えるといいですね。
高年収で、性格、見た目に問題がないのに結婚していない男性は、家族関係が原因の一つということが多いです。
たとえば、父親が暴力的、兄弟姉妹に引きこもりがいるなども挙げられますが、特に「毒親」持ちというのはよく聞きます。
今回ご紹介した例も一種の「毒親」と言えます。
交際中には相手の親がどのような人かはわかりづらいかもしれません。親の話を頻繁に行うことで、問題を早くから察知してください。
ただ男性は皆、大なり小なりマザコンだと言われていますから、程度を測るのは意外と難しいです。
あらゆる決断の判断基準が親になっている、結婚後は実家で暮らしてほしいと異常なまでに推してくるなどの特徴が分かりやすく見受けられれば注意が必要です。
前編の冒頭でもお伝えした通り、婚活市場において高年収男性は人気があるため、基本的には年収の高い男性から結婚していきます。しかし中には、なぜかなかなか結婚できないハイスぺ男性も残っているのが実情です。
女性側も冷静に考えれば、なぜ残っているのか怪しむのが普通のように思えますが、茜さんのように経験不足だったり、菜月さんのように焦っていたりすると、その点に考えが及ばないこともあるでしょう。結婚してから問題が露呈しても手遅れなので、せめて婚約、結婚前には相手の実家に行くよう心がけましょう。逆に自分が「問題のある男性」側の場合は、一度家族関係を見直す必要があります。場合によっては家族と距離を置く・縁を切る覚悟も必要かもしれません。もしそれができないなら早めに打ち明けて、それでも受け入れてくれる相手と結婚しましょう。相手に隠して結婚しても、結局不仲になり、離婚につながってしまいますからね。モテるハイスペ男性が、あなたを選んだ理由は?最後はあえて客観的で冷たい話をします。婚活では男女どちらも、表面的な部分を見て、より良い条件の相手との結婚を望みます。男性なら年収が高いほどに、女性なら若い(美しい)ほど市場価値が高く、人気があります。恋愛結婚なら、内面から好きになることも起こりやすく、スペック的に格差のある結婚も起こりますが、結婚相談所、婚活アプリなどによる結婚ではそれは滅多に起こりません。このため、婚活ではいわゆる年収や年齢、ルックスなどの「スペック」が釣り合う2人でないとなかなか話が成立しません。国税庁の令和2年「民間給与実態統計調査」によると、年収1000万円を超える男性は全体の7.1%しかいません。年齢や好みなどの問題もありますが、客観的にいえば婚活市場における女性の上位7.1%にいないと釣り合わないといえます。条件が良い相手と交際できると嬉しいとは思いますが、少しだけ冷静さも残して、なぜ交際できたかを考えてみてはいかがでしょうか。 年収さえ高ければいいのかなかには相手男性の「結婚できない理由」を分かったうえで強引に結婚する女性もいます。年収さえ高ければ耐えられる…と考えてのことです。しかし実際にはそう上手くいくものでもなく、年収のみを判断の軸にして結婚したものの、やはり離婚したくなったという相談は極めて多くあります。お金を男性に依存するのが普通、依存しなければならない、女性の社会進出を認めない「悪しき時代」は、終わりつつあります。女性の皆さんが、経済的に自立して本当に結婚したいと思える相手と結婚できることを願っております。
女性側も冷静に考えれば、なぜ残っているのか怪しむのが普通のように思えますが、茜さんのように経験不足だったり、菜月さんのように焦っていたりすると、その点に考えが及ばないこともあるでしょう。
結婚してから問題が露呈しても手遅れなので、せめて婚約、結婚前には相手の実家に行くよう心がけましょう。
逆に自分が「問題のある男性」側の場合は、一度家族関係を見直す必要があります。場合によっては家族と距離を置く・縁を切る覚悟も必要かもしれません。もしそれができないなら早めに打ち明けて、それでも受け入れてくれる相手と結婚しましょう。
相手に隠して結婚しても、結局不仲になり、離婚につながってしまいますからね。
最後はあえて客観的で冷たい話をします。
婚活では男女どちらも、表面的な部分を見て、より良い条件の相手との結婚を望みます。男性なら年収が高いほどに、女性なら若い(美しい)ほど市場価値が高く、人気があります。
恋愛結婚なら、内面から好きになることも起こりやすく、スペック的に格差のある結婚も起こりますが、結婚相談所、婚活アプリなどによる結婚ではそれは滅多に起こりません。
このため、婚活ではいわゆる年収や年齢、ルックスなどの「スペック」が釣り合う2人でないとなかなか話が成立しません。
国税庁の令和2年「民間給与実態統計調査」によると、年収1000万円を超える男性は全体の7.1%しかいません。年齢や好みなどの問題もありますが、客観的にいえば婚活市場における女性の上位7.1%にいないと釣り合わないといえます。条件が良い相手と交際できると嬉しいとは思いますが、少しだけ冷静さも残して、なぜ交際できたかを考えてみてはいかがでしょうか。
年収さえ高ければいいのかなかには相手男性の「結婚できない理由」を分かったうえで強引に結婚する女性もいます。年収さえ高ければ耐えられる…と考えてのことです。しかし実際にはそう上手くいくものでもなく、年収のみを判断の軸にして結婚したものの、やはり離婚したくなったという相談は極めて多くあります。お金を男性に依存するのが普通、依存しなければならない、女性の社会進出を認めない「悪しき時代」は、終わりつつあります。女性の皆さんが、経済的に自立して本当に結婚したいと思える相手と結婚できることを願っております。
なかには相手男性の「結婚できない理由」を分かったうえで強引に結婚する女性もいます。
年収さえ高ければ耐えられる…と考えてのことです。しかし実際にはそう上手くいくものでもなく、年収のみを判断の軸にして結婚したものの、やはり離婚したくなったという相談は極めて多くあります。
お金を男性に依存するのが普通、依存しなければならない、女性の社会進出を認めない「悪しき時代」は、終わりつつあります。
女性の皆さんが、経済的に自立して本当に結婚したいと思える相手と結婚できることを願っております。