富士急ハイランド(山梨県富士吉田市)は31日、アトラクション「ハロルドのスカイパトロール」がドアを開けたまま運行したと発表した。ドアが開いたままのゴンドラには親子2人が乗っていたが、けがはなかった。ハイランドでは昨年、ジェットコースター「ド・ドドンパ」の乗客の骨折が判明したり、大観覧車が扉を開けたまま1周したりするなどアトラクションを巡るトラブルが相次いでいる。
過去にも…富士急ハイランドで観覧車のドア閉め忘れ ハロルドのスカイパトロールは、ヘリコプター型のキャラクターを模したゴンドラが7メートルの高さまで上昇し旋回するアトラクション。31日午前11時10分ごろ、母親と未就学の男児が乗っていたゴンドラが扉が開いたまま、上昇し、50秒程度旋回した。地上で親子の様子を見守っていた家族が扉が開いていることを通報。係員が運行停止ボタンを押し、降下させた。当時、別のゴンドラには計4組11人が搭乗していたが、いずれもけがはなかった。

ハイランドによると、乗客の搭乗時は、ベルトとドアが閉まっているかを確認するが、直前に搭乗をやめる乗客がいたこともあり、係員が安全確認を失念した、としている。搭乗完了後、係員は管理室で運行に異常がないか機器を確認するため、目視で気づけなかったという。扉が開いていることを伝えるアラームや通知機能はなかった。 同社の担当者は、「昨年に引き続き、利用客にご迷惑とご心配をかけて申し訳ない」と謝罪。安全にかかわる設備点検や営業マニュアルの再確認が取れるまで、アトラクションの営業を休止する。【渡辺薫】
ハロルドのスカイパトロールは、ヘリコプター型のキャラクターを模したゴンドラが7メートルの高さまで上昇し旋回するアトラクション。31日午前11時10分ごろ、母親と未就学の男児が乗っていたゴンドラが扉が開いたまま、上昇し、50秒程度旋回した。地上で親子の様子を見守っていた家族が扉が開いていることを通報。係員が運行停止ボタンを押し、降下させた。当時、別のゴンドラには計4組11人が搭乗していたが、いずれもけがはなかった。
ハイランドによると、乗客の搭乗時は、ベルトとドアが閉まっているかを確認するが、直前に搭乗をやめる乗客がいたこともあり、係員が安全確認を失念した、としている。搭乗完了後、係員は管理室で運行に異常がないか機器を確認するため、目視で気づけなかったという。扉が開いていることを伝えるアラームや通知機能はなかった。
同社の担当者は、「昨年に引き続き、利用客にご迷惑とご心配をかけて申し訳ない」と謝罪。安全にかかわる設備点検や営業マニュアルの再確認が取れるまで、アトラクションの営業を休止する。【渡辺薫】