新型コロナの影響で売り上げが下がった企業に融資する制度で不正があったとして、中日信用金庫に、業務改善命令が出されました。 業務改善命令が出されたのは、名古屋市北区に本店を置く中日信金です。
東海財務局によりますと、中日信金は、新型コロナの影響で打撃を受けた企業などに実質無利子・無担保で融資する「ゼロゼロ融資」の制度で、申請条件に合わせるために企業の売上高を実際より少なく書き換えていました。
中日信金によりますと「ゼロゼロ融資」の取り扱い3735件のうち、79件で不正があったということです。
中日信金は「コロナ危機に直面した企業に対し迅速な対応をとるためだった」などと説明しています。