元「光GENJI」で、俳優の大沢樹生(53)が1日、東京・北区の北とぴあで会見し、来年4月に予定している北区長選への出馬を正式に表明した。
北区との縁は4年前に同区を本拠地とするシアタープロレス「花鳥風月」のリングデビューに向け、東十条の道場に4か月通ったのがきっかけだ。
今年夏に北区の商店街を舞台にした映画「サムアップ!!」の主演を務め、再び北区に足を運んでいる中で、「自分も下町生まれ、育ちでなじんで、北区のほれた」(大沢)。コロナ禍で疲弊する商店街や街を憂い、恩返ししたい思いと自身のタイミングが一致し、出馬の決意を固めた。 この日はスーツ姿で現れた大沢。一般紙、スポーツ紙、テレビ、雑誌など30社近くが集まり、ネットでも生中継される注目ぶりで、北区の課題や政策についての質問が次々と飛んだが、詰まることなく一つひとつに丁寧に回答した。
会見はアイドル時代から慣れているかに見えたが、それでも大沢は「すげえ空気感だなと。のまれないように頑張っている」と漏らす場面もあるほどだった。
ジャニーズ事務所出身のアイドルとして、首長選への出馬は初となる。出馬を受けて、「ジャニーズ関係者からエールが送られたか?」の質問には「誰もいません」と即答。「正直なところ、過去の栄光でこの選挙戦を戦おうと思っていない。現在進行形の大沢樹生として向かっていこうと思っている。でも誰か来たら盛り上がりますね」と笑わせていた。