東京都立大(東京都八王子市)の教授で社会学者の宮台真司さん(63)が男に襲撃され重傷を負った事件で、男は住宅街が広がる現場の同大南大沢キャンパス北側に逃走したとみられることが1日、捜査関係者への取材で分かった。
北側には団地などが立ち並ぶ住宅街のほか、公園もあり、警視庁捜査1課は付近の防犯カメラの映像を解析するなどして男の行方を追っている。
捜査関係者などによると、同大がキャンパス内に設置する防犯カメラには、襲撃現場から約100メートル離れた「中門」付近から男が敷地の北側に逃走する様子が映っていた。
中門は普段から閉鎖されており、脇にある植え込みを越え、敷地外に出たとみられる。