大阪府茨木市で自転車が燃やされた放火事件で、府警は7日、逮捕した同市に住む中学生の少年(15)について、6月以降に市内で発生した放火事件など計8件の犯行を裏付け、現住建造物等放火、殺人未遂などの容疑で再逮捕、追送検したと発表した。
少年は「学校や両親のことでイライラし、放火すると気持ちがすっきりした」と供述しているという。
発表によると、少年は8月27日夜、茨木市宿川原町の住宅に火を付けて計2棟を半焼させるなどし、家にいた男性らを殺害しようとした疑い。男性らは逃げて無事だった。少年は「別に人が死んでもいいと思った」と容疑を認めている。
防犯カメラ捜査などで、市内のマンション駐輪場やゴミ置き場で発生した不審火への関与が浮上。一連の放火事件の被害額は計約6040万円だった。