兵庫県明石市の泉房穂市長が8日、市立小学校の式典で同席した市議2人に「次の選挙で落としたる」などと発言したことがわかった。
2人が所属する会派が6日、市長に対する問責決議案を議会運営委員会に提出していた。泉市長は読売新聞の取材に対し「発言は不適切で撤回する。2人には謝罪した」と述べた。
2人は榎本和夫・市議会議長(自民党系会派)と、飯田伸子市議(公明党)。市長が2月に企業の税情報を無断でツイッターに投稿したことなどを巡り、同市議会の4会派は今月6日、議運に問責決議案を提出。同案は12日に本会議に提案され、採決される。
泉市長と市議2人によると、泉市長は式典会場で隣に座った榎本議長に「問責なんか出しやがって。ふざけとるんか。次の選挙で落としたる」と発言。会場にいた飯田市議にも「(決議案に)賛成したら許さんからな」と告げたという。