日本で初めて設立された大阪の手形交換所が業務を終了し、およそ140年の歴史に幕を下ろしました。
大阪手形交換所は1879年に実業家の渋沢栄一らの呼びかけで、日本で初めての手形交換所として誕生。
手形や小切手は、現金に代わる企業同士の決済の手段で、交換所では毎朝、金融機関から派遣された担当者らおよそ100人が集まり、手形をやり取りするなど業務を行ってきました。
しかし、近年は利用が減少し電子化も進んだため、きょう最後の業務となりました。
大阪銀行協会 高島誠会長「2026年度までの全面的な電子化に向けて、電子記録債権やインターネットバンクの利用を推進するなど、引き続き皆さまと連携して参りたい」
交換業務はあさってから、全国銀行協会が新設した電子交換所に移行します。