立憲民主党の野田佳彦元首相が29日、報道番組「ABEMA的ニュースショー」(ABEMA TV)に出演。安倍晋三元首相に対する追悼演説の猗誅鱈瓩鯡世した。
演説は昨年10月25日の衆院本会議で行われたが、自民党側からオファーがあったのは同7日。1週間はまとまらなかったという野田氏は「あれほど苦労して作った演説はないですね。総理の時の施政方針演説とか所信表明とか、国連総会とか大きな舞台でいろんな演説をやってきたけれども、あの追悼演説は一番難しかったですね」と本音を語った。
やはり文章のバランス感覚がかなり問われたようで「ほめ過ぎると野党が引くでしょ。ケチをつけると与党が引くでしょ。ましてご遺族もいらっしゃるでしょ。八方丸く収めなきゃいけない。しかも亡くなられた故人に対して哀悼の誠をささげる、在りし日を偲ぶというのは本当に難しいなと」と狷颪靴き瓩箸いΩ斥佞魏薪戮盞り返した。
また、およそ完成してからも推敲を重ねたそうで「『勝ちっ放しはないでしょう、安倍さん』というフレーズ、最初は『勝ち逃げはないでしょう、安倍さん』っていう表現だった。私から見たら勝ち逃げされた感じはあるんですけどね、でもあのお亡くなり方は逃げたわけじゃないんですよ。これは失礼だな、とかね。『歴史の法廷に、立ち続けなければならない』って表現があるんですが、『歴史の法廷の被告として』と入れてたんです。被告はきついかなあと。これは中曾根(康弘)元総理が使ったことがある言葉なので、釈明はできるんです。でも、初めて聞く人にとってはキツいから。『光と影』という表現がある。影には『暗い影』と書いていた。これもご遺族もいらっしゃる中できついかなと」と言葉遣いに細心の注意を払ったとした。
演説当日についても「議場が妙な緊張感がありましてね。固唾をのんでみんなが聞いてる感じで」と、どの舞台よりやりづらかったと明かした。