“1歳児”への数々の“虐待”が行われていた静岡・裾野市の「さくら保育園」で、“1歳児”以外にも“虐待”が行われていたことが新たに分かりました。さらに、職員が“口止め”として書かされたとみられている誓約書が公開されました。その内容は…。 ◇数々の“虐待”が行われた静岡・裾野市のさくら保育園で12月1日夜、保護者説明会が行われました。参加した保護者は、涙ながらに保育園への不信感を訴えました。

保護者「私は一時保育を利用している者なんですけど、その“該当の保育士”のうちの1人が一時保育にも、この11月の1か月間いたということで……。『自分の子も、その保育士が見てたかもしれない』と思うとショックで…」――口止めや誓約書を書かせたなど、園は「していない」と説明していた?保護者「内部告発してた保育士さんに『公言しないように』って園長が土下座したって言ってました。園長が認めてました」 ◇この問題を受けて、この日の夜は、裾野市にある保育園などの園長や経営者らが集められました。裾野市長「今一度、これまで当たり前としてきた運営の中身を振り返り、二度とこのような事案を発生させないという強い意識をみなさまと持っていきたいと思っています」そして、市長が公開したのが、保育園側が保育士らに対して「口止め」で書かせたという誓約書です。誓約書には、「当園の機密事項などを」「第三者に故意または過失によって漏えいしたりしないこと」といった文言が記載されていました。裾野市長「本事案は、法人内での組織的な隠蔽(いんぺい)も疑われる最悪なものとなった」 ◇問題の誓約書について、前日夜(11月30日)に行われた保護者説明会で、保護者らが説明を求める場面がありました。保護者(11月30日の説明会で)「誓約書を書かされたというのもきのうは何も説明がなく、きょう初めて報道や新聞で知ったという形なんです」保育園側(11月30日の説明会で)「『誓約書を書かせた』という内容のものでしたが、決してそういうものではございません」「『隠ぺいだ』とはいわれてますけど、そういうことは絶対にありませんので信用してください」保育園側は、「隠ぺいするためではない」と説明していました。保護者(11月30日の説明会で)「暗いお部屋の中に連れて行かれて『(給食を)食べた』と言っていました。異常なんじゃないかなって思います」保護者(11月30日の説明会で)「子供が保育園に行きたくなくてめそめそしている時があったんですけど、理由を聞いたら『怖い』と言っていました」保育園側(11月30日の説明会で)「すみません、気付けずに申し訳なかったです」そして、この説明会では、虐待の具体的な内容についても話されました。保育園側(11月30日の説明会で)「睡眠中の園児に対し、『ご臨終です』と言った“A保育士”、園児を覚ます際、『ブス・デブ・ガングロ』といった“A保育士”と“B保育士”、ファイルで園児の頭をたたいた“C保育士”」虐待を行っていたのは、3人の30代の女性保育士です。泣いている園児を撮影したり、足をつかんで宙づりにしていたといいます。3人ともすでに退職していますが、“A保育士”は、園の調査結果を不服とし再調査を求めているといいます。【A保育士】・「ブス・デブ・ガングロ」と暴言・泣いている園児撮影・寝た園児に「ご臨終です」【B保育士】・「ブス・デブ・ガングロ」と暴言・足をつかみ宙づり・カッターナイフで脅す・倉庫などに閉じ込め【C保育士】・バインダーでたたくまた、これまで保育園側は、「虐待があったのは1歳児」としていましたが、保育園側に確認すると、カッターナイフを見せられていたのは4歳の園児であったことが新たに分かりました。保護者「私が聞いた話では、3歳児以上の先生がわざわざたんぽぽ組(1歳児)のクラスに連れていって、(1歳児のクラスの先生に)カッターナイフで脅されたって聞いたんです」(12月1日放送『news zero』より)
“1歳児”への数々の“虐待”が行われていた静岡・裾野市の「さくら保育園」で、“1歳児”以外にも“虐待”が行われていたことが新たに分かりました。さらに、職員が“口止め”として書かされたとみられている誓約書が公開されました。その内容は…。

数々の“虐待”が行われた静岡・裾野市のさくら保育園で12月1日夜、保護者説明会が行われました。参加した保護者は、涙ながらに保育園への不信感を訴えました。
保護者「私は一時保育を利用している者なんですけど、その“該当の保育士”のうちの1人が一時保育にも、この11月の1か月間いたということで……。『自分の子も、その保育士が見てたかもしれない』と思うとショックで…」
――口止めや誓約書を書かせたなど、園は「していない」と説明していた?
保護者「内部告発してた保育士さんに『公言しないように』って園長が土下座したって言ってました。園長が認めてました」

この問題を受けて、この日の夜は、裾野市にある保育園などの園長や経営者らが集められました。
裾野市長「今一度、これまで当たり前としてきた運営の中身を振り返り、二度とこのような事案を発生させないという強い意識をみなさまと持っていきたいと思っています」
そして、市長が公開したのが、保育園側が保育士らに対して「口止め」で書かせたという誓約書です。誓約書には、「当園の機密事項などを」「第三者に故意または過失によって漏えいしたりしないこと」といった文言が記載されていました。
裾野市長「本事案は、法人内での組織的な隠蔽(いんぺい)も疑われる最悪なものとなった」

問題の誓約書について、前日夜(11月30日)に行われた保護者説明会で、保護者らが説明を求める場面がありました。
保護者(11月30日の説明会で)「誓約書を書かされたというのもきのうは何も説明がなく、きょう初めて報道や新聞で知ったという形なんです」
保育園側(11月30日の説明会で)「『誓約書を書かせた』という内容のものでしたが、決してそういうものではございません」「『隠ぺいだ』とはいわれてますけど、そういうことは絶対にありませんので信用してください」
保育園側は、「隠ぺいするためではない」と説明していました。
保護者(11月30日の説明会で)「暗いお部屋の中に連れて行かれて『(給食を)食べた』と言っていました。異常なんじゃないかなって思います」
保護者(11月30日の説明会で)「子供が保育園に行きたくなくてめそめそしている時があったんですけど、理由を聞いたら『怖い』と言っていました」
保育園側(11月30日の説明会で)「すみません、気付けずに申し訳なかったです」
そして、この説明会では、虐待の具体的な内容についても話されました。
保育園側(11月30日の説明会で)「睡眠中の園児に対し、『ご臨終です』と言った“A保育士”、園児を覚ます際、『ブス・デブ・ガングロ』といった“A保育士”と“B保育士”、ファイルで園児の頭をたたいた“C保育士”」
虐待を行っていたのは、3人の30代の女性保育士です。泣いている園児を撮影したり、足をつかんで宙づりにしていたといいます。3人ともすでに退職していますが、“A保育士”は、園の調査結果を不服とし再調査を求めているといいます。
【A保育士】・「ブス・デブ・ガングロ」と暴言・泣いている園児撮影・寝た園児に「ご臨終です」
【B保育士】・「ブス・デブ・ガングロ」と暴言・足をつかみ宙づり・カッターナイフで脅す・倉庫などに閉じ込め
【C保育士】・バインダーでたたく
また、これまで保育園側は、「虐待があったのは1歳児」としていましたが、保育園側に確認すると、カッターナイフを見せられていたのは4歳の園児であったことが新たに分かりました。
保護者「私が聞いた話では、3歳児以上の先生がわざわざたんぽぽ組(1歳児)のクラスに連れていって、(1歳児のクラスの先生に)カッターナイフで脅されたって聞いたんです」