香川県善通寺市の病院で女の子の体を撮影したなどとして、
高松地方裁判所で懲役2年6カ月の判決を受けた元医師の控訴審です。
高松高等裁判所は、一審判決を破棄し、懲役2年2カ月に減刑する判決を言い渡しました。

強制わいせつと、児童買春・ポルノ禁止法違反の罪で判決を受けたのは、
善通寺市の「四国こどもとおとなの医療センター」の元小児科医、井川雅崇被告(32)です。

井川被告は、2015年3月から去年7月にかけて、善通寺市の病院などで診察した
女の子11人の体をなめたり、裸を撮影したりしたとして、
強制わいせつと児童買春・ポルノ禁止法違反の罪に問われました。

井川被告は今年1月、高松地裁で懲役2年6カ月の判決を受けましたが、
執行猶予付きの判決を求めて控訴していました。

7日の控訴審判決で、高松高裁の半田靖史裁判長は、一審判決後、
被害者への弁償や性犯罪防止プログラムに取り組んだとして、懲役2年2カ月に減刑しました。