大分県土木建築部の50代男性職員(課長補佐級)が、大分市で開かれた障害者グループホームの開設を巡る地元説明会で、差別的な発言をしたり、障害者を中傷する文書を配布したりしていたことが県などへの取材で判明した。県人事課は「公務員倫理や人権に関する研修をして再発防止に取り組む」としている。
体罰で顧問外された中学教諭がまた体罰 県などによると、男性は2022年1月の説明会で住民の一人として参加。出席者に障害者のグループホームで起こるトラブル例として「大声や奇声、独り言がうるさい」などと記した文書を配布した。さらに「考えられる全てのトラブルに対して、具体的に何をやるかというのを書面で交わしたい」などと発言したという。

グループホームの運営事業者が3月に県に相談。男性の上司は4月、「公務員の言動としてふさわしくない」などとして注意した。男性は「差別の意図はなかった。疑念を抱かせてしまって反省している」と話し、6月に事業者に謝罪したという。 運営事業者の代表理事は「差別や偏見以前の問題で、日ごろ考えていることを行動や発言したのではないか。今後の対応を見てこれからどうするかを判断したい」などと話した。【津島史人】
県などによると、男性は2022年1月の説明会で住民の一人として参加。出席者に障害者のグループホームで起こるトラブル例として「大声や奇声、独り言がうるさい」などと記した文書を配布した。さらに「考えられる全てのトラブルに対して、具体的に何をやるかというのを書面で交わしたい」などと発言したという。
グループホームの運営事業者が3月に県に相談。男性の上司は4月、「公務員の言動としてふさわしくない」などとして注意した。男性は「差別の意図はなかった。疑念を抱かせてしまって反省している」と話し、6月に事業者に謝罪したという。
運営事業者の代表理事は「差別や偏見以前の問題で、日ごろ考えていることを行動や発言したのではないか。今後の対応を見てこれからどうするかを判断したい」などと話した。【津島史人】