NHK党の浜田聡政調会長は6日の参院議院運営委員会理事懇談会で、海外に滞在している同党のガーシー(本名・東谷義和)議員について、臨時国会に出席しないことを伝えた。
石井準一議運委員長は6日、ガーシー氏がアラブ首長国連邦(UAE)のドバイにいることは「確認できている」と記者団に説明。「帰国して登院する意思があるのかどうか、節目節目で浜田氏に確認したい」と述べ、丁寧に対応する考えを強調した。
国会法は、議員が召集日に登院するよう定めている。正当な理由なく、7日以内に登院せず、さらに議長が促しても従わない場合、戒告から除名まで4段階の懲罰を審議する懲罰委員会に付すとしている。
除名する場合、本会議で出席議員の3分の2以上の同意が必要となるが、石井氏は「議員の肩書を剥奪(はくだつ)するのはよほどのことだ」と語り、慎重な姿勢を示した。