盗撮目的で、自らが勤務する小学校の女性トイレに侵入したとして逮捕された石川県津幡町の男性教諭に対し、県教育委員会はきのう(=18日)付で懲戒免職の処分としました。

懲戒免職処分となったのは津幡町条南小学校の田中幹浩教諭31歳です。

警察と県教育員会によりますと、田中教諭は去年11月、担任を務める6年生の授業中に盗撮目的で校内の女性トイレに侵入し、個室に小型カメラ2台を設置した建造物侵入の疑いで逮捕されました。田中教諭は先月2日に釈放され、現在は検察が任意で捜査しています。

県教育員会は「信用を失墜する行為で奉仕者にふさわしくない非行」として、田中教諭をきのう付で懲戒免職処分としました。また、管理監督を怠るなどの義務違反があったとして、57歳の校長を戒告処分としました。

去年11月から3か月続けて教職員が懲戒免職処分となったことなどを受け、県教育委員会の徳田博教育長は、「極めて遺憾、服務規律全般について厳しく指導し再発防止に努める」とコメントしています。