消費者庁は30日、各地の消費生活センターなどに寄せられた世界平和統一家庭連合(旧統一教会)に関する相談の件数を公表した。2012年度以降、今年9月までに計1165件あった。同庁が個別の団体の相談情報を公表するのは異例。河野太郎消費者担当相は30日の記者会見で「過去の情報が被害防止対策の検討に資するという基準に照らし、公益性があると判断して公開した」と述べた。
消費者庁によると、9月28日までにシステムに登録された相談のうち、事業者情報に「世界平和統一家庭連合」「世界基督教統一神霊協会」「統一教会」と記載されているものを集計した。