プロ野球の試合の勝ち負けで客に1口1万円の賭博をさせたとして、
志免町の27歳の男が賭博開帳図利の疑いで逮捕され、警察は、賭博で得た利益の一部が
暴力団に流れた疑いがあるとみて調べています。

逮捕されたのは、志免町別府東の無職、椿陽介容疑者(27)です。
警察の調べによりますと、椿容疑者は、ことし4月までのおよそ1年間に、
プロ野球の試合で、数人の客に1口1万円で勝ち負けを予想する賭博をさせたとして、
賭博開帳図利の疑いが持たれています。

数百万円負けた客が警察に相談して発覚したということです。

警察は容疑を認めているかどうか明らかにしていません。
警察によりますと、椿容疑者は、一緒に逮捕された28歳の会社員の男に依頼して客を集め、
携帯電話のメールで賭博の申し込みを受けていて、勝った客には、
福岡市内のコンビニエンスストアなどで、封筒に入れた現金を、直接、手渡していたということです。

賭けが行われたのは、確認できているだけでおよそ100試合、賭け金はあわせて
およそ4000万円に上り、1人の客が1試合に150万円を賭けることもあったということです。

警察は、賭博で得た利益の一部が暴力団に流れた疑いがあるとみて調べています。