9月27日、大阪・ミナミの繁華街にある、アートギャラリーに現れた3人組。
先頭を歩く人物は白い仮面をかぶり、顔を隠している。
さらに、ハンマーのような工具を持ち、後ろにいる仲間たちは手袋をはめ、バッグを持っている。
そして、3人組がショーケースに近づいた次の瞬間、ショーケースをハンマーのようなものでたたき割ろうとする、仮面の人物。
中には、ロレックスなど、あわせて3,000万円相当の高級腕時計が入っていた。
店にいた従業員は、突然の覆面グループによる襲撃に、恐怖のあまり、のけぞっている。
この時、「動くな」と脅されたという。
しかし、ショーケースを何度もたたくが、強化ガラスだったため、なかなか割れない。
すると、盗みをすぐに諦めた3人組は、足早に店をあとにしていった。
仮面の集団が店に入って、わずか15秒のことだった。
そして帰り際、「また来るわ」という言葉を残していった。
従業員は、ぼうぜんとした状態で、逃走する3人組を見つめていた。
襲撃された店の従業員は、恐怖の体験を振り返る。
目撃した従業員「(仮面の人物を)一瞬見た時は、こんなお客さんはいないはずだと思いました。すごく怖かったので、何もできなかった」
警察は被害届を受理し、強盗未遂事件として、逃げた3人の行方を追っている。