「政治家としての僕の役目は『必殺仕事人』になることです。要は、法の外では裁けない悪党を倒していく悪党になりたいんです。僕は岡田以蔵として裏でバッサバッサ切っていき、若い人間に政治の中枢を担ってもらう。30代前半の人らで閣僚を固め、40代の人が総理大臣になっていかないと、本当に日本は変わらないと思います」
ZOOM越しに語るのは、暴露系YouTuber「ガーシー」として知られる東谷義和氏(50歳)。8月には初の著書『死なばもろとも』を上梓した。さきの参議院選挙で28万7千弱の票を獲得して当選した国会議員だが、8月3日の第209回臨時国会では欠席をするという異例の行動を取った。
東谷氏(本人提供)
「国会に来ないとは、やる気があるのか」「ユーチューバーが政治家になってどうするのか」など、東谷氏に厳しい目を向ける人も多い。はたして「ガーシー」は何のために国会議員になったのか。ドバイとZOOMを繋いで、真意をきいた。「まず重要だと考えているのは、若者にもっと選挙に参加してもらうことです。そのためには、電子投票を導入する必要があります。スマホで投票できるようにしないと、今の子たちは参加しないでしょ。電子投票が当たり前になり若者が投票するようになれば、組織票の力も弱められて、固い地盤を持つ二世、三世議員が落選するようになる。選挙以外も、古いシステムはどんどん変えていったらいいんですよ。国会だって基本的にリモートでいいでしょ。実は自分は糖尿病の持病があって、新型コロナの重症化リスクも高いんです。感染リスクを考えたら、国会に集まる必要なんてないと思います」自民党に対抗しないと意味がない東谷氏が「暴露系YouTuber」デビューしたのは、今年2月のことだった。それまでは芸能人に女性をあてがう「アテンダー」を生業にしており、政治とは無縁の人生だった。しかし今、「政治家の名前なんて、ほとんど知りませんでした」という東谷氏は国会議員の地位にある。有権者からの「ガーシーなら何かを変えてくれる」という期待を背負っている。 「真っ先にやりたいのは、若手議員を集めて自民党に対抗することです。現状でも、30代の若手たちで集まって勉強会や政策提言をしている議員もいますが、自民党がノーを出したら何も通らない。それなら参政党やれいわ新選組、維新など野党の議員だけで結集するしかありません。多数決が基本の日本では、人数を集めないと何を考えても絵空事になってしまいますから。あとは、若者にわかりやすく政治のことを教える機会も必要だと思います。参政党の神谷宗幣さんみたいな人が政治について話してくれたら、もっと政治に興味を持つ子は増えてくるでしょ。山本太郎さんも、少子化対策とか消費税廃止を訴えていますが、若い子からしたら理解できていないでしょ。そもそも税金がどこに使われているか知らない子たちのために、トーク力や発信力がある人が説明していく場を増やしていくべきです」裏で財界人と会って密談する「岸田」東谷氏が言うように、「政治を変えたい」という人の大きな壁となっているのは自民党の存在だ。議席数でも、組織力でも、さらに長い伝統の点でも自民党に勝つことが難しい。だからこそ東谷氏は、まずは自民党の中枢である岸田文雄総理に対して刃を向ける。東谷氏はこれまで岸田総理と芸能事務所トライストーン社長・山本又一朗氏の交流を暴露し、岸田派の木原誠二官房副長官と楽天の三木谷浩史社長のパーティーを暴いている。 「岸田には、三木谷や山本となにをコソコソしているんだと言いたいです。総理大臣が裏で財界人と会って、密談はダメでしょ。その腹心の木原も三木谷と一緒で、女の遊び方がひどい。女好きならそう公言したらいいのに。そっちの方がおもろいやんとなります。裏で隠れてするから、おかしくなるんです。この先、木原が辞めたら、岸田も辞職する必要が出てくると思います。おかしなことする人間を官房副長官に置いた任命責任がありますから」時の総理大臣を呼び捨てにする「口撃」する国会議員が、これまでにいただろうか。異色の政治家、ガーシーの今後の動向にますます注目が集まる。『菅義偉、小泉進次郎、トランプ…ガーシーが明かす「味方にしたい政治家」』に続く。
「国会に来ないとは、やる気があるのか」「ユーチューバーが政治家になってどうするのか」など、東谷氏に厳しい目を向ける人も多い。はたして「ガーシー」は何のために国会議員になったのか。ドバイとZOOMを繋いで、真意をきいた。
「まず重要だと考えているのは、若者にもっと選挙に参加してもらうことです。そのためには、電子投票を導入する必要があります。スマホで投票できるようにしないと、今の子たちは参加しないでしょ。電子投票が当たり前になり若者が投票するようになれば、組織票の力も弱められて、固い地盤を持つ二世、三世議員が落選するようになる。
選挙以外も、古いシステムはどんどん変えていったらいいんですよ。国会だって基本的にリモートでいいでしょ。実は自分は糖尿病の持病があって、新型コロナの重症化リスクも高いんです。感染リスクを考えたら、国会に集まる必要なんてないと思います」
東谷氏が「暴露系YouTuber」デビューしたのは、今年2月のことだった。それまでは芸能人に女性をあてがう「アテンダー」を生業にしており、政治とは無縁の人生だった。
