岩手県は11日、県南広域振興局・保健福祉環境部の黒沢嘉宣・主事(34)が飲酒運転を繰り返して免許を取り消されたことを県に報告せず、無免許
で公用車を運転していたと発表した。「県職員であることが発覚すると問題が大きくなる」と、2度とも職業を農業と偽ってい
た。県にも報告せず、その後も無免許で公用車を数回運転していた。今年6月、酔っぱらって飲食店の置物を壊したとして、器物損壊の現行犯で県警に逮捕されて発覚した。
岩手県は06年10月から飲酒運転を原則として懲戒免職処分としており、人事課は「適正かつ厳格に処分したい」としている。