JR東日本は7日、渋谷駅で実施されている線路の切り替え工事を報道機関に公開した。JR東は9日の始発までの約53時間半にわたって工事し、約4000人の社員や作業員を投入する。7~8日は東京都心を周回する山手線外回りの大崎―池袋間が運休となるほか、外回りの他区間と内回りも運転本数を減らす。JR東は振り替え輸送の利用や迂回(うかい)を呼びかけている。
【写真で見る】線路の切り替え工事が進む渋谷駅 線路切り替えは2015年に始まった渋谷駅改良工事の一環。今回の工事では現在二つに分かれている外回りと内回りのホームのうち、外回り分を廃止・撤去し、そこに外回りの線路を移動させる。そのうえで現在の内回りのホームを最大で約3・2メートル拡幅し、外回りと内回りのホームを一体化させる。工事は6日午後10時から始まり、7日午前には作業員がバールを使って線路を移動させるなどの作業にあたった。

渋谷駅での線路切り替え工事は21年10月にも実施され、山手線内回りの一部区間が2日間運休した。今回もそれに並び、JR東が発足した1987年以降での工事に伴う山手線の運休期間として最長規模となる。影響人員は約53万人を見込んでいる。 JR東によると、7~8日の山手線は、外回りの運休しない区間で運転本数を通常の約3~4割、内回りの池袋―大崎間で通常の約7割に減らす。一方で山手貨物線の線路を利用し、恵比寿駅と渋谷駅に停車する臨時列車を大崎―新宿間で運転するほか、埼京線・りんかい線の新木場―赤羽間で増発するなどの対応を取る。【木下翔太郎】
線路切り替えは2015年に始まった渋谷駅改良工事の一環。今回の工事では現在二つに分かれている外回りと内回りのホームのうち、外回り分を廃止・撤去し、そこに外回りの線路を移動させる。そのうえで現在の内回りのホームを最大で約3・2メートル拡幅し、外回りと内回りのホームを一体化させる。工事は6日午後10時から始まり、7日午前には作業員がバールを使って線路を移動させるなどの作業にあたった。
渋谷駅での線路切り替え工事は21年10月にも実施され、山手線内回りの一部区間が2日間運休した。今回もそれに並び、JR東が発足した1987年以降での工事に伴う山手線の運休期間として最長規模となる。影響人員は約53万人を見込んでいる。
JR東によると、7~8日の山手線は、外回りの運休しない区間で運転本数を通常の約3~4割、内回りの池袋―大崎間で通常の約7割に減らす。一方で山手貨物線の線路を利用し、恵比寿駅と渋谷駅に停車する臨時列車を大崎―新宿間で運転するほか、埼京線・りんかい線の新木場―赤羽間で増発するなどの対応を取る。【木下翔太郎】