しかし今、「政治家の名前なんて、ほとんど知りませんでした」という東谷氏は国会議員の地位にある。有権者からの「ガーシーなら何かを変えてくれる」という期待を背負っている。
「真っ先にやりたいのは、若手議員を集めて自民党に対抗することです。現状でも、30代の若手たちで集まって勉強会や政策提言をしている議員もいますが、自民党がノーを出したら何も通らない。それなら参政党やれいわ新選組、維新など野党の議員だけで結集するしかありません。多数決が基本の日本では、人数を集めないと何を考えても絵空事になってしまいますから。あとは、若者にわかりやすく政治のことを教える機会も必要だと思います。参政党の神谷宗幣さんみたいな人が政治について話してくれたら、もっと政治に興味を持つ子は増えてくるでしょ。山本太郎さんも、少子化対策とか消費税廃止を訴えていますが、若い子からしたら理解できていないでしょ。そもそも税金がどこに使われているか知らない子たちのために、トーク力や発信力がある人が説明していく場を増やしていくべきです」裏で財界人と会って密談する「岸田」東谷氏が言うように、「政治を変えたい」という人の大きな壁となっているのは自民党の存在だ。議席数でも、組織力でも、さらに長い伝統の点でも自民党に勝つことが難しい。だからこそ東谷氏は、まずは自民党の中枢である岸田文雄総理に対して刃を向ける。東谷氏はこれまで岸田総理と芸能事務所トライストーン社長・山本又一朗氏の交流を暴露し、岸田派の木原誠二官房副長官と楽天の三木谷浩史社長のパーティーを暴いている。 「岸田には、三木谷や山本となにをコソコソしているんだと言いたいです。総理大臣が裏で財界人と会って、密談はダメでしょ。その腹心の木原も三木谷と一緒で、女の遊び方がひどい。女好きならそう公言したらいいのに。そっちの方がおもろいやんとなります。裏で隠れてするから、おかしくなるんです。この先、木原が辞めたら、岸田も辞職する必要が出てくると思います。おかしなことする人間を官房副長官に置いた任命責任がありますから」時の総理大臣を呼び捨てにする「口撃」する国会議員が、これまでにいただろうか。異色の政治家、ガーシーの今後の動向にますます注目が集まる。『菅義偉、小泉進次郎、トランプ…ガーシーが明かす「味方にしたい政治家」』に続く。
「真っ先にやりたいのは、若手議員を集めて自民党に対抗することです。現状でも、30代の若手たちで集まって勉強会や政策提言をしている議員もいますが、自民党がノーを出したら何も通らない。それなら参政党やれいわ新選組、維新など野党の議員だけで結集するしかありません。多数決が基本の日本では、人数を集めないと何を考えても絵空事になってしまいますから。
あとは、若者にわかりやすく政治のことを教える機会も必要だと思います。参政党の神谷宗幣さんみたいな人が政治について話してくれたら、もっと政治に興味を持つ子は増えてくるでしょ。
山本太郎さんも、少子化対策とか消費税廃止を訴えていますが、若い子からしたら理解できていないでしょ。そもそも税金がどこに使われているか知らない子たちのために、トーク力や発信力がある人が説明していく場を増やしていくべきです」
東谷氏が言うように、「政治を変えたい」という人の大きな壁となっているのは自民党の存在だ。議席数でも、組織力でも、さらに長い伝統の点でも自民党に勝つことが難しい。
だからこそ東谷氏は、まずは自民党の中枢である岸田文雄総理に対して刃を向ける。東谷氏はこれまで岸田総理と芸能事務所トライストーン社長・山本又一朗氏の交流を暴露し、岸田派の木原誠二官房副長官と楽天の三木谷浩史社長のパーティーを暴いている。
「岸田には、三木谷や山本となにをコソコソしているんだと言いたいです。総理大臣が裏で財界人と会って、密談はダメでしょ。その腹心の木原も三木谷と一緒で、女の遊び方がひどい。女好きならそう公言したらいいのに。そっちの方がおもろいやんとなります。裏で隠れてするから、おかしくなるんです。この先、木原が辞めたら、岸田も辞職する必要が出てくると思います。おかしなことする人間を官房副長官に置いた任命責任がありますから」時の総理大臣を呼び捨てにする「口撃」する国会議員が、これまでにいただろうか。異色の政治家、ガーシーの今後の動向にますます注目が集まる。『菅義偉、小泉進次郎、トランプ…ガーシーが明かす「味方にしたい政治家」』に続く。
「岸田には、三木谷や山本となにをコソコソしているんだと言いたいです。総理大臣が裏で財界人と会って、密談はダメでしょ。その腹心の木原も三木谷と一緒で、女の遊び方がひどい。女好きならそう公言したらいいのに。そっちの方がおもろいやんとなります。
裏で隠れてするから、おかしくなるんです。この先、木原が辞めたら、岸田も辞職する必要が出てくると思います。おかしなことする人間を官房副長官に置いた任命責任がありますから」
時の総理大臣を呼び捨てにする「口撃」する国会議員が、これまでにいただろうか。異色の政治家、ガーシーの今後の動向にますます注目が集まる。
『菅義偉、小泉進次郎、トランプ…ガーシーが明かす「味方にしたい政治家」』に続く。