警察を装って「ただで抱かせろ」と持ちかけて少女にわいせつな行為をしたとして、警視庁少年育成課は児童福祉法違反(自己淫行)容疑で、東京都新宿区上落合の会社員、松下八土史(かずとし)容疑者(28)を逮捕した。容疑を認め、「金がもったいなかった」と話している。

 逮捕容疑は昨年1月30日、同区歌舞伎町のホテルで、当時17歳で高校2年の女子生徒に新宿署の警察官を名乗りながら手作りの偽の警察手帳を提示し、「援助交際を見逃す代わりに、毎月ただで抱かせてもらう」などと話してわいせつな行為をしたとしている。

 同課によると手作りの警察手帳は、インターネットで買った偽の警察のエンブレムを定期券入れに貼ったもの。少女は「親に援助交際が見つかると思い、男の言うとおりにした」と話している。

 2人は出会いアプリで知り合っていた。松下容疑者の連絡がしつこかったため、少女が警視庁の相談窓口に通報し発覚した。