取得していない育児休業の給付金をだまし取ったとして、大阪府警浪速署などは15日、詐欺容疑で、堺市南区鴨谷台、会社役員、和久晶幸容疑者(34)ら男3人を逮捕したと発表した。

 ほかに逮捕されたのは、京都市西京区大原野西境谷町、会社役員、津田悠紀容疑者(31)と、大阪市西成区千本南、事務員、東田恭典容疑者(42)。同署は3人の認否を明らかにしていない。

 逮捕容疑は、3人は共謀して平成28年8~12月、津田容疑者が経営する大阪市大正区の介護福祉関連会社で、和久容疑者が育児休業を取得したように偽装して、現金計約158万円を詐取したとしている。

 同署によると、和久容疑者は実際にはこの会社で働いていなかった。当時、社会保険労務士だった東田容疑者が、虚偽の育児休業給付金の申請書を大阪西公共職業安定所に提出していたという。