TBS系「サンデー・ジャポン」(日曜・午前9時54分)は25日、旧統一教会を巡る問題を特集した。22日に同教会が3回目の会見を開き、信者による過度な献金にならない改革案を発表したことを報じた。
番組に出演したジャーナリストの鈴木エイト氏は「解散命令を避けたい、宗教法人として問題改革に取り組んでいるアピールにすぎない」と言い切った。献金については韓国の教団上層部から1家庭あたり183万円の献金指令が出ているとし、「ノルマが出ているのに今回、ああいうこと(過度な献金にならない)言ってる。末端の信者たちは拒否できる、拒否してほしい」と訴えた。
コメンテーターの杉村太蔵は献金の上限額を決めるべきだとし、信者が約10万人のうち被害相談が約1000人という数字をもとに持論を展開。「もっと被害相談件数が多いと思ったら、彼らの中には本気で世界平和になると思って、それが自己実現になると思っている。僕としては家内、母が宗教にのめりこんだら、すごく辛いですよ。じゃあそれを止めれるかといったら個人の尊厳があるから」と話した。同じコメンテーターのデーブ・スペクター氏は「どうにかして脱会させようとする、実態を知っていれば」と議論が白熱。
MCの太田光は「デーブさんも(過度な献金をした信者を)救いたいと思っているわけですよね。難しいのは統一教会側も救いたい。救うと救うがぶつかっちゃっているところだと思う」と言い切った。