日本マクドナルドは26日、店頭メニューの約6割にあたる商品を30日から値上げすると発表した。「ハンバーガー」「マックフライポテト」などの主力商品が含まれ、ネットに衝撃が広がっている。
同社のHPによると、値上げの理由は「昨今の原材料価格の高騰や、人件費、物流費、エネルギーコストなどの上昇、および急激な為替変動の影響」。一例として、ハンバーガーは、130円から150円、マックフライポテトはSサイズ150円が160円、セットメニューのひるまック(ダブルチーズバーガー・てりやきチキンフィレオ)が550円から570円に値上げとなる。プレミアムローストコーヒーやチキンマックナゲットなどは、価格の変更はないという。
同社は今年3月にもハンバーガーなど一部の商品を10円~20円値上げしていた。宅配サービス「マックデリバリー」や、本格カフェコーヒーやスイーツを提供する「McCaf by Barista」でも価格を改定する。
老若男女に親しまれるマクドナルドの値上げは反響を呼び、SNSには、「ハンバーガーも150円に値上げ。以前は100円で食べれた時期もあったのにね ホント気軽に外食もできなくなるわ」「息子がよく行きたがるから、値上げは痛いなぁ」「もう高級品や…気軽には食べられない…」「ハンバーガー100円なんて昔の話。物価上昇が目に見えてやってきた感じ」といった悲鳴が相次いだ。
一方、情勢から値上げに理解を示す声も寄せられ、「そんなに騒ぐほどの値上げじゃない」「海外から原材料仕入れてるから円安が進めば進むほどコスト上がるよなそりゃ」「まあ仕方ないよね。ビッグマック価格はタイより安いらしいし」といった声も散見された。
そんななか、値上げラッシュでも給料が上がらないことを嘆く人もおり、「他にも今年2回目の値上げは多い。皆の給料、今年になって2回上がった?給料は据え置きで、物価と社会負担がどんどん上がって、生活はどんどん苦しくなるばかりだよね」「値上げに反対するより給料が四半世紀も上がらない(むしろ下がってる)ことに声を上げよう!」といった投稿があった。