妻とみられる遺体を半年余り自宅で放置したとして、大阪府警羽曳野署は6日、藤井寺市、貸家業の男(77)を死体遺棄容疑で逮捕したと発表した。
逮捕は5日。男は「体調を崩して亡くなったが、好きで離れたくなかった」と容疑を認めているという。
発表では、男は今年2月下旬、自宅で同居する妻(当時71歳)とみられる女性が死亡しているのを確認したが、そのまま放置した疑い。
5日昼、男から「腰が痛い」と119番があり、駆けつけた救急隊員が布団と顔に白い布がかけられた遺体を確認し、通報した。遺体は一部がミイラ化し、司法解剖の結果、死因は飢餓と低体温症とみられる。