タクシー運転手の男が、自宅まで送り届けた女性客のあとをつけて、わいせつな行為をした疑いで逮捕された。
個人タクシーの運転手・長田久雄容疑者(58)は、今年9月17日午前2時前、東京・中央区で、自宅前まで送り届けた女性客の後をつけて、胸を触った疑いがもたれている。逮捕容疑は、強制わいせつと住居侵入だ。
被害者の女性は20代の会社員。酒に酔っていた女性は、午前1時40分ごろ、中央区の自宅前まで、長田容疑者のタクシーに乗車したという。そして、タクシーを降りた女性が自宅に入るや、長田容疑者も追いかけ、玄関の中で、後ろから抱きつき、女性の両胸を揉んだとのこと。
タクシーから玄関までは、およそ20メートル。長田容疑者は、驚く女性を尻目に、タクシーに戻り、そのまま逃走したそうだ。夜が明けて、女性は、家族と相談した上で、警視庁中央署に被害を訴え出たという。
女性が、タクシー料金を、電子マネーで払っていたことから、すぐに、長田容疑者が捜査線上に浮上した。周辺の防犯カメラの映像などとも照合した上で、中央署は、今月27日、長田容疑者を逮捕。
長田容疑者は、タクシー乗車歴20年のベテランドライバーだった。犯行後、自分のタクシーに戻った長田容疑者が、「あ~、ヤバイな、あんなので、バレたらどうしよう」と話す様子が、ドライブレコーダーに記録されていたという。これが決定的な証拠となった。
タクシー運転手が、乗客の女性に対して、わいせつな行為に及ぶとは・・・。卑劣で許されない事件だ。調べに対して長田容疑者は、「乗客の女性の自宅に侵入して、女性の後ろから抱きついて、両胸を揉んだことに間違いありません」と容疑を認めている。
また、犯行動機については、「好みの女性だったので、触りたいと思いました」と供述している。中央署は、余罪を含めて捜査する方針だ。