東京都立大学のキャンパスで29日、社会学者の宮台真司さん(63)が首など複数箇所を切られ重傷を負う事件があり、切りつけた男は30日午前6時現在も逃走中。
29日午後4時半前、東京・八王子市の東京都立大学・南大沢キャンパス内で、社会学者で都立大教授の宮台真司さんが待ち伏せしていたとみられる男に刃物のようなもので切りつけられた。
宮台さんは病院に搬送され、命に別条はないとみられているが、首など複数箇所を切られ重傷。
宮台さんは、サブカルチャーや政治、宗教など、幅広い分野を扱う論客として知られている。
都立大の学生「(館内放送で)構内に不審者が侵入したので、廊下とかエントランスにいる学生はとりあえず教室に入ってというふうに言われた」、「(自宅が)大学のめっちゃ近くなのでめちゃめちゃ怖い。早く捕まってほしい」
切りつけた男は徒歩で逃走していて、20代から30代、身長180cmくらい、黒っぽいジャンパーと黒っぽいズボンということで、警視庁が行方を追っている。
また、都立大学によると、職員を配置して警戒にあたったうえで、30日の授業は通常通り行う予定だという。