自宅のトイレで男児を出産し、放置して死亡させたとして、大阪府警東署は1日、殺人の疑いで、大阪市中央区のアルバイトの女(19)を逮捕した。
「踏ん張ったら赤ちゃんが出てきた。頭から水の中に入って手足が動いていたが、怖くなり何もしなかった」と供述する一方、「初めから殺すとは決意していない」と容疑を否認している。
逮捕容疑は10月28日午前5時半ごろ、自宅マンションの洋式トイレで男児を出産し、そのまま放置して殺害したとしている。司法解剖の結果、死因は溺死だった。
同署によると、男児の身長などから妊娠7カ月程度だったとみられる。約15分後に女の知人から119番があり、搬送先で男児の死亡が確認された。女も入院したため同署は任意で事情を聴き、回復を待って逮捕した。