早稲田大学はスポーツ科学学術院の50代の男性教員について、きょう付でパワーハラスメントなどによる停職2か月の懲戒処分としたと発表しました。また、8月1日付で同じスポーツ科学学術院の60代の男性教授をパワハラなどで停職1か月の懲戒処分としていたことも発表しましたが、男性教授はすでに復帰しているということです。
早稲田大学によりますと、50代の教授は(1)2020年10月、個人情報を含む機密性の高い学内資料を複製・配布し、その一部を教授会で共有したほか、(2)2020年12月などの教授会で不適切な報告などを行い、同僚の教員に著しい不快感を与えるなどのパワハラを行い、(3)教員人事で手続き違反をしたとされています。
また、60代の教授も(1)2020年10月に個人情報を含む機密性の高い学内資料を入手したうえ、(2)2020年12月に同僚の教員に対して著しい不快感を与えるような不適切なヒアリングを行ったり、会議で不適切な報告を行うなどのパワハラを行ったとされています。
早稲田大学は、「被害を受けた教員のプライバシー保護の観点から事案の詳細は公表できない」としています。