歩道暴走事故の実況見分に立ち会う波汐国芳容疑者(中央)=5日午後4時58分、福島市
福島市で11月、軽乗用車が歩道を暴走し女性がはねられ死亡した事故で、自動車運転処罰法違反(過失致死)の疑いで逮捕された同市の無職波汐国芳容疑者(97)が「歩行者に気付きブレーキをかけようとしたが、間違えてアクセルを踏んでしまった」と供述していることが5日、福島県警への取材で分かった。
県警によると、防犯カメラの映像などから容疑者の車は現場手前の交差点から歩道に入り、約140m走行したことが判明。容疑者は歩道に進入した理由について「記憶がない」と供述しているという。車には暴走につながる故障はなかった。
この日、県警は容疑者を現場に立ち会わせて実況見分した